死ぬ時。
やはりこうなってしまったかという展開でしたね。
彼女自身も貧しい出自であり、生きるため・食うためにノブリス・ゴルドンの元で働いてきた。
そんな彼女から見たら、
「何の苦労も不自由も知らずに綺麗事ばかり言うクーデリア」
はさぞかし鬱陶しく、そして眩しく映ったことでしょう。
逆境に陥ればそんなことも言えなくなる。
なんて意地悪いことを考えたりもしましたが、彼女は理想を抱いたままスクスクと育ったと。
その一端をフミタンが担っていたというのが皮肉ですね。
小さな試練を課すことでクーデリアの精神が逆に鍛えられたんじゃないでしょうか。
任務と感情の狭間。
フミタンの任務はクーデリアとともにあり、暗殺のお膳立てをすること。
任務を放棄した彼女には帰る場所がありません。
と思ったらノブリスのエージェントに捕まりました。
やはり他にも見張りは居たんですね。当然、
何やっとんじゃ、仕事しろ。
と発破をかけられる訳です。
しかし彼女にその気は無さそう。
何よりもうクーデリアがどこに居るのやら分からないしどうしようもない。
と思ったらクーデリアにフミタンが見つけられてしまった。
本人は嬉しいでしょうが、タイミング最悪です。
知らない所で虚像が拡大。
デモ隊を突っ切ろうとしたクーデリア、ここで身バレしてしまいました。
他方マスコミは「誰だこいつ?」と知らない模様。
どうやら彼女の存在はギャラルホルンの厳しい情報統制で一般には知られていないと。
アングラ情報でデモ隊は知っていたんじゃないでしょうか。
革命の女神が応援に来てくれた!
武器の援助だけじゃなく、本人も駆けつけてくれるなんて!!
クーデリア全く身に覚えがないので目がぱちくり。
そのまんまデモ隊の先頭に押し出されてしまった。
悪い意味で「アイドル」扱いされていますね。
自作自演で攻撃開始。
デモ隊のリーダーナボナは先制攻撃の禁止を厳命。
しかし交渉に進展がなければいつ暴発するか…と思ったら爆発が。
ボードウィンから見ても雑なギャラルホルンの自作自演。
これで十分、勝ってしまえばなんとでもなる、と強気です。
紆余曲折ありましたがデモ隊鎮圧→クーデリア暗殺の流れが完成してしまった。
クーデリアの手のひらでの踊らされっぷりが見事ですね。
希望に見えたもので…。
一斉射撃でも死ななかったクーデリア。
しかしまだノブリスのスナイパーが生きています。
三日月は間に合わない。
間に合ったフミタンが身を犠牲にしてクーデリアを庇うと。
嘗てクーデリアがフミタンに見せた「革命の歴史」にあった金髪の女神。
多分クーデリアとイメージをダブらせていたんでしょうね。
結局最後は自分の意志を貫いてクーデリアに殉じたフミタン。
女ってやつは…と毒づくノブリスですが、任務が長過ぎる。
男だってあんだけ長く居たら情が移ってしまうでしょう。
数年で交代させなかった自分の落ち度だと思いますね。
クーデリアの理想は修羅の道。
その為に屍山血河を越えていかなければならない。
最も親しい者であったフミタンの死で嫌というほど思い知らされたことでしょう。
正しいと思ったことをしたい。
これは誰もが思うこと。
その為にどこまで自分や自分の親しい人を犠牲にできるのか?
こうなった時人は理想と現実の間で苦しむことになる。
フミタンを失ってまでやり遂げなきゃいけないことなのか。
しかも周囲には善意悪意を問わず彼女を利用しようとかあやかりたい連中がうようよいる。
ここがクーデリアのターニング・ポイントかもしれません。
勿論初志貫徹してくれなければ意味が無いのですが。
鉄華団とクーデリアの関係もいつまで良好なのだろうか。
辛くも暗殺を逃れたクーデリア。
裏ではノブリスにテイワズのボス・マクマードがコンタクトを取っていた。
流石親分さん、頼りになるゥ!
という訳では全然無くて、損得勘定に基づく交渉です。
彼はクーデリアの思想に賛同している訳ではなく、利用価値を見出している。
そして彼は鉄華団の後ろ盾でもあります。
つまりマクマードがクーデリアに見切りをつけてしまえば鉄華団との関係もそれまでの可能性がある。
実際こっそりと武器やモビルワーカーを運ばせたのはマクマード。
鉄華団にも内緒で暗殺の一端を担っていた訳です。
但し彼にとってこれはクーデリアの採用試験。
このピンチを乗り切れば支援する価値有りと判断する試金石だったと。
クーデリア大地に立つ…か?
これまで人に庇ってもらったり知らない所でリモコンされている様に見えていたクーデリア。
そろそろ自分の意志で状況を作り出す必要に迫られそうです。
次回のサブタイトルはこれを暗に意味しているのでは無いでしょうか。
また今回アキヒロとシノのモビルスーツがようやくお目見え。
久しくMS戦無かったけど来週は戦闘が見られそうですね。
ボードウィンのキマリスも出てくるでしょうが仮面の男(笑)はどうするのかな。
次回は機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第17話 『クーデリアの決意』�%
・グシオン本来の姿
MSVに取っておくと思ったら……思ったよりも早く公開しそうです。
・フミタン死す
スパロボでは生存するかもしれません、メルビットさん仕事増えた(汗
・マグナードの狙い
ノブリスにとってはクーデリアを利用するには面識があるマグナードとの繋がりも重要、さてどうなるのかな?
グシオンの手足の短さとガンダムフレームの辻褄がどう見ても合わない。
そう思ってるのは自分だけでしょうか。
フミタン居なくなったら通信士どうするでしょうね。
こいさん
返信どうもです。
手足は恐らくバルバトスと同じタイプに戻したかもしれませんね、バルバトスだってコクピットが無かったので前の所有者が手に入れた際にはグシオンには手足が無かったかも……。
確かに流用したの胴体だけなのかも。
それにしてもガラッと出で立ちが変わりましたね。