覚醒した五十鈴がオリジナル曲を奏でて戦いを終わらせる。
所謂マクロス展開を想像していたら、想像以上にブラックな方向へ。
ワイバーンが大挙しても住民は冷静。
不気味だけど頼りにされてるオデュッセイア騎士団。
ヒャッハー!!
まるでモヒカン軍団かヤク中の如く敵に向かっていく騎士団にトウヤ達唖然。
彼らには戦術も連携もない。
というか戦う気もないかのようにワイバーンの攻撃に身を晒してバタバタと死んでいく騎士団。
その後移動神殿で復活するとまた敵に向かっていく。
蘇生中毒とでも言うのか、死ぬのか快感になっちゃった危ない人なのかと思った。
現実じゃ不可能なエクストリーム体験にハマったと。
スタンド?背後霊!?
更にミナミが繰り出してきたのがナイトシェード・サーヴァント。
こちら大地人から機械で幽霊っぽいのを抽出したもの。
本人に経験値は入るし、やられても大地人へっちゃら。
「不死身じゃない」大地人に取って将に夢の装置でしょう。
不気味だけどミナミ凄いな、と思ったのもつかの間、サーヴァントが移動神殿を攻撃。
こいつら制御不能じゃん!
いいことずくめ、というのは中々無いもんです。
殺せ!殺せ!そして死ね!!
更に騎士団はワイバーンを市街地に引きずり込もうとする。
流石にこれは容認出来んと止めにかかるトウヤ。
今の騎士団に何を言っても無駄…かと思ったら話が通じてビックリ。
完全に狂ってるわけじゃなかった。
そして言い出した話に二度ビックリ。
この無意味な突撃にはちゃんと意味があった!
俺達は帰るんだ!
死ぬと家族が見えるんだ。
死に続ければ帰れるかもしれない。
忘れていたこの気持ち。
アキバじゃ円卓会議作ったりしてこちらの世界で生きていくことにウェートを置いている。
だけど最初はみんな帰りたかったはず。
オデュッセイア騎士団の連中は最初からず~~~っと帰りたいという気持ちを持ち続けていたと。
藁にもすがる思いで「死ぬ」事に賭けていた。
俺…帰ったら結婚するんだ。
死亡フラグな台詞を言うけど死なない、というか死ねない現実。
しかし向こうで待ってる人がいる、やりたいことがある人にとっては切実。
トウヤとこいつらは噛み合わない。
一方のトウヤ。
以前よりぽつりぽつり語られていましたが現実は過酷です。
サッカー好きの少年が事故で車椅子。
元の世界に戻ったらこの足は動かない。
だから自由に振る舞えるこの世界ではイキイキしている。
どっちの世界が重要か、で両者は完全に平行線。
基本的にはオデュッセイアの主張に分がある様に見える。
ただ作り物、たかがゲームと言われようが大地人と接していれば情は移る。
増してルディの居るログ・ホライズンの連中はなおさら。
そのルディも自分の置かれた状況を何となく理解しつつある様ですね。
この状況どう収めるのだろう、という所で次回です。
あれは…ユパ様!?
違います、にゃん太班長です。
冒頭で飛び立ってから最後に登場…間長かったな。
次回はログ・ホライズン 第2シリーズ 第20話 『バースデイ・ソング』です。
ナイトシェイドサーバントは暴走しているわけではなく、大地人の女将軍の命令をきいて移動神殿を攻撃しています
ワイバーンを追い立ててサフィールの街を襲撃しているのは作戦通りなんです
で、それを知らないで死ぬチャンスと戦い始めたオデュセイア騎士団が邪魔なので妨害を始めただけです
アキバは別にこちらの世界で生きる事にウェイトを置いたりはしていません
円卓会議はあくまで現実に帰還するため、異世界で腰を据えて調査をするための活動です
トウヤのスタンスも別に現実よりこっちの世界がいいなんて今まで一言も言ってません
オデュセイアの人に言った言葉も「この世界だって大事な人はたくさんいる、この世界だって本物なんだ」です
オデュセイアの人は死んでも死ねないこの世界は偽者だと感じましたが
現実でも死ぬのと同じような辛い目を死なないで経験しているトウヤにとっては、そこで世界が本物か偽物か区別つくものじゃないだろ、どっちの世界にもその世界で必死に生きている人がいるならどちらも本物だろ、片方だけを貶めるなよ、って思ったのでしょう