▼記事▼ルパン三世(2015)完結記念「ワルサーP38」の話。

| コメント(0) | トラックバック(0)

lpn-24-1002.jpg

lpn-24-1006.jpg

銃に興味のない人サヨウナラ。
今回はルパン三世の愛銃「ワルサーP38」のお話です。
まずルパンとワルサーの組み合わせで思うのが、
何でフランス人がドイツの銃使ってんの?という事ですね。
初代アルセーヌ・ルパンはさておきルパン三世は日本人とのハーフなんて話もありますが、ここはルーツであるフランス人として話をします。
まず第一にフランスには碌な銃がないからじゃないでしょうか。
フランスの拳銃と聞いて何が思い浮かぶでしょう…特にありませんね。
ここで「ル・マットリボルバー」だの「MAS1935」だの「MAB PA-15」が出てきたら相当のガンマニア。

あの人だってドイツの銃使ってる。
誰あろう007ことジェームズ・ボンド。
彼はイギリスの工作員であるにも関わらず、やはりドイツ・ワルサーPPKを使っている。
因みにPPKの前はベレッタの小型拳銃、どっちも枢軸国の銃というのがミソ。
まあイギリスも良い拳銃少ないですからね。 
思うにヨーロッパ人にとってドイツの銃は高性能というイメージがある。
またナチスドイツはタブーですがドイツの拳銃までタブーではない。
そんな所じゃないでしょうか。

次元「確かにワルサーP38は自動拳銃としては世界一だ」
というセリフが過去のシリーズにありました。
但しマグナム弾を撃つことが出来ない。
だから次元はリボルバーであるS&W M19を愛用していると。
まあ今となっては世界一というのは無理があります。
マグナムを撃つ自動拳銃として嘗ては.44オートマグ、現在ではデザート・イーグルがありますね。
第二次世界大戦当時ダブルアクションだった軍用拳銃はワルサーP38だけ。
これが次元をしてワルサーP38=世界一と言わしめたんでしょうね。

スライドからニョッキリ飛び出した銃身(バレル)。
これがワルサーP38の特徴ですね。
そして現代では殆どみられなくなった形式です。
銭形の愛銃であるコルトM1911ガバメント。
こちらのようなスライドが銃身全体を覆うデザインが殆んどです。
・ゴミが入りにくい
・銃身または銃身下部にリコイルスプリングが仕込める
・スライドが重いほうが反動を減らせる。
このようなメリットが有るため、銃身ニョッキリのP38タイプの拳銃はほぼ駆逐されました。

ブロップ・アップ方式。
9mm口径以上の拳銃は自動拳銃は閉鎖機構を工夫しないと危険です。
ブローバックに火薬の反作用を利用するにしても、強すぎて破損する可能性があると。
一般的に用いられるのはバレルを傾ける「ティルト・バレル」方式です。
銃身後方=薬室を下方向に傾けるため僅かに銃身前方が上を向きます。
単純で頑丈なので、殆んどの自動拳銃で採用されていると。
他方ワルサーP38は「ブロップ・アップ」方式を採用しています。
構造が複雑になる反面、銃身が傾かないので精度に優れると言われています。
正直射程の短い拳銃だと大差ない様ですが。

P38の後継者=ベレッタ92に物申す。
上記のブロップアップ方式を継承した拳銃として有名なのがベレッタ92(ベレッタM9)です。
コルトM1911A1ガバメントに代わり米軍制式採用となった拳銃。
ただ個人的にベレッタ92がワルサーP38の子供というのは納得しがたい。
だって全然似てないんだもの。
今回のルパンでもイタリアが舞台ということでベレッタ92沢山出てきましたね。
とても同じ仕組みの銃だとは思えないはず。

P38の後継者ならワルサーの銃だろ。
確かに戦後作られたP1~P5はP38の後継機種、というよりはマイナーチェンジモデルです。
P5とか一見別物に見えるけど銃身伸ばしたらあらソックリ。
しかし存在感が無いという点でP38の後継者とは認めがたい。
P5は今は亡きMGCがモデルガン化を発表し結局最後まで作られなかった逸話があります。
モデルガンの人気は実銃の人気にリンクするので途中で「売れない」と判断されちゃったんでしょうね。

じゃあP88や漫画版ルパン三世も使っているP99はどうか。
あれP38と全然別物。
スライドが銃身覆ってますし、ティルト・バレル方式ですし。
更にP99はフレームがポリマー。
P38じゃダメだと一から設計しなおした銃だからです。 

P38の後継機種はこれだ!!
あれもダメ、これもダメ、とケチばかりつけていても仕方がない。
個人的にイチオシのP38の後継機種それは、
ポドヴィリン9.2mm拳銃
実はこの銃、存在しません。
映画「レッドブル」でアーノルド・シュワルツェネッガー扮するイワン・ダンコ大尉が持っていた架空のソ連製拳銃。
デザートイーグルをワルサーP38みたいにしてくれ。
という監督の無茶振りにプロップメーカーが応えた逸品です。
・スライドからニョッキリ伸びたバレル。
・赤茶色のグリップ。
まごうことなきP38。
次元が言った「マグナムを撃てない」というのも.357マグナムになって克服。
将に現代版P38と…言えるかどうか分かりませんが私は好きです。

P38の後継機種はこれだ!!その2
上記の話は半分冗談ですが、次はマジです。
クロアチア製PHPモデルMV
御覧くださいこの姿。
銃身がニョッキリ飛び出しています。
全体的なシルエットがまさにP38。
更に装弾数はダブルカアラム化され15発。
マガジンキャッチはトリガーガードの付け根に移動。
将に正常進化したP38と言えるのではないでしょうか。
ワルサーこれ引き取って「スーパーP38」として売れよ。
なんて思ってしまいます。

日本製ワルサーP38。
そんなものがあるのか、あるんです。
トイガンメーカー・マルゼン製ワルサーP38ガスブローバック。
オモチャじゃん。
そうですが、そうではありません。
マルゼンとワルサーの結びつきは他のトイガンメーカーと実銃メーカーのそれとは一線を画しています。
トイガン制作にあたりワルサー社から実銃の設計図を提供されています。
そして出来上がったトイガンはワルサーによってワルサーP38日本バージョンとして認可されている。

どういうことかというと銃というのは外国で販売するに当たり、現地の法律に合わせ改修することがあります。
ちょっと前のアメリカでは拳銃の装弾数が10発に規制されていた。
クリントン政権時のブレイディ法案という奴です。
装弾数15発のベレッタ92も、装弾数17発のグロック17もアメリカ仕様10発マガジンを付けて売っていた。
こういうアレンジを日本向けにした結果トイガンになった、という解釈です。

実はこれ持ってます。
過去に日本の色んなトイガンメーカーがワルサーP38をモデルアップしました。
中でもメーカーから設計図の提供を受け、最後発となるマルゼンP38の完成度は尋常じゃない。
フランジ(ふち)の付いた複雑な形状の銃身(バレル)を見事に再現。
バレル根本とスライドの複雑な形状が噛み合っている光景は見てて感動します。
快調な作動は勿論キックも強く、どこかで金属同士が触れ合っているのか、
ガチャン。
といい音がします。

フロントサイトは別部品だし、ダミーとはいえコッキングインジケーターも作動。
これまでのP38トイガンの不満点をほぼ解消した究極のモデルと言えるでしょう。
また「シングルカアラムでABS樹脂だから軽いだろう」と思ったら想像以上に重くてビックリ。
分解するとグリップの裏にびっしりウェイトが仕込んであった。
マルゼンにはこの技術を活かして是非PHPモデルMVを作って欲しい。
だからこそワルサーにこの銃の買い取りを薦めているわけです。

公式サイトウィキペディア / ニコニコ大百科 / 公式Twitter(#lupinIII_4th)


新しい記事: 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第24話 『未来の報酬』 グレイズ・アインの怖さは異常。

古い記事: ラクエンロジック 第11話 『絶望か破滅か』 七星縁の着ぐるみの下は...裸!!

関連記事

トラックバック(0)

トラックバックURL:
http://koisananime.com/public_html/mt5/mt-tb.cgi/4619

コメントする

相互リンク

Blogランキング

にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.02

アクセスランキング ブログパーツ

ピックアップ

Powered by amaprop.net