いつもの蟲師と違う。
OPが無い。
のっけからギャグ展開。
何か今回は違う予感がします。
山で老婆を拾ったギンコ。
姥捨て山に捨てられたんじゃあるまいな。
ホントに迷子、ちゃんと里に出られて一安心。
安心したら夫婦でボケだだのボケてないだのと言い合いが始まった。
ギンコげんなりしてるけど、こんな夫婦ってなんか良いな。
婆さん=みかげの秘密。
蟲師と知って爺さんが相談を持ちかけてきた。
みかげはこの村に突然現れた。
過去の記憶は何もなかった。
しかも同じ日、この村に住むアカネが居なくなり、まるで入れ替わるように現れたと。
両者に関係がないとは考えにくいですね。
逢魔が時、夕暮れ時に人が入れ替わる現象。
ここで気になることがあります。
・別々の場所に居た二人が入れ替わるだけなのか。
・影を踏んだ人が逢魔が時に飲まれ、飲まれていた人が出られるのか。
後者だと常に犠牲者が出ることになります。
そしてこちらが正解だった様です。
誰も…悪くない。
突然現れたみかげと最初はギクシャクしていたけど、やがて仲良くなり遂には夫婦に。
しかし今でも陽吉は「いつかみかげが故郷を思い出し、居なくなるかもしれない」という不安に駆られていると。
実際フラッと居なくなることが何度かあったようで。
しかし今回は違いました。
ギンコと陽吉の話を聞いて、失われた記憶が蘇った様で。
自分はアカネを犠牲にして出てこられた。
陽吉やアカネの父からアカネを奪い、その後釜に座った。
その罪悪感に苛まれるみかげ。
亜空間を永久に彷徨い続けるなんて怖くて堪らない。
また自分が出ると代わりに犠牲者が出ることも良く分かっていないでしょう。
責められる筋のものじゃないし、実際陽吉は責めない。
不幸なのはアカネだけ…とはならなかった。
やがてみかげが先に死んでしまい、一人残された陽吉の前に件の影が。
頭の紐がまぎれもなくアカネである証。
俺はお前と入れ替わった娘と夫婦になった!
陽吉は悪くないんですが、みかげと幸せになってアカネを放置したことの謝罪だろうか。
俺の影を踏んでくれ!
しかしアカネは踏まずに去ろうとする…そこへ駆け出す陽吉。
暗闇に浮かぶ少女に通りかかった老婆が驚愕。
アカネ、ちゃん?
恐らく嘗ての幼なじみだったんでしょうね。
元の場所に出られたアカネですが、やはり記憶は失っているのだろうか。
そしてアカネは全く歳を取っていなかった。
陽吉は爺さんのまま、恐らく誰の影を踏むこともなく、永遠に彷徨い続けることになる。
生き地獄を選んだ爺さんに何とも言えない気持ちになりました。
今回何か違うよ感がした蟲師。
思いっきり笑わせてくれるのかと思ってたらいつも以上の感動話だった!
という所で次回です。
次回は蟲師 続章 第14話 『隠り江』です。
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感動じゃねーから!これ鬱回だから!(泣)
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