ピエロは笑わせるために敢えて道化の仮面被ってるんだけど。
これは足立に対する物言いなのか。
一見ギャグ演出の様に見えるポエムだけど、割と鋭いこと言ってるのかも。
足立が気になる。
と尾行するマリー。
ここで時系列は大幅に巻き戻り、足立ストーリーが始まった。
第1期ではあまり語られてこなかった足立の足跡を辿る訳ですね。
どうもエリート街道から転げ落ちて左遷、所謂都落ちして来たみたいです。
この俺がこんな田舎町に。
そこで心機一転出来れば良かったんですが、ずっと引きずっていた様で。
能力に比して高すぎるプライド。
堂島始め地方の人も街も見下している風がある足立。
じゃあ本人はと言うと能力はお察し。
小馬鹿にしている連中に馬鹿にされるような仕事ぶりです。
実力以上に自尊心が高いと生きるのが大変そうですね。
基本的に物事が上手くいかない男ですが、周りの人の包容力に助けられている。
本人自覚無さそうですが。
しかし堂島のもとには鳴神が現れ、息子に間違われていた近所のおばさんには実の息子がやってくる。
自分の居場所がどんどん奪われていくと思ったのかもしれない。
維持する努力を怠って「裏切った」とか被害妄想も甚だしいですが。
後ろ向きな人生。
人の善意を信じる鳴神。
人を悪意としか取らない足立。
好対照な二人であり、当然足立には鳴神が眩しく映ったことでしょう。
鬱屈した感情はたまたま出会った「マヨナカテレビ」と結びついて暴走する。
人をテレビに落とし込み、文字通り暗転する様を見てほくそ笑む。
自分が幸せになれないなら、人を不幸にしてしまえばいい。
絶対評価(自分がどれだけ幸せか)じゃなくて相対評価(他人と比べて自分は幸せかどうか)を重視する人間にままある傾向でしょうか。鳴神を不幸のどん底に叩き落とした時、足立はさぞ嬉しかったことでしょう。
多分彼の人生のピーク。
そしてあとはまた落ちるだけ、と言う所で次回です。
次回はPersona4 the Golden 第6話 『It's cliché,so what?』です。
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