▼記事▼:『ボールルームへようこそ』は惜しかった。

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レビューしていませんが。
見ていたアニメの1つに「ボールルームへようこそ」があります。
先日めでたく最終回を迎えましたが、
凄く面白かった。
じゃあ何故レビューをしなかったかというと、最初はそうでもなかったから。

元々興味はあったけれど。
競技ダンスを題材にした漫画のアニメ化。
こういうマイナーな競技を扱ったアニメは大好きです。
こんなのがあるのか!
自分の知らなかった分野を開拓させてくれるから。
そんな訳でアニメ放送前には興味を持っていました。

なんか、微妙。
いざ始まってみた時の感想がこれ。
思うに以下の2要素がちょっと足りなかったんですね。

1.ヒロイン不在。
半ば巻き込まれる形でダンスを始めてしまった主人公の富士田多々良(ふじた・たたら)。
そこには同じ学校の花岡雫が居た。
黒髪セミロングの学校では一見地味な少女。
しかしメガネを外してダンスを始めるとアラ不思議。
手足が長くてスタイルも良い掛け値なしの美少女でした。
彼女と仲良くなりたい!
多々良が下心からダンスを始めたとしても責められる人は居ないでしょう。

ところがダンスというのは男女ペアでやるもの。
雫には子供の頃からず~~~っとパートナーを組んでいる男・兵藤清春が居たんですね。
ダンスパートナーと恋人はイコールとは限らない。
実際二人の会話に色っぽい話は殆ど出てこない。
だからと言ってここに多々良が割って入るのは何か違和感ありました。
あくまで雫は清春とともに多々良の目標であり、格上のライバルという位置づけです。
ピンチヒッター的に雫と組むことはありましたが、多々良のパートナー(及びヒロイン)が見つかりません。 

次に出会ったのが赤木賀寿(がじゅ)・真子の兄妹ペア。
強気な賀寿とそれに従う真子という主従がハッキリしたコンビです。
ところが自分を出さない真子に賀寿は不満を抱いており、
清春負傷→雫と組みたい!
賀寿が一方的に真子を解任してしまう。
多々良は再びピンチヒッターとして真子と組むことになる、勝ったらペアを戻すという条件で。
目論見はうまく行きましたが、結局多々良のパートナー(及びヒロイン)は居ないまま。

2.動かない。
競技を題材にしたアニメで重要なのは、
試合シーンが面白いこと。
これに尽きると思います。
日常は面白いけれど試合が始まるとつまらない。
それじゃ題材にした意味が無いからです。
競技ダンスの魅力は何と言ってもダンスシーン。
そう思っていたんですが…試合で止め絵が連発。

ひと口にダンスと言っても色んな種類がある訳です。
でも絵が止まっているから何の踊りか分からない。
正直私は「タンゴとその他」ぐらいの区別しかつかなかった。
アニメ見ていつの間にか詳しくなっちゃった!という収穫が無いわけです。
ここまでで第1クールが終了します。

因みに今季やっている「つうかあ」も開始前はすごく興味があった。
キャラは可愛いが、肝心のニーラーレースがいまひとつ。
という理由でレビューを見送っています。

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第2クール…遂に多々良にパートナーが!
高校に進学して出会った緋山千夏。
派手な外見に今時のギャルっぽい言動で、最初ただのうるさい女かと思っていました。
実は彼女は競技ダンス経験者。
パートナーとのトラブルから辞めちゃった口だった。
ダンスは辞めてもダンサーのファンは辞めておらず、追っかけしている所に多々良と遭遇。
素人かと思って試しに組むと、「経験者?」と多々良が見抜く所がたまりません。

元パートナー(女性)の挑発もあり、多々良と組んでダンスに復帰しますが…。
これがとんでもないじゃじゃ馬。
強気な性格の上、ダンス経験は多々良よりも豊富、つまり上手なんです。
更に言うと彼女は以前男役をやっていた。
要するに男性の多々良より男役が上手いと来た。
加えてダンスの上手い下手にも厳しい。
自分よりヘタッピな多々良に不満たらたらな訳です。
当然のように衝突します。
しかしこれこそが多々良にとってベストだったんですね。

元々多々良は大人しい性格。
しかし千夏にギャーギャー言われると流石にカチンと来る。
挙句何度も言い合いになります。
ダンスでも合わせるというより互いにぶつけあうようなやり方になる。
結果として切磋琢磨しちゃうんですね。

性別で役割が決まっている。
元々競技ダンスの男女比は圧倒的に女性が多いです。
だから女性があぶれてしまう。
そのため子供の頃は背の高い女性とかを男役にすることがあると。
千夏はまさにこのパターン。
しかし試合では男女ペアでなくちゃ出られない。
自分の方が上手くても出場資格がない。
千夏はそんな不満を抱えていたと。

更に競技ダンスでは男がリードして女性がリードされるという役割が決まっている。
男女平等が叫ばれている昨今では珍しく男上位の世界です。
・多々良は男でありながら人に合わせる、つまり女役が上手。
・千夏は女ながら長年男役をやっており、リードが得意。
しかし性別から役割の交換は出来ない。
このちぐはぐなコンビが衝突しながら多々良がリーダーに、千夏がパートナーに育っていく様が実に面白い。

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千夏の魅力。
強気な千夏なんですが、実は弱みがあります。
嘗てパートナーと決裂したことから同じ事を恐れている。
多々良と喧嘩した後「これで多々良に捨てられたらどうしよう」なんてしょんぼりします。
ここらへん堪りませんね。
更に彼女はダンス経験こそ豊富ですが、それは男役、リーダーとしてのもの。
つまり女役、パートナー経験は少ないんですね。
男にリードされることに慣れていない。
ここらへんも、実に堪りませんね。

加えて千夏は背が高い上に手足と首が長いというダンサーの理想体型をしている。
化ければジュニアNO.1である雫を凌ぎかねない素質を持っているんですね。
つまり千夏の魅力を引き出すのは多々良次第です。

こいつ…動くぞ!
千夏が出てきてから、ダンスシーンがよく動くようになりましたね。
また止まった。
ともすれば放送事故と錯覚する事が無くなりました。
スタッフが本気を出したのか第1クールの反省からかは分かりませんが。
要するに第1クールの気になった点が第2クールでは解消されている。
ラストも尻つぼみする事なく非常に盛り上がるものでした。
個人的に「ボールルームへようこそ」は第2クールで掛け値無しに面白いアニメになりました。

第2クールからが本番!だが…。
そういう言い方で人に勧められるのかというと迷いますね。
もちろん第1クールも面白いんですが、ひと味いやふた味足りません。
このアニメは晩成過ぎた。
そんな気がしますね。
でも見た後は満足すること請け合いです。 

あとボールルームって言葉が気になりました。
英語で「舞踏室」を意味しますが、球技じゃないのにボールとは。
調べた所、ラテン語由来の「踊る」であるBan+「部屋」を意味するroomでボールルーム。
何故バンルーム(Banroom)じゃないんだろう。
結局よく分かりませんでした。

公式サイトウィキペディアニコニコ大百科公式Twitter(#ballroom_anime)

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