今回は百鬼丸の過去がつまびらかとなりました。
やはり寿海が関わっていたんですね。
百鬼丸に義手義足を与え、文字を教えたのはやはり彼だった。
のっけからエグい。
戦争で敗れた兵士を捕まえては、拷問の挙句殺す。
殺された兵士に追いすがる妻さえも殺す。
強い領主みたいだけれど、やり方がえげつないですね。
この処刑をやらされていたのが在りし日の寿海。
こんなブラック企業もう嫌だ!!
とばかりに海へ身投げしたのですが死にきれず。
大陸(中国)の船に拾われて、アチラで義手義足の技術を体得。
以後医者兼義肢制作士みたいな事をしていたと。
神様のようなお方。
人々の尊敬を一身に集める寿海の傍らには弟子の姿がありました。
彼自身も寿海の義足に救われて、心から尊敬していたのです。
ところがある日、寿海が弟子の父を殺した連中の元仲間だと知ってしまう。
父の仇とばかりに寿海を殺そうとする要。
しかし寿海は「子供に義手を作るまで殺すのは待って欲しい」と言うのです。
これは「恩讐の彼方に」というお話を思い出しますね。
父の仇を追ってきたら、その相手は出家して一心不乱に岩を掘っていた。
険しい道に難儀した人々のためにトンネルを作ろうとしているんですね。
トンネルを掘り終えたら殺してもいい。
その条件を飲み、いつしか手伝うようになった息子。
月日が流れトンネルが貫通した時、既に復讐心は霧散していたというもの。
この弟子も復讐を忘れるのか?
そうは問屋が卸さなかった。
寿海を殺しこそしなかったものの、貰った義足を捨てて、杖突いて去っていく。
あなたに俺は救えない、これみよがしに見せつけるのです。
打ちひしがれる寿海の前に現れたのが捨てられた百鬼丸、
無残な姿になっても必死に生きようとする姿に、再び生きがいを見出すと。
寿海は百鬼丸を救いましたが、百鬼丸もまた寿海を救うことになりましたね。
このころ百鬼丸を捨てた両親の元に再び男の子が生まれます。
世継ぎじゃ!
母は多少未練があるようですが、父は百鬼丸を既に居ないもの扱い。
体を奪われた挙げ句捨てられた百鬼丸とは対象的に、何不自由なくすくすくと育っていきます。
どっちも剣の素質があるのが共通点でしょうか。
「ガンバの冒険」のノロイ?
そう思ったらカマイタチだから似てて当たり前か。
成長するにつれ化物に狙われる様になった百鬼丸に物の怪が目をつけだした。
寿海が剣の稽古をつけるとメキメキと上達し、化物を狩りまくる百鬼丸。
将にモンスターハンター状態。
私はまた間違ったのか!?
寿海は痛みを感じない為に容赦のない百鬼丸を危ぶんでいる。
殺人マシーンを育ててしまったのではと危惧しているんでしょうね。
ある化物を倒した時信じられないことが起こったと。
義足が取れ、生身の足が生えてきた!
あやかしに肉体を奪われたと理解した寿海、察し良すぎますね。
自重するどころか剣を仕込んだ特性の義手を与え、百鬼丸を旅に出すと。
その際捨てられた時に持っていたお守りを渡しています。
多分終盤のキーアイテムになるんでしょうね。
ただ感動の再会とはならんでしょう、生贄&ポイ捨てですからね。
ひでーじゃねーか!
回想が終わった、どうやら百鬼丸が身の上話していたという体みたいです。
・化け物をぶっ殺すととられた体が戻ってくる。
・昔誰かが化け物と取引でもしたんだろう。
どろろと琵琶丸も理解が早いです、そしてどろろの怒りは純粋ですね。
百鬼丸が取り戻したのはやはり神経の様で。
嬉しいのは分かるけれど焚火に突っ込むな。
せっかく戻った足がダメになるぞ。
・寿海
因みに前回のアニメ版では寿光(じゅこう)だったので“原作”に合わせたと……それにしても身投げしたら大陸(中国)に流れ着いてそこで義肢技術学んだって……科学的や歴史的検証は素人的に言っても荒唐無稽ですが原作じゃあ更に百鬼丸に全身麻酔も……まっそこら辺は手塚節の持ち味ですからツッコンダラ野暮、とは言え一話にて彼の行動を不自然に思ったがこんな過去があったとは、原作ではひっそりと住んでいて昔侍をしていたと言う触りはあったので今回はそれの補完と言う感もある。
>身投げしたら大陸(中国)に流れ着いてそこで義肢技術学んだって……
百鬼丸に負けず劣らず波乱万丈な人生送ってますね。
こいさん
返信どうもです。
波乱万丈過ぎも良い所ですな……