劇場版 機動戦士ガンダムNT(ナラティブ) 報われない物語と...作画。(※ネタバレ有)

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※プログラムは通常版(1,100円)です。

滑り込みで鑑賞。
劇場公開終了間際に見てきました。
なのでこのレビューを見て興味を持ってもらっても、やっているかは怪しいです。
当然ですが劇場限定プラモデル(ナラティヴ、フェネクス、シナンジュ・スタイン)は売り切れ。
プログラムは通常版(1,100円)と小冊子の付いた特別版(2,200円)があります。
あと入場時に記念品の絵葉書とトレーディングカードを貰いました。

舞台は「機動戦士ガンダムUC」から1年後のU.C.0097。
2年前に暴走事故を起こし行方不明になったユニコーンガンダム3号機「フェネクス」を巡るお話です。
フェネクスって…要するにフェニックス(不死鳥)の事ですよね。

当サイトは基本的にネタバレ前提ですが、劇場作品ということで敢えて警告を入れます。

※この先は「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」のネタバレが多数あります。
これから見る人や、メディア化してから新鮮な気持ちで見たい人は閲覧を止めてください。

強化人間の悲劇。
Zガンダムのフォウやロザミア、ガンダムZZのプルとプルツー、ガンダムUCのマリーダ(この子もプルですが)。
人工的にニュータイプを生み出そうとした試みは大抵悲惨な末路を迎えます。
当人が責任がなくとも、幸せな未来はありません。
基本的に敵側なんですが、本作では主人公側のヨナ、リタ、ミシェルがその被験者というのが珍しい。

嘗てコロニー落としを回避したことで「奇跡の子どもたち」と呼ばれた3人。
しかしその才能と孤児という身の上故に当時のティターンズに囲われてしまう。
時が経って連邦軍兵士となったヨナ、ルオ商会の会長ルオ・ウーミンの養女となったミシェル、そしてフェネクスのパイロットとなったリタ。
この3者が戦場で再会すると。

まさかのディジェ登場。
冒頭、ガンダムUCで捕まったマーサ・ビスト・カーバインを強奪するヨナとミシェルのディジェ御一行。
アムロ用に1機だけど思ったら沢山作っていたんですね。
まあ最初のガンダムも後からどんどん増えましたし。
10年前のMSなのに、現役のジェガンや安定のやられ役・アンクシャが手も足も出ません。
しかしグスタフ・カール、お前がやられるのはやばいだろ。
これから量産しようというのにこうも弱いんじゃ目も当てられない。
驚いたのはヨナだけじゃなくミシェルもディジェを操縦していること。
一体どこで習ったんだ(ニュータイプ研究所?)。
マーサがキーマンになると思ったら、これっきりでしたね。
情報だけ引き出してポイーでしょうか。

舞台は宇宙へ。
劇場版なので話の進みが早いです。
「不死鳥狩り」と呼ばれるフェネクス捕獲のシェザール隊。
隊長のイアゴ始め腕は悪くないようですが…相手が悪すぎる。
何で乗ってる奴は耐えられるのか、と驚くほどのスピード。
スラスターの推力じゃない謎の推進力。
まあ2年近く行方不明って事で、パイロットの可能性は2つ。

  • 既に死んでいて、フェネクスが自律稼働している。
  • バナージや某シンジ君よろしく取り込まれた。

飲まず食わず出さずで2年間は過ごせませんからね。
まあ支援者が居るという可能性もあるんですが。

ここにやってきたのが主人公ヨナとミシェル。
メガ粒子砲をぶっ放し、現れたその姿は…デンドロビウム!?或いはミーティア。
破棄したとか封印したとか言ってもしっかりデータ残していたんでしょうか。
乗っているヨナは某マグマダイバーの様なデブいノーマルスーツ着ています。
ミシェルは撃墜も辞さないようで、メガ粒子砲撃て撃てと煩いです。
しかしヨナの真意は会話することにあった。
リタなんだろ!
ちょっとびっくりしたようなミシェル、そしてフェネクスも反応している様に見えますね。
その後リタの声で話しかけられ、取り逃がしてしまったヨナ。
イアゴ隊長激おこかと思ったら、そこまででも無くて良かったですね。
他方ミシェルは怒髪天でしたが。

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ジオンの残党(ネオ・ジオン)の残党(袖付き)の残党。
しぶといですね、それだけ地球連邦政府への不満は根深いということか。
持ち主である連邦軍だけじゃなく、袖付き残党もフェネクスを狙っていた。
中心となるのが今回の敵キャラ、ゾルタン・アッカネン。
見た目と言動で相当アレな人物に見えますが、何とフル・フロンタルのなりそこない。
顔全然似てないじゃないか!って成功したら整形するつもりだったのかな。
こちらも残党よろしく「赤い彗星のバッタモンの失敗作」というややこしい存在。
なお「失敗作」は禁句です。 
何かガンダムXのカテゴリーF兄弟を思い出す。
連邦軍を出し抜く秘密兵器、サイコモニターを持っているそうです。
どっこい連邦、というかルオ商会も持っていた、アドバンテージ無かったですね。
ルオ商会にこき使われる連邦軍、というのがガンダムUCのビスト財団にこき使われる連邦軍を思い出す。
あと関係ないけれど残党軍のエリク・ユーゴ中尉が美人です。

中立って何だっけ?
サイド6と言えば封印。
剥がすと沢山税金をとられるコロニーです。
でもルオ商会の名前であっさり入れちゃう。
しかも入った先でゾルタンの乗ったシナンジュ・スタインと遭遇。
中立もセキュリティもあったもんじゃない。
でもコロニーの中で発砲は厳禁、戦闘にはならないはず。
撃っちゃうんだな~これが~。
ゾルタンに関係ありませんでした。

サイコフレームを使っているな!
禁止しといてこっそり使うのは連邦軍の常套手段です、GP02とか。
しっちゃかめっちゃかに見えますが、ミシェルの狙いはこれだったみたい。
サイコフレームに引かれてフェネクスは現れる、その姿は天使の降臨の様。
ともあれヨナにとって頼もしい味方、そう思ったら様子がおかしい。
何をしたミシェル。
まさかのNT-D発動、そんなの入ってんの!?
ヒモ付きインコムだったのがガチのファンネル、更にサイコキャプチャーに変化してフェネクスに襲いかかる。
ヨナ何もしてない、というか何も出来ません。
でもNT-Dの運用としてはこっちの方が正しいのかもしれない。
パイロットはタダの部品で、あとはマシンが勝手にやってくれるという。

蚊帳の外っぽいゾルタンですが、ネオジオングのハルユニットキタ!
早速ドッキング…と思ったら向かったのはナラティブ。
サイコミュジャック…何という寝取られ展開。
しかしNT-D状態のナラティブが合体したらもう大虐殺不可避。
寄り添うフェネクス、まるで巨人をあやす天使みたい。
そのままユニットから抜けだして、フェネクスに付いて行くナラティブ。
このまま愛の逃避行するんだろうか。
そう思ったらフェネクス去っていった。
グングン加速してほぼ光速って…そりゃついて行けんわ。
まさかのV2ミノフスキードライブも超えちゃった。

サイコモニターなんて嘘っぱち。
でもフロンタルやジンネマンは使ってなかったか?あるけどこれはニセモノって意味なのか。
イアゴ達に問いつめられて本当の目的をゲロするミシェル。
肉体を捨てて永遠に生きられる、その可能性がサイコフレームにはある。
まさかの人類補完計画だった。
まあ永遠の命に興味ある人は居るでしょう、でも「肉体を捨てて」という所に引っかかる人は多いと思う。
こんな素晴らしい話を何で分かってくれないの!
ミシェルの言い様はカルト宗教の狂信者のたわごとにしか聞こえません。

ゾルタン捨て駒。
ある意味自業自得ですが。
バハロ大臣と通じていたエリク中尉、美人だけれど策士ですね。
しかしツメが甘いのか、ゾルタンにバレて射殺…美女なのに惜しいことを。
騒ぎの原因をゾルタンとその艦隊に押し付けて、連邦軍がこれを殲滅して解決。
スケープゴートにされたゾルタンはやけっぱち。
いや元からそんな感じだったのが最後のタガが外れただけかな。
IIネオジオングで出撃して、破壊の限りを尽くします。
フル・フロンタルより分かりやすい悪役なんで、いっそ好感が持てますね。
無論倒されること前提ですが。
ヨナ、力を貸して!
精神波でリタからのヘルプコール入りました。

サイコフレーム多いほうがナラティブに有利(フラグ)。
出撃するヨナを追って、ミシェルとブリックもベースジャバーで出撃。
ミシェルが逆襲のシャアのチェーン・アギみたいなこと言ってます。
その後どうなったか…不安がよぎります。
出来ればモビルスーツで行って欲しい、乗れるんだし。
そもそもサイコ仕様のMSとMAの中で、サイコフレーム増やしてナラティブ有利になれるんだろうか。
フェネクスと握手してサイコウェーブ(分解光線)出した時はこれで勝ったかと思いました。
しかしその後フェネクスが囚われのお姫様宜しく捕まってしまう。
挙句ヨナが撃たれ…庇ったミシェル(とブリック)が死亡。
やはりチェーンの呪いからは逃れられなかったか。

彼女の願いは叶った…?
たとえ本人が臨んだとしても、ブリックの巻き添え感凄かったです。
死んだミシェルですが、魂は残っていた模様。
肉体を捨てて霊になって永遠に生きる、彼女の願望はここに成就した気がしないでもない。
フェネクスに向かうヨナ。
当然IIネオジオングが邪魔しますが、バナージのナイス援護射撃。
ガンダムが破壊されてもコアファイターが、コアファイターが破壊されても生身で辿り着くヨナ。
まるで迎え入れるように開くフェネクスのコクピットハッチ。

  1. リタの死体がある
  2. リタのスーツだけが残っている(碇シンジ状態)
  3. リタがサイコフレームと一体化している(レイン状態)

ちょっと怖いですが遂に中身が見られますね。

リタが…居ない。
綺麗サッパリ消えていました。 
でもフェネクスの傍らに寄り添うリタとミシェルの魂。
まるでZガンダムのラストのような展開。
フェネクス+2人の女性のオカルトパワー、この時点でヨナ無敵でしょう。
あとはサクッとIIネオジオングをお片づけ。
戦いが終わるとフェネクスはヨナを残して旅立って行ってしまいましたとさ。

戦い終わって…ヨナ1人。
リタが死んでいるのが分かって、ミシェルも死んでしまった。
個人的にはハッピーエンドを望んでいたんですがね。
バナージだって戻ってこれたんだし、リタも戻ってこられるでしょう。
生き返った&生き残った3人が和解なんてガンダムらしく無いかもしれませんが。
まあリタとミシェルにとっては望んだ結果かもしれません、どっちも人として生きることに拘って無いっぽいんで。

因みにWikipediaを見ると、
ミシェル>ヨナ>リタ
という三角関係があったそうですが、劇中でそんな描写はあまり見られない。
まあヨナはかなりリタリタ言ってましたが。
逆にミシェルは顔も(美人だけれど)キツイし、性格もキツイし、手も出すし、謀略家でちょっと色恋語るというか恋愛対象として無理がある。
ヨナを騙して引き込んで、リタを実験に差し出して、自分は晴れてルオ家の養子。
いくら幼なじみだからって、そんな裏切り&裏切りの片棒担がされてヨナがミシェルを好きになるとは思えない。
一応ミシェルも罪悪感と「後で必ず助ける」という思いがあったみたいですが…後の祭りになりかねないし、実際そうなった。

お詫び:記憶違いがあるかもしれません。
ここまで言ってなんですが、描写に間違いがある場合はご容赦ください。
言い訳ですがある理由で途中から物語に集中できなかった。
それは作画崩壊。
リタが顔出ししたあたりから、キャラもMSも簡素&しょぼくなっていってなんじゃこりゃ状態。
劇場作品だよ、ガンダムだよ!?
日本でも最高峰のスタッフが作っている、そう思っていたのに絵が下手になって行ってビックリした。
お陰で感動シーンも迫力のバトルも台無し。
嘘つくな、冒頭23分は綺麗だったぞ!
そう思う人も居るかもしれませんが、その後ヘボくなったんです。
言わばあれは綺麗な所の撮って出し。
作画に厳しいマニアの重箱つつきじゃありません、素人でも分かるくらい絵が酷かったです。
個人的に戦闘シーンは好きだったので、直した絵でもう一回見てみたい。
Blu-rayやDVDを売りたいなら、スタッフは作画修正をして欲しい、そして直したところをアピールして頂きたい。

おまけ。
冒頭のクワトロ(シャア)の演説とステファニーの登場は旧作のファンならニヤリとさせられますね。
加えて名前だけ出ていたルオ・ウーミンが見られた事が良かった。
そして前作主人公バナージもちょっとだけ登場しましたね。
ユニコーンは封印されているので、シルヴァ・ヴァレトに搭乗、ガンダムUCでガエルが乗って破壊されたやつでしょうか。
でもビームマグナムは持っている不思議。
反動が強いので腕を交換式にして居るのはクスッとした。

エンディングで帰っちゃダメ。
チラホラとアナウンスされていた「閃光のハサウェイ」の予告があります。
どうやら劇場3部作の様ですね。
ガンダムUCやガンダムNTでグスタフ・カール出したのはこの時のためか。
ハサウェイ…声は佐々木望のままでしょうか。 


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