押井守さんと言えば「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」「攻殻機動隊」などを手掛けた押しも押されぬ名監督。
但し本人の芸術性が高過ぎるのか「凡人にはサッパリ意味が分からない」作品もあります。
そのためこの名前が発表された時思ったのが、
エンタメに寄せてくれ!
一般視聴者にも分かりやすいお話作りを願ったものです。
田舎のダイナーに怪しげな客、そして見た目もイマイチでやる気も無さそうなウェイトレス。
ここにやってくる黒服のクローンみたいな男が2人。
やや喧嘩腰な黒服と、ぶっきらぼうなウェイトレスの会話が続いたときは、
何かダメそう。
凡人には理解し難いマニアック劇が始まるかと思いました。
しかし会話が進んで何でこの状況になったかが分かってくると、何とか付いて行けましたね。
アンドレ・アンダーソンという追われている男が居て、彼がよく来るダイナーに殺し屋大集結。
但しルパン一味が誰も居ない…ゴルゴ13みたいな奴は居るけれど。
しかし黒服の1人が出した拳銃がワルサーP38!
あ、こいつルパンの変装だ。
そう思って一安心出来ました。
山分けなんてまっぴらごめん、そして始まる殺し屋たちの殺し合い。
某ブラックラグーンのイエローフラッグのごとく蜂の巣になるダイナー。
生き残ったのは当然黒服の2人、正体はルパンと次元だったと。
そして厨房の奥へ進むと縛り上げられたコックとウェイトレス。
まあ殺し屋大集合しているのに平気なウェイトレスなんて普通じゃありませんよね。
一足先に標的に向かったのは、ウェイトレスに変装していた不二子だったと。
アンドレのアパートに侵入した不二子ですが、相手は無気力。
追われることに疲れちゃったんでしょうか。
割とフレンドリーに話しているから不二子殺す気はないのかな。
そう思ったけれどおもむろにモーゼルを持ち出して銃口を向ける。
何か光の加減で金色に見える。
そして無抵抗のアンドレを無慈悲に銃撃する不二子。
事が終わって外へ出てくると、ルパンと次元がお出迎え。
出し抜こうとした訳じゃないと不二子が言ってますが、本当かな。
本日のお宝はヘミングウェイの小説。
昔「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」って話ありましたね。
この本自体希少価値があるのですが、実際はCIAのコードブックだったのがミソ。
素直にルパンに渡すところを見ると、不二子独り占めするつもりは無かった様ですね。
CIAに高値で売りつけるってどうやるんだろう。
そう思ったのですが、とりあえずは食事をすると。
ウェイトレス不二子の出したサンドイッチにダメ出しするルパンと次元。
私の料理がそんなに気に入らなかった訳?
あれ不二子が作ったのか、そして料理下手だったのか。
万能のスーパーウーマンと思ったら、意外な欠点がありましたね。
この時銃口を向け合うのですが、不二子のモーゼルやはり金色だった。
マルシン工業の金属モデルガンを思い出しましたね。
次回はルパン三世 PART6 第5話 『帝都は泥棒の夢を見る 前編』です。
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