蟲師 続章 第2話 『囀る貝』 村八分?余所者差別?と思ったら違った。

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頑なになった男と罪悪感でいっぱいの男。
とある漁師の集落で海女漁を営んでいた砂吉と網元。
砂吉の不在の漁でフカ=鮫が出て女房が食い殺された。
網元は自分の女房を助けることを優先し、結果として佐吉の女房を見捨てた。

表立って非難はしなかったものの佐吉はミナを連れて集落から離れた崖に移り住み、交流を断ったと。
最初ミナが色黒だったので余所者かと思いましたが元は同じ村の住人。
しかも逆村八分という状態でした。
そりゃいざとなったら自分の女房を優先するでしょうね。
責められる筈もないが、勿論納得は出来ない。

貝の中からピヨピヨピヨ。
雛鳥の鳴き声みたいのを聞くと言葉を失ってしまう。
これでミナが一時的に失語症状態。
それほど重い症状ではなく、人と話していればいずれ回復する類のもの。
でもミナと佐吉は逆村八分状態で中々元に戻らないと。

こちらを凶兆と警告して回るギンコ。
網元は元々備えはしてある、特別気をつけることはないと断言。
これはハッタリではなく、前述のフカ騒動が関係しています。
漁に出なきゃ漁師は食いっぱぐれ。
でも危険な時に無理に漁をして犠牲者を出したくはない。
そこで養殖を推し進めていた。
避難して漁が出来なくても村は大丈夫、という自信の現れだった。

自然の猛威。
こうなると凶兆が何かというのが俄然気になってくる。
劇中では高潮を警戒して全員崖に避難。
そしてやって来たのは高潮ならぬ赤潮。
プランクトンの異常増殖で魚が窒息して大量死を招くというもの。
そうです、網元が苦労して実現した養殖の魚は全滅してしまった。

何をやっても無駄なのか…とうなだれる網元。
彼自身佐吉の女房を犠牲にした悲劇を繰り返すまいと対策を練っていた。
その上佐吉に関係修復を呼びかけていた。
その努力をあざ笑うような自然の仕打ち。

自然の猛威2
養殖が失敗した以上他に手がないと漁に出ようとする網元。
しかし貝の囀りは終わっていない、とギンコが警告。
まさに八方塞がりの状態。
佐吉もまた網元のところへやって来た。
高潮の後は毒を持つ貝が出る、と彼もまた自重を促す。

そして差し出したのはミナが取った大粒の真珠。
これを売って村のみんなを助けて欲しい。
被害者からの温かい申し出に涙する網元。
女房の件は忘れられないけど、網元の努力も認められた。
じわりと来る良いシーンです。

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凶兆も去って一緒に遊ぶミナとシマ。
明るい未来を象徴するような情景で話を結びます。
次はきっと養殖も成功するでしょう。
そんな期待を感じさせるような終わり方でした。 

最初はまた鮫が来て、ミナを助けようとして網元が犠牲になるのかと思った。
でもそうなると犠牲は出さないという網元の決意を自ら覆すことになる。
そういう意味でも良い話だったと思います。 

次回は蟲師 続章 第3話 『雪の下』です。

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コメント(1)

蟲師ってかなり地域や組織の疎外やイジメ、差別みたいな風習があって、古き良き素朴な時代、と思う設定の一方、今の時代からしたら忌まわしき文化も見え隠れして、またそこが蟲師の興味深い見所ですね。この話のように最後は人の関係が戻る、良かった面もあってそこが見逃せない部分です。

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