李牧は強かった。
見た目優男でいつも武神・龐煖とコンビを組んでいたので「軍師」というイメージが強かった李牧。
しかしその剣圧は信をもぶっ飛ばす豪傑。
普段とは顔が違います、顔が。
こんなに強いなら知勇兼備の将として売りだせばいいのに何故そうしないんだろう。
頭だけで腕はからっきし、と敵の油断を誘うためだろうか。
国境付近で密談していた李牧に焦る信と河了貂。
信も基本おバカながら、国と国との関係を気にする様になりましたね。
因みに李牧に捕まった信が生きて帰れたのは秦趙同盟のお陰でご都合主義じゃありません。
勘違いしてました。
成蟜を開放して政治工作に従事させた結果、
右丞相:昌平君(呂不韋派)
左丞相:昌文君(大王派)
に決定、大王派と呂不韋派で地位を分け合うこととなりました。
てっきり大王派で丞相を独占するのかと思いましたが、
左丞相候補:李斯(呂不韋派)
というのを昌文君に差し替えるのが精一杯だった様ですね。
傍目には大王と呂不韋の勢力が拮抗した形になります。
弟にすら負けていた大王:嬴政も随分勢力を盛り返したという所でしょうか。
彼の目標は中華統一であり、秦国掌握すら通過点でしか無いのですが。
そして嬴政に更なる追い風が。
いつの間にそんな関係に。
女性を送っても手を付けずに一晩中読書。
そんな描写ばかりだった政ですが、何と向が妊娠したことが判明。
お世継ぎじゃ!
と湧き上がる重臣、表面上は相国:呂不韋も祝っていると。
でも見ている方はビックリ。
嬴政の為に重傷まで負った向だけに仲が深まるのはおかしくありません。
でもそんな素振りが全くなかったから。
テレビ、増してNHKだけにラブシーンは避けたという事でしょうか。
王輝が死に、蒙驁は引退。
大将軍の二人を失い、傍目には弱体化している様に見える秦。
でも我らが主人公信や蒙恬に王賁といった若い将が芽吹き、王翦や桓騎といった知る人ぞ知る名将も居る。
確実に世代交代には成功しつつあるという所でしょうか。
李牧の動きに新たな戦争が近いと感じる信。
彼にとっては大きな戦争ほど出世の足がかりとなるのでどんと来いなんでしょうね。
そして最終的には中華統一。
統一って事は500年に渡る戦乱が終結するって事だ。
剣ばかり振るっていた信が「平和」に言及するのにちょっとビックリ。
あとラストに語りかける相手は嬴政じゃなくて漂が良かった。
なんて思った所でおしまいです。
ブツ切りなんで当然続きが気になります。
原作は続いていますし、NHKはBD/DVDの売上に関係なく続編を作ってくれると思ってます。
事実この第二期があった訳ですし。
これは第三期を期待せずにはおれません。
李牧の策の行く末や羌瘣の帰還も気になりますしね。
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