なんか若い。
暗くて広い部屋に二人きりの食事。
高級そうだけどまったく美味しそうじゃありませんね。
加えて飯が上手い重要な要素は相手ですが、何やら空気が重苦しい。
若々しいですが実母のようで、どうやら彼女がアスナの憂鬱の原因みたいですね。
案の定というかゲームをとがめ、学校に不平を言い、勝手に編入の話を進める始末。
加えて結婚相手まで連れてきて、
二言目にはキャリアキャリア。
そりゃキャリアは大事だけどさ…自分で掴み取るもので与えられるのは違うと思う。
でも弱みはあった。
10代で二年のブランクは大きいと思います。
被害者とはいえゲームやってて棒に振ったというのはあまり体裁も良くない。
学校も教師も急ごしらえ、レベルも怪しいしつまるところ隔離施設。
正直これも正しいと思う。
でもこのカーチャンには重大な汚点がありました。
あの須郷伸行を連れてきたのはこの母親。
・あの事は言わないで。
・決めたのは父さんだから父さんのせい。
自分の失敗を人に押し付けているだけだろうと。
こんな奴が「今度こそ大丈夫」とか言って連れてきた男なんてアテになる訳ありません。
母のせいでアスナの将来が潰されるところだった。
ここを徹底的に突けば黙らせられるかもしれない。
無論一筋縄じゃ行かないでしょうが。
心中穏やかじゃないまま絶剣との対決。
迷いがあるままで大丈夫か、或いはこんな現実だからこそと集中する源になるのか。
そして向かった決闘場。
絶剣は女でした。
…正直これは読めた。
というかキリトに関わるのは女だと思っていたので。
唖然としつつも直後に厳しい目をキリトに向けるアスナ。
女だから負けた訳じゃないヨ!?
というキリト、心なしか目が泳いでいる様な気がしないでもない。
キリトが負けた相手にアスナが勝てるのか。
もう一つ気になるのここですね。
・キリト最初の油断が命取りだった。
・アスナの現実逃避=剣士への拘りで勝った。
・キリトとアスナの違い、つまり相性で勝った。
いずれにしろアスナが勝つものと思い込んでいました。
普通に負け…いや負けそうになった所で絶剣がストップ。
そしてアスナの手を取り空へ。
ビビッと来た、お姉さんに決めた!
まさか同性愛者の嫁探しとかそういうオチ?
と思ったら「私達を助けて欲しい。」と真剣なお願い。
どうやら次の事件が発生した様で、絶剣は腕の立つ相手を探していたと。
エクスカリバーみたくショートストーリーかと思ったらここから新しい長編が始まるのかな。
という所で次回です。
次回はソードアート・オンラインII 第20話 『スリーピング・ナイツ』です。
>自分の失敗を人に押し付けているだけだろうと。
>こんな奴が「今度こそ大丈夫」とか言って連れてきた男なんてアテになる訳ありません。
実際引き合わせた男というかハトコなんですが、当人が自慢げにアスナに語った将来とやらは「親のコネで本家の銀行に就職してゆくゆくは(親のコネで)頭取になる勝ち組の俺スゲー」なので、一応お父さんの前では好青年の振りをするくらいの脳みそはあった須郷よりはるかにひどいんですよね……
ちなみに今回は一冊分の話なので残り全話これですねー
母親は普通の農家の娘で一生懸命に勉学に打ち込みキャリアを上げていって大学教授にまで登りつめましたからね。
なので娘には苦労をかけないようにしようと色々してそれが全部裏目ってるんだよね。