さようならアン。
原作ではいつの間にか居なくなっていたアンとのお別れシーンが追加。
嫌がるアンを羽交い締めにするポルナレフが危ない人みたい。
ジョセフに諭されて飛行機に乗るものの心残りが。
そこに颯爽と現れる承太郎。
新調した学生服で急いで駆けつけたのかな。
アニメではアンの扱いがかなり良かったですね、もしかして最後に出てきたりするんだろうか。
因みに「さよならだけが人生さ」は干武陵の漢詩「歓酒」を井伏鱒二が意訳したものの一節。
アン意外に教養ありますね。
静か過ぎる街に不気味過ぎる住人。
山間の街にやってきたジョースター一行ですが、霧が多くて何だかおどろおどろしい。
旅人が来ても物乞いとか物売りが全く寄ってこない。
挙句旅行者の奇妙な死体を見てしまえば「ここは危険だ!」となるのも当然。
でもジョセフ車に乗れない。
幻覚らしいのですが、他の連中気づいていませんね。
そんな中でやたら愛想の良いエンヤ婆登場。
やっとまともに話せる人が居たと喜んでますが、この状況で一人だけ普通っておかしい。
承太郎は既に警戒してますが、ポルナレフ呑気すぎます。
ホルホースなんで来たの。
まだ賞金一億ドルを諦めていなかったんだろうか。
J・ガイルを見捨てたのにその親元にやって来るとか無謀。
それともエンヤ婆には詳細バレていないと思ったのか。
当然バレていました。
そして本邦初公開の「正義(ジャスティス)」が炸裂。
傷口から血を吸い出し穴を開けて操る霧のスタンド。
実体が無いのでオラオラが効かなそう。
何故右手に出した、そもそも握れるの?
ホル・ホースの右手首は骨もスッポリ無くなってる。
どう考えても銃握れなさそうです。
更に右手はエンヤ婆の意のままなのに「皇帝」を出しちゃった。
当然自分で自分を撃ち殺しそうになる訳で。
左手には出せないのかな。
状況的にはジョースター一行がピンチなんだけど、今はエンヤ婆が大ピンチ。
まあ出てきたのがポルナレフ一人なんで何とかなりそうです。
というかジョースター達は二人一組で行動した方が良いのでは?と言う所で次回です。
次回はジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第15話 『正義 その2』です。
>原作ではいつの間にか居なくなっていたアンとのお別れシーンが追加。
原作でもお別れシーンはありますよ。
まあ、もっと短くあっさりでしたが。
ずっと自然消滅したものとばかり思ってました。
読み直して来ます。
・パキスタンで学生服は出来るの?
ウール100%でフルオーダーですが原作連載当時の為替レートを見ても日本よりもお安く出来ると思います。実際洋裁が産業化してますし、後は言語の壁ですがここら辺はパキスタンは戦前は英国の植民地と言う事で英語が公用語になってます。丞太郎は恐らくママやジョセフのやり取りには英語を使用しているので問題は無い筈。
(寧ろ仏人のポルナレフが大変かもしれない)
・エンヤ婆はモンスターペアレンツ?
ホル.ホースも飛んだとばっちりです、息子もクィーンとの連携を密にしていればよいのに……まあホル.ホースも危機管理が甘いと言わざる得ませんが。
・ジープにも歴史あり
WWⅡ寸前、米軍がナチスドイツ軍のキューベルワーゲンの活躍に目を付けて同じコンセプトを持つ軍用車両開発を自国の各自動車メーカーに要請。所が開発期間とスペックが厳しくビックスリーのゼネラルモーターズもフォードが応じてくれない。何しろ小排気量の小型車なんてアメリカの自動車主流を外れていますからね。結局応じたのが中/小型車を得意とする“ウィリス.オーバランド社”に経営不振でにっちもさっちも行かなくなっていた“アメリカン.バンタム社”、しかもウィリスは示された条件に入札をキャンセルする始末でジープは後が無いバンタムに。バンタム社は社外からカール.K.ブロブストを招聘、彼を中心に突貫作業。ブロブストは軍から示された車両重量をあっさり無視して現実的な数値にしました。
最初の試作車は二カ月で完成、基本性能が高く追加の試作車も製造する事になるもバンタム社には生産能力がここまで高くない。そこで陸軍は生産設備が高いメーカーを巻き込む為にこの試作車の設計図を公開して匙を投げたウィリスとフォードも開発に参加、試作車両は其々ヨーロッパやロシア戦線に投入、その数はそれぞれ1,500台……結局ウィリス社のモノがジープとして採用されました。
(ただフォード社のプロトタイプのフロントノーズが良かったので制式採用のジープにも取り入れられた)
ちと意外なのはジープのたたき台を作ったバンタム社は大戦中は生産台数が少ない大型の軍用車両製造を任されていたと言う事、戦後倒産しました。
更に以外なのは1942年に日本軍がフィリピン作戦でバンタムMk-Ⅱを鹵獲、日本に持ち帰りトヨタ自動車にコピーする様に命ずるも1944年にAK10型として陸軍が採用、しかしながらも……資材不足と労働力不足で活躍する事はありませんでした。そして朝鮮戦争時には壊れたジープを修理やオーバーホールを任されると言うトンデモナイ皮肉も……。
ジョジョ達が使用するジープは地理的に言えば“マヒンドラ&マヒンドラ社(インド)”のライセンス生産車かな?今現在も生産しています。
・滑走路に人が居るのに
啓徳空港よりもトンデモナイ危険な所がありましてね……ネパールにある“テンジンヒラリー空港”なんて山中にある上に滑走路が異常に狭いのでほんの少しの計算ミスで滑走路のフェンスを越えて山に衝突。日本じゃ絶対に空港としての使用許可が下りません。離陸が成功するだけで乗客(=ヒラヤマ登山客)から拍手が起こる程。
・アンは何処へ。
空港が何処になるのかは不明ですがアンが乗ったのはパキスタン国際航空のATR42かフォッカーF27型と思われます。この航空会社は変わってまして必ず飛行前には機長によるコーランの祈りがある他にも例えば成田空港到着の便なら機内アナウンスでも『当機は間もなく成田国際空港に着陸します。インシャラー』と言うほど。このインシャラーは“もしアラーが望まれれば”と訳しますので。
(でもこの時代の東アジアと中東の航空会社の機体は本当に危ないと言う噂は当時のバックパッカーでも有名でした)
他にもロイヤル航空があるが設立が1998年で翌年貨物航空会社と運航を開始、旅客部門は2003年からですから原作通りならジョジョ達の頃にはまだ存在してませんね。
よく見ると原作と違ってジャスティスも両右手になってるんですよね
細かいアレンジですが製作陣、ナイスだと思います