力こそ全て。
うすうす感じていましたが、ここまで極端だったとは。
戦いに勝った後のこと何にも考えていないって感じです。
強ければ勝手に部下が慕ってくれて、君主たちも従属すると思っているんでしょうか。
挙句味方のはずの部下で、ミルザーに進言する魔法師まで恫喝。
こいつが陳宮っぽいのもミルザーの呂布感を強めている。
どっちにしろ早々にボロが出そう。
他方でテオ達ヴィラールを慕うアルトゥークの君主たちが集結。
連合はあてにならないとアルトゥーク条約を調印。
条約と言っていますが、要するに新勢力です。
調印書を見せびらかすモレーノ先輩が「平成おじさん」小渕総理を思い出させます。
盟主をどうする?
まず上がったのはヴィラールの実弟セルジュ。
やめとけ、そう思ったら本人が実力不足と遠慮した。
そのセルジュが推したのはラシック。
これは納得の人選…ではありませんでした、本人が。
私の爵位はテオ様からお預かりしたものとこれも拒否。
今や精力的にはずっとラシックのほうが上なのに、あくまでテオに従属することを望んでいる。
野心家なのに何て義理堅い男。
謀反とか考えないんだろうか。
代わりにテオを推しますが、周囲は納得しません。
下手すりゃシルーカのほうが知名度ありますしね。
テオ自らの提案もありとりあえず盟主はラシック。
その上で「自分が相応しい君主である事を示したい」とアピールは欠かさないテオ。
ラシックVSミルザー。
早速両勢力の武のトップが激突。
どっちも強いけれど、やはりミルザーが上なんだろうな。
そう思っていたら実力伯仲。
ミルザーにとってはマリーネがブルタヴァを攻めるため陽動役です。
本気じゃないかもしれないけれど、思ったほど強くなかった。
所変わってブルタヴァ。
テオの篭もる城を前にするマリーネ。
やはり味方にしておくべきだったか→マリーネ様が判断なさること。
確かに最終的な判断は君主がするもの、でもアウベストが余計な入れ知恵したのは間違いない。
責任逃れに見えて格好悪いです。
話し合いって雰囲気じゃないだろ。
マリーネが戦う前に一度会っておきたい、と言い出した。
話し合いの余地ないのに何言ってるの。
しかも前に戦った時「降伏条件はテオの命」って言ったの忘れたのか。
そのためテオは爵位を捨てる羽目になったんですが。
そんな連中の前にノコノコ出てくるわけ…キタ。
シルーカ止めろよ、というかお前が会いに行きたいんじゃないの、なんだかんだで義父を慕っているから。
でも時期とかタイミングとかあるでしょう。
マリーネはヴィラールを殺した主君の仇ですよ?
加えてアルトゥーク条約成立直後でもある。
そんな時期にマリーネに会いに行ったらテオは早速内通でもしたのかと疑われかねない。
マリーネが圧倒的に有利だから謀略を巡らす意味が無いとシルーカ。
一兵を損なうことなく城を落とせるなら謀略もありだと思うんですが。
会談は敵陣で。
ここにノコノコNO.1とNO.2が敵陣にやってくるとかアホかと、せめて中立地帯つくってやれ。
早速アレクシスの話題を出したテオ。
要するに今でもマリーネ様を愛しているからくっつけと。
もう綺麗な体じゃないんです。
動揺するかと思ったら意外と冷静なマリーネ。
マリーネ様が捨てた理想を目指すとテオ。
ここにいるシルーカが道を示してくれますとラブアピール。
野望のために愛を捨てたマリーネ、愛で野望を叶えようとするテオ。
考え方は人それぞれでしょうが、自分さえ幸せにできない人に他人を幸せに出来るだろうか。
何とかして2人には結ばれて欲しい。
他人よりもアレクシスが頑張らないとだめじゃないの。
1から10まで周囲にお膳立てされるような男じゃね。
それを起こすには奇跡が必要とシルーカ。
するとテオがシルーカにぶちゅー。
お付きの連中もビックリ、でもテオの陣地はヤンヤヤンヤの喝采。
これでもかとマリーねに見せびらかし、忘れた愛を思い出させる算段。
でも忘れたんじゃなくて捨てちゃったのをテオは知らない。
表面上は冷静だったマリーネですが…部屋に戻ってブチ切れ。
愛などで…城は守れぬ!
マリーネが某聖帝様みたいな事言ってる。
そして戦いは…始まらなかった。
ノルドがルクレール伯クルート・ギャラスに敗北。
ヴィラールと仲の良かった主戦論者が凄い頑張った!
最初は無いだろと思った会談ですが、呑気にお話していたのが役に立ちましたね。
そうじゃないと戦いは始まっていて…恐らくテオは負けていた。
しかしルクレール伯はどうやってあのバーサーカー軍団を打ち破ったんだろう。
好機です!
追撃でもするのかと思ったらシルーカが提案したのはシスティナ行き。
テオの故郷をロッシーニ家の圧政からを解放し、その手柄を持ってアルトゥーク同盟の盟主に収まる一石二鳥の手です。
本人以外にも息子が三人。
結構手ごわそうですが、大丈夫かな。
次回はグランクレスト戦記 第13話 『故郷へ』です。
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