お前の球質は軽い!
嘗て「巨人の星」で伴宙太が飛雄馬に言い放った衝撃の事実。
これと同様ヴァイオレットの欠点がハッキリ露呈&成長した回でした。
ホッジンズの勧めで自動手記人形養成学校にやって来たヴァイオレット。
厳しいとアイリスが言った通り、教官は某ロッテンマイヤー先生みたいな感じで気が抜けないと。
軍人のような立ち居振る舞いや義手で周囲の度肝を抜き、
更に驚異的なタイプ能力でトップの成績を叩き出すヴァイオレット。
ここまでは予測できました。
因みにここでヴァイオレットはルクリアという生徒と仲良くなります。
これは予想外でした。
良きドールとは。
いざ実習と手紙を書いてみたところ、まるで報告書。
つまり気持ちが全くこもっていない手紙だったんですね。
人が話している言葉の中から、伝えたい本当の心を掬い上げるもの。
感情に乏しいヴァイオレットが人の気持ちを代弁なんて出来るのか。
やっぱり無理だったという事です。
ヴァイオレットを励まそうとルクリアが連れて行ったのがライデンの鐘楼。
偶然の一致ですが、嘗て少佐も見せたいと言った景色でした。
ヴァイオレットが何を考えているのか、表情からは読み取れませんね。
結局講座が終了してもヴァイオレットにブローチは授与されず。
逆に最初ダメそうと思ったルクリアがトップの成績でブローチ授与。
ルクリア優秀だったんですね。
少佐って誰?
学校が終わったのに学校に通うヴァイオレット。
補修いや自習でしょうか。
まさか「誰も行くなと言わなかったから」通っている訳じゃないですよね。
そして卒業したのに学校に来るルクリア、こちらはヴァイオレットに会うためでした。
彼女はヴァイオレットが本当に手紙を書きたかったのは少佐だと指摘。
流石トップ合格、本心を掬い上げるドールの仕事がちゃんと出来ています。
ところが何も出てこないヴァイオレット。
どんな気持ちを伝えたいか自体が分からないから。
ルクリアの兄。
どうも働きもせず酒浸りみたいです。
家族に恵まれないなと思ったら問題はそこじゃなかった。
兄は元々軍人で、配属された西部戦線が突破された。
結果両親が死んでしまったそうです。
そして自責の念からすっかりやさぐれてしまったと。
ルクリアからしてみれば、兄が生き残っていただけで嬉しい。
しかし「ありがとう」の言葉が伝えられない。
手紙を書きましょう!
これはヴァイオレット覚醒イベントじゃないか。
しかし「駄目なの」とルクリアは足早に去ってしまう。
本人居なくなっちゃったので代筆は無理、覚醒はお預けかな。
そう思ったら自分で書いてルクリアの兄の所へ持って行く。
生きていてくれて嬉しい、ありがとう。
これまでに聞いたルクリアの気持ちを勝手に代筆。
余計なお世話にならないか心配でしたが、大丈夫そうですね。
そしてこの手紙が先生の目に留まり、晴れてヴァイオレットにブローチ贈呈。
手紙一枚で追加合格って簡単過ぎやしませんか。
「ありがとうって言いたい」こちら兄に言えないだけでヴァイオレットには言ってましたし。
ルクリアの手紙で切っ掛けを掴み、再受講して卒業なら説得力あったと思います。
そしてトップ卒業したのにルクリアに未だに就職先が決まった様子がない。
ヴァイオレットの同僚になると期待していたんですが、違うのかな。
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・戦後の問題
戦場は間違いなく精神を狂わす……これはどの戦争の後でも見受けられてます。『フォレストガンプ一言一会』や『ランボー(第一作目)』ではベトナム戦争後を描いているので。
・代筆業として大事な事
如何に手紙を出すタイミングが重要なのか……先生はルクリエの家庭の事情も察していたかもしれませんね……
感受性とかセンスが求められる仕事を、それと無縁だった人がこなせるのか。
ヴァイオレットは若いですが、もっと子供の頃に身につかないと無理なのでは。
そう思っていましたが、少し希望が持てましたね。