誰と誰がキスするのか、気になっちゃうところ。
バリ美味いって方言ダジャレ?
九州人限定でVeryなのかアイゴなのか混乱しそう。
知らない魚が毒持ちだった。
素人が釣りに尻込みをする理由ってこれじゃないでしょうか、私はそうです。
狙っていない魚を釣って、外そうとしてアイタ→毒に悶絶したらどうしよう。
陽渚も夏海が居なかったら危なかった。
あと魚の名前が正式名と通称と地域での呼び名、加えて出世魚もあるよと多いのも困りもの。
昔「美味しんぼ」でアラ違いでさあ大変!というネタが有りましたね。
アラ(内蔵)かと思ったらアラ(魚の名前)だったという。
バリ正式名アイゴの見解が夏海と部長で真っ二つ。
夏海は毒持ってる上に臭いと言い、対照的に部長は美味いと絶賛。
この臭いってのがどんな匂いか気になりました。
魚臭いとか言われたら、魚だって困っちゃいますし。
ネットで調べた所「小便臭い」みたいです。
更に調べると「バリ」という言葉自体が「尿」を意味する様で。
ここで大野がやってきて、アイゴ論争に終止符。
新鮮なアイゴをきちんと処理すれば刺し身でも美味い。
部長よりも発言に信頼のある大野流石です。
まあ陽渚は大野以外誰も信頼してなさそうなんですが。
ここまでバリの話ばかりでしたが、サブタイトルにもあるように今回の主役はキス。
自分が釣ってきたバリと一緒に出された貰い物のキスの天ぷらに、
陽渚感動。
ほぼイキかけてますね。
そして自分でも釣ってみたいと思っちゃうと。
この時の陽渚はすっかり「釣り名人」気取りで簡単に釣れるだろうと思ってますね。
陽渚青ざめる。
意気揚々とキス釣りを提案する陽渚ですが、他の部員は何故か及び腰。
そんなに難しい魚なのかな?→実は陽渚を気遣っての事だった。
キス釣りの餌は青虫(アオイソメ)、つまりミミズみたいな生き餌を針に付けなきゃなりません。
おっかなびっくりでも魚に慣れつつある陽渚でしたが、
こっちは完全にダメ。
フナムシと仲良く慣れる日は…永遠に来なさそうです。
いちおう青虫にも疑似餌はある、良かったじゃん陽渚。
ところが疑似餌にもビビりまくり。
それプラスチックorゴムじゃん。
陽渚の虫嫌いは大野の水嫌いといい勝負かもしれない。
浜辺でキャッキャウフフする女子高生って良いよね。
キス釣りに来たのド忘れしちゃってますが、可愛いのでこのままで良い気がする。
ひとり海に近づかない大野が突っ込みましたが。
因みに彼女って真夏でもブーツ着用、直ぐに靴脱いで裸足になる部長とは大違い。
何か理由があるんだろうか。
いざキス釣りの準備にかかるのですが陽渚、
視界に青虫が入るのもダメ。
猛ダッシュで逃げていく。
ここまで来るとトラウマレベル、克服するのは容易じゃないかも。
図らずも生き餌の3人と陽渚1人のグループに分かれた感じになってしまいます。
今回は部長も釣るぞ!
そして実践がてらキス釣りを陽渚にレクチャーしてくれます。
丁寧な説明だとは思いますが、長くて全部覚えられる気がしない。
しかも生き餌を嫌った陽渚が遠くに陣取っちゃうから間近で見られない。
加えて最後に「生き餌と疑似餌じゃ違うかも」とのたまうんだから困りもの。
言われた通りやっても釣れるかどうか分からない。
あと関係ありませんが、生足で釣りする部長が何とも色っぽい。
案の定、皆はバンバン釣れているのに陽渚は全く釣れません。
1人だけボウズって精神的にキツそうですね。
初心者が生き餌より難しい疑似餌で、しかもノウハウ無しでやってるんだから無理もないけど。
陽渚の目が死んでる!
見かねた夏海が教えに行こうとするのですが、部長がストップ。
陽渚の成長を促すために敢えて手を差し伸べない。
部長は人を育てる能力ありそうですね。
ただ聞きに来たら教えるとも言っている。
そのため夏海と大野は必死に陽渚に「聞きに来い~」って念を送っているのが微笑ましい。
でも陽渚には届かなかった模様。
根を詰めすぎて頑なになったり周りが見えなくなる人って居ますよね…私です。
結局日暮れまで一匹も釣れなかった陽渚。
途中でブチギレて、
釣れないくらいなら生き餌使ったらぁ!!
覚醒して青虫鷲掴みにするかと思ったんですが、そんな事もありませんでしたね。
暗黒面からの復活。
黒いオーラ背負ってメンタルどん底に落ちてしまった陽渚。
私にキス釣りは無理だったんだ…。
そのままていぼう部を辞めてしまいそうな勢いです。
ちょっと放置プレイは早かった、夏海と大野が目で訴えて、部長が助け舟。
明日は全員で疑似餌を使う、その前に使い方を調べておけ。
陽渚に仕事を与えてやる気を起こさせると。
時々忘れちゃいますが、陽渚スマホ持ってないんですよね。
釣れないんならグーグル先生に聞けばいい、は家に帰るまでお預けです。
パソコンで調べると当然色んな情報が出てくる。
生き餌と疑似餌の違い、疑似餌で釣る方法。
ノウハウ知ると実践したくてたまらない。
今スグ釣りに行きたい!
陽渚の釣る気が復活したところで次回、ラストだから前後編みたいな展開なんでしょうか。
生き餌と疑似餌。
自分でも調べてみたんですけれど、生き餌と疑似餌じゃ釣果が段違いなんですね。
見た動画だと10倍ぐらいの差がある、ボウズなんてのもザラ。
特に疑似餌だと小まめに動かして「生きている」様に見せる必要がある。
これだと釣り糸たらしてボーッとしていたり、置き竿と言って放置も出来ないって事です。
・バリはバリうまかぁと言う訳じゃない。
どうも西日本でのアイゴの呼称の様です。刺されたら40℃~60℃のお湯に浸せば痛みが緩和されますが冬季は肌寒くなっているの和らぐが鈍くなる模様、これは毒素に含まれるたんぱく質の不活性化で起こる現象ですね。
作中で語った通り匂いがきついので直ぐに内臓を取るのが一般的でショウガや柚子胡椒を使って匂い消しをするのも手段です、これスズキ目アイゴ科ですから美味しい訳で徳島や和歌山では珍重され”アイゴの皿ねぶり”と言う言葉がある程、要はアイゴを盛りつけた皿を舐める程美味いと言われてます。磯臭いのは海藻類を好んで食べる故で磯焼けの原因とも言われてます、まあ雑食性で汽水域にも進出するので注意しておきましょう。
・疑似餌
ルアーや餌木もその一種、大まかに言うと餌に似せた”マッチ・ザ・ベイト(マッチ・ザ・ハッチ)”とその真逆の方式があり真逆と言うのは自然界には存在しない形状や光や音で魚の興味を持たせて食わせる方式です。作中の様に市販されているモノもあれば欧米式毛鉤であるフライの様に自作出来るケースもあります。
>バリはバリうまかぁと言う訳じゃない。
そうなんですか!?昔聞いたことがあるような。
全国採用の会社の研修で「自分以外全員西日本出身」の寮に泊まったことがあります。
彼らは私の北海道弁にツッコムのですが、自身も思いっきり訛ってたんですね。
「バリうまかぁ」
なんて具合に。
>アイゴの皿ねぶり
フグを始めこういう難のある魚を食べられるノウハウを手に入れる、その過程が凄く気になります。
果たして何人が不味い思いをしたのか、或いは毒に苦しんだのかと。
こいさん
返信どうもです。
まあ北海道の訛りはスゴいし沖縄も中々……
食への探求心が成せる訳です、ただ日本人の魚介類の生食は縄文や弥生時代にはあったらしく魏志倭人伝にも記載される程で、フグの骨も貝塚から発見された事例も……
>まあ北海道の訛りはスゴいし沖縄も中々……
北海道の方言は日本各地の移住者のミックスですが、そんなに訛ってません。
ただ港町は「浜言葉」という強い訛りがあります。