むせる。
レレイが「装甲騎兵ボトムズ」を知ってるはずもありません。
単に双眼鏡の使い方を間違えただけです。
ああ勘違い。
イタリカが攻められている→異世界の軍隊か!
と思って来てみれば盗賊だった。
違うのね、じゃあさよなら。
とも言えずに加わってしまったと。
ここに商売にやってきた伊丹達。
しかし絶賛防戦中。
帝国の姫と自衛隊。
本来なら敵同士なんですが成り行きで協力という流れです。
姫だって辛いよ。
彼女は妾腹の子だそうで、将来の後継者レースには絡まなそう。
つまり皇女とはいえみそっかす扱い。
騎士団作っても半ば「ごっこ遊び」と揶揄されている模様。
なので今回の任務「アルヌスの丘の偵察」は何としても成功させたいと意気込んでる。
しかし空回りしている感が半端ない。
最初からへっぽこの兆しが。
ロウリィにビビりまくり。
彼女の有名?悪名?はかなり鳴り響いているみたいですね。
味方に慣れば百人力、でも確信はない。
ビビりながらも歓迎ムードを演出しようとして…見事に失敗。
勢い良く空けたドアで伊丹ぶっ飛ばしてしまった。
テュカが物凄く怒っているのが印象的。
これまで弱々しい所しか見てこなかったので。
イタリカの当主は戦死し、跡継ぎは幼少の身。
そして攻めてくるのは野盗化した諸王国連合の敗残兵。
結果として国内は大混乱。
自衛隊と戦った影響がモロに出ています。
南門はオトリ。
自衛隊を受け入れたピニャですが、配置されたのは一度破られた門。
つまり一番弱いところで、敵もここを付いてくるだろうという場所。
当て馬であり捨て駒。
まあ怪しい連中だし死んでしまえば報酬払う必要もない。
姫から見れば最適な配置と言えます。
ただ自衛隊居なくてもロウリィだけで勝っちゃいそう。
彼女だけでも引き抜こうとは思わなかったのかな。
どうして敵である帝国の姫を助けるのか。
ピニャの意図を知りながら淡々と受け入れる伊丹たちが不思議なロウリィ。
俺達と喧嘩するより、仲良くした方が得だと思わせるため。
戦争しに来たんじゃなくて交渉しに来た。
そのテーブルに着かせる第一歩なんですが…。
全身を貫く恐怖をピニャの魂魄に刻みこむのね!
ロウリィ大いに勘違い、そして歓喜に打ち震えていますね。
そりゃビビらせるくらいの意味はあるけど。
ピニャの思惑大ハズレ。
敵は野盗とはいえ元は正規兵。
つまりピニャよりも実戦経験は豊富です。
その差が出たのか彼女の予想は尽く覆されてしまう。
まず攻めてきたのは伊丹たちが居る南門じゃなくて東門。
あまりにも手薄にしすぎて怪しまれたか。
そして思った以上に精強。
こっちが僅かな騎士とにわか仕込みの平民しか居ないとはいえ押しまくられる。
その上盗賊の挑発に乗せられてしまいもう制御不能。
所詮ごっこ遊びだったのか。
とでも言いたげに呆然としてますね。
ここで伊丹が騎兵隊宜しくさっそうと駆けつけたら…惚れちゃうんでしょうか。
その行動が注目されます。
次回はゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 第6話 『戦女神の騎行』です。
ワルキューレじゃなくて「いくさめがみ」と呼んだのは版権対策でしょうか。
ハミルトンとボーゼスは分かったけど、他の娘はどれが誰やらわからない。