サッカーの試合誘致!
このまま云っても5万人足りないという絶望的な状況で、起死回生の一手です。
作ったまま碌に使われていない多目的スタジアムを活かし、劇的に入場者数を増やす妙手。
人気チームの記念マッチ、しかし自前のスタジアムの整備が進まない。
そこにパークが救いの手を差し伸べるという寸法です。
アニメなら細かい所は省略してトントン拍子に進みそうな話ですが、そこは一筋縄では行きません。
金はもとより、未経験者による試合運営に難色を示すチーム経営陣。
そして二言目には芝、とにかくサッカーは芝が生命とばかりに突っ込んでくる。
久々に西也の読心能力で本音を聞き出すと。
我がパークには専門家がおります。
誰だ、モグラたちかな。
まさかのティラミー、そういや花の妖精だったっけ。
大盤振る舞いだけど、流石に大丈夫か。
賃料タダのうえ、宣伝費まで出すという好条件。
必要とあらばと電卓を叩いて経営陣を唸らせる。
湯水のごとく金を使っている様に見えるのですが、そろそろ息切れが気になりますね。
何しろ入場料が30円、深夜まで営業時間を延長し、ナイトパレードまでやっている。
人件費と光熱費とイベント代と投資しまくりです。
流石に給料遅配したらパーク傾いちゃう。
このタイミングでスタッフを全員集める西也。
てっきりラティファの病気バラすのかと思った。
南エリア売却。
使っていない土地を売却して当面の運用資金にする自爆営業。
これまで怠慢経営&遊ばせていた土地とはいえ売却は拡大という可能性を奪うことになる。
例え大儲けしてパークをでかくしようとしても売った後なら他人の土地、拡張出来ません。
最初仕込みだと思った。
これに真っ先に賛成したのが意外や意外、反西也の急先鋒と思われたモッフル。
モッフルが納得するなら…と賛同が広がっていく。
もしかして事前に話を通しておいてアジったんじゃなかろうか。
とも思いましたが、違う様です。
まあモッフルはラティファの事情知ってますからね。
そしてフラリとやってくる甘城企画の栗栖隆也。
期限は7/31の午後9時きっかり。
一秒たりとも待たないし、一人たりとも足りなかったら閉鎖という意気込みを感じます。
コイツ邪魔したりしないだろうな、だとしたら本当に敵。
誰か監視を付けた方が良いのかもしれない。
そして超超大盛況…キャストが死にそう。
前から気になっていたことがあります。
キャスト=スタッフは一人一役。
つまりモッフルやティラミーに代えが居ません。
三人用意して交代制にしないのは、キャラが薄くなるからというアニメならではのアレンジか。
つまりこいつら休めない。
案の定すさまじい数のお客にヘロヘロですね。
客は順調に入っているけど、カウントされる数字にこっちも息を呑みますね。
頭にちらつくのは甘城企画の栗栖。
コイツが何かしやしないか。
或いは事故で選手が来れないとかのトラブルが…問題は客の入りだから関係ないのか。
とにかく何か手落ちがないかと心配になってくる。
そしていよいよ18:00にサッカーの試合がキックオフ。
ここでお客さんはほぼ打ち止め。
足りない…足りないだと!?
残り3時間で、目標の50万人に252人足りません。
明日余裕でクリアできる…という話は当然通じません。
一体何処で計算違いが生じたんだ!?という所で次回です。
次回は甘城ブリリアントパーク 第12話 『未来は誰にもわからない!』です。
・甘ブリならではの弱点
キャストに代理が効かない訳です。ただこの世界には甘ブリの様な遊園地が複数あると言う事は繁盛している所は同じ種族を複数雇っているかもしれませんね。
・サッカー場
普通の遊園地なら無理ですが甘ブリならではの人材活用術、まあモグート族がモンハン状態になってますが(大汗)原作では施設側の電気施設が火災、しかも水損(放水による二次的損害の事)で基盤が揃うが一週間後、開幕戦は三日後。更に古い契約ですが甘ブリにあるスタジアムを無償で使える設定があった訳です。
水損を防ぐ為に施設によっては二酸化炭素を初めとする不燃性ガスでの消火施設の他にも圧縮空気を水粒を広範囲に飛ばすインパルスと呼ばれる消火器具も実用化されてます。
・さあどうする?