ダンジョン飯 第2話「ローストバジリスク／オムレツ／かき揚げ」マルシル空回りとチルチャックのプロ意識

©九井諒子・KADOKAWA刊／「ダンジョン飯」製作委員会

バジリスクに追われて転んだり、ロープから落ちたりとマルシルがどんくさい。
まあ魔法使いだから体力仕事は苦手なのかな。
どうやら本人も気にしているらしく、必死にアピールを試みるが相手にされず。
マルシルの出番がここじゃないってだけなんですが、本人焦ってますね。

挙げ句チルチャックの「虚勢張って体壊したら余計に足手まとい」という言葉にガーンとショックを受けちゃいます。
そんなキツく言ったつもりは無いんでしょうが、気に病むマルシルにクリティカルヒットしちゃったと。
そして無謀にも一人で、空飛ぶ大コウモリを使ったマンドレイク採取を試みて…見事に自爆。
幸い死にはしなかったですが、パーになったマルシルはヒロインがしちゃいけない顔してましたね。

何も力になれないのは寂しい。

彼女のホンネは可愛かったのですが、正気に戻っても慰めてもらおうとする。
繊細かと思わせて結構図太いのが面白い。
誰も言わなかったけれど、マルシルはダンジョン飯のリアクション要員として貴重だと思います。

後半はチルチャックのプロ意識VSセンシの料理人魂の激突。
罠解除の邪魔をするなと言ったのに、センシがことごとく邪魔をする。
何か突然サイコパスになったのかと思ってしまった。

挙げ句罠で料理を作ると言うんだからチルチャックも空いた口が塞がらない。
何で俺がと思いつつ、センシの指示に従ってしまうチルチャック。
まあ美味しい料理のためと言われれば誰も文句は言えないか。
協力して美味しい料理を作った事でチルチャックもデレると。

正直マンドレイクとコウモリはどうかと思いますが、バジリスクは使い勝手が良いですね。
本体は…いや尻尾の方はデカイ鶏ですし、卵もオムレツや天ぷらのつなぎと大活躍。
大きいと大味になりそうなものですが、とても美味しかった模様。

バジリスクは蛇が頭で鶏が尻尾。
マンドレイクは叫ばせると渋みが抜けて美味しい。
やはり作者は異世界帰りなんじゃないのか。

バジリスクに襲われた初心者パーティーにもエルフが居たのですが、可愛かったですね。
マルシルと違って癖っ毛で、泣き顔が何とも庇護欲をそそります。
再登場はあるんでしょうか。

©九井諒子・KADOKAWA刊／「ダンジョン飯」製作委員会