とんち?一休さん?
子供に瓶2個なんて持てない→割ってカケラを持っていく。
周囲はこの少年を賞賛。
将来大物になると期待を寄せる。
ドリブルドリブル!
食事時に鞠つきするお順。
世が世ならバスケ部に入れそう。
窘める母にドッジボール。
命中した久栄が色っぽい。
まあ構って欲しいんでしょうね。
でも走り回ってお膳ひっくり返した。
あ、鮎がーーー!!
これはいけません。
食い物を粗末にする子供は許しちゃいけない。
と思いきや、翌日お順のゴキゲン取りに終始する鬼平。
鬼の威厳はカケラもありません。
キツく叱りすぎたか…。
落ち込むんじゃなくて拗ねるお順ってメンタル強いな。
あの時の少年が。
口八丁の下手人・石川五平にてんてこ舞いの忠吾たち。
畜生働きオンリー、蝮の新兵衛の手引役みたい。
顔にあるのって痣じゃなくて火傷だったのか。
はて、どこかで見たような。
これがとんち小僧の成長した姿。
悲惨過ぎる境遇。
継父に虐待を受け母は見て見ぬふり。
顔だけじゃなく全身火傷だらけ。
博打に負けると憂さ晴らしに五平=音松を殴る蹴る。
見かねた鬼平が養父に脅しをかける。
こうして音松は救われた…はずだった。
鬼平中途半端。
しばらくすると虐待再開、しかも前より酷くなった。
当然音松は訴え出る→家庭の揉め事と無視された。
ならばと平蔵の屋敷にも行ってみるも門前払い。
ちゃんと話が通っていなかったんですね。
なまじ希望があっただけに音松の絶望は深い。
この時平蔵は不在だった様ですが、伝言するとか目印渡すとかやりようはあった。
その後見かねた母ごと蹴り飛ばす養父に怒り爆発の音松。
遂に殺ってしまいました。
人殺し!
助けたはずの実の母に罵られるとかもう最悪、後は坂を転げ落ちるように悪の道へ。
お順にほだされた?絶対嘘だろ!!
口の軽い部下からお順の秘密を知った音松=五平。
全てを話すといきなり素直に。
そしてもう一度お順を見たい、とお願い。
これにコロッと騙された。
お前は長谷川平蔵のまことの子ではない!
五平やりやがった。
ある意味平蔵に大ダメージ。
お順はすっかり塞ぎこむ。
こういう時は他人のほうが良い、と彦十に任せたら…。
目を離した隙にいなくなっちまいやした!
彦十のアホ!!離しちゃ意味ないだろ。
まあ彦十1人に任せたのも拙かったんですが。
まさか入水自殺!?
お順が川で今にも溺れそうになっている。
必死に助ける鬼平。
でも次に出てきた言葉に癒される。
鮎捕まえられなくてごめんなさい。
養子じゃなくて鮎の方に責任感じていた。
お順のメンタルやっぱり強いですね。
流石の五平も兜を脱いで涙。
全てを自供したと。
今日の平蔵は一味違うぞ!
いつも以上に気迫の感じる捕物でしたね。
そして五平は平蔵の誘いを蹴って磔に。
利発な子だから目をかけていれば一角の人物に育ったのかもしれない。
五平を救えなかった虚無感でいっぱいの平蔵。
そんな平蔵を癒やすのはやっぱりお順でした。
次回は鬼平-ONIHEI- 第8話 『大川の隠居』です。
・島流しを変えた将軍様
四代将軍家綱は幼い頃に島流しの罪人の現状を知って激怒、何せ死罪と変わらない状態だった訳です。それを聞いた三代将軍家光は息子の提案を受け入れ家臣と共に早速詳細を詰めて流刑地になっている島々に食糧を届けたりしました。とは言え将軍に継いだのが僅か11歳だったので先代からの家臣らで政治を任せましたので“左様様”と揶揄される事も……しかし彼の功績は幕府に仕える武士の髪型を定めた事です。月代が明文化されたのも家綱の功績で影の名君とも言われてます。何せ父親は基礎を築いたしその息子は生類憐みの令で有名になって……
因みに彼の父親、家光は男色で春日野局も頭を悩ませ家綱の母親も男装……こうして漸く家綱が出来たと言う事ですね。
・長屋の住民も大家さんにも責任?
平蔵は長屋の住民や大家にも一応対処する様に言うべきでしたね……ここら辺は現代社会にも笑い事じゃない、個人情報やプライバシー侵害だと言うけど児童虐待が最悪の結果を齎した時には……
昔は親が子供に手を上げるのは「しつけ」「教育」と容認されていましたからね。
でも火傷は流石に虐待だと思うのですが。