第一話のインパクトは絶大だった。
最近はとかく深夜アニメの数が多く、どれを見たら良いのか迷うことが多いです。
以前は2~3話見てレビューするアニメを決めていたのですが、最近じゃ第一話で決めることもしばしば。
なので第一話の盛り上がりは重要。
その中でもキルラキルの衝撃はかなり凄かった。
凄かった一方で「このテンションはいつまで持つのだろう」という別の懸念が出てくる。
スタッフも人間ですし、全力疾走すればどこかで息切れするんじゃないか。
竜頭蛇尾、最初だけだったな。
なんて言われるアニメもあるわけで。
しかしこのアニメは最後まで勢いで乗り切りました。
将に息継ぎなしで走り抜けたスタッフお疲れ様というしかありません。
絶対服従の力に死んでなかった原初生命戦維。
その支配力で全ての生命戦維を無力化したうえ原初生命戦維に飲み込まれる人々。
神衣・神羅纐纈を纏った羅暁の強さは圧倒的。
そんな中で単体で羅暁に突撃した鮮血。
パートナーが単独行動すると死んでしまう。
悪い予感をひしひしと感じますね。
この時鳳凰丸を押し出したことで形成が逆転。
…するかに思ったら今度は針目縫が原書生命戦維と融合、のち羅暁とも融合する三位一体状態へ。
自分でクビ落とす様が「ジョジョの奇妙な冒険」第三部のヴァニラ・アイスっぽい。
流子達も諦めませんが羅暁達も参らないエンドレス状態。
極制服の力は戻ったものの、それ以上の力を得た羅暁は自ら宇宙へ向かう。
ロボットアニメみたくラストは宇宙へ。
みんなの生命戦維を分けてくれ!そして掟破りの…。
元気玉よろしく全ての生命戦維を集めた流子は極大パワーアップ。
ドラゴンボール的展開だなと思ったら流子金髪で本当にスーパーサイヤ人、もといスーパー戦維人と化してこれまた宇宙へ。
流子が羅暁を攻撃しようにも片裁ちバサミもまた生命戦維を硬化されたもの。
絶対服従を持つ羅暁には攻撃出来ないと。
いくら不死身に近い体でも攻撃が効かないんじゃ打つ手なしですね。
無謀にも特攻し、案の定刺し貫かれる流子。
私は死にかけるほど強くなる…やっぱりサイヤ人っぽいけどそんな話した事あったっけ?
更に神衣・鮮血には能力吸収がある!
今まで倒した極制服から生命戦維を吸収したのもその為…これは伏線貼ってましたね。
羅暁の持つ絶対服従を吸収し全ての生命戦維に命令解除。
こうして遂に、遂に羅暁の野望をぶっつぶしました。
マッパで大気圏突入。
敵を倒した後にもう一苦労するのはロボットアニメのお約束。
でもキルラキルでもやります。
野望が潰えてあの羅暁も大人しくなるのか…なりませんでしたね。
自ら心臓えぐりだして握りつぶすという超ダイナミックな自決。
おまけに「生命戦維は宇宙にまだある」と含みを持たせた発言までかましてくれました。
しかし流子と鮮血の力もここまで、早いところ地球に戻らないと危ない!
鮮血を前に出して下着姿で大気圏再突入。
更に熱でパンツが焼け落ちて流子マッパです。
この姿勢が耐熱フィルムかシールド出して大気圏再突入するガンダムを彷彿とさせます。
しかし鮮血はガンダリウム程頑丈じゃなかった。
燃え尽きて一糸残らず灰と化していく鮮血、号泣する流子。
みんな足丈夫過ぎるだろ!
悲嘆に暮れ落ちていく流子に皐月の声が聞こえる。
目を向けるとそこにはマッパで落下点に全力疾走する姉の姿。
良いシーンの筈なのに必死過ぎる皐月の顔が笑える。
というかキルラキルでは本人大真面目だけど見ている方は吹き出す「シリアスな笑い」シーンが多いです。
マコを庇って蒲郡先輩が死んだ?というシーンでもマコが間欠泉みたいな号泣して吹いてしまいました。
勢いの付いた流子を止めるため皐月に加え四天王が、満艦飾家の面々が、更には全ての生徒が受け止める。
当然全員マッパです。
もうあまり光とかアングルで隠す気もないらしいのですが、女性の乳首は無く股間はまっさらですね。
全員一丸となってようやく流子は止まったと。
…考えてみたら先に落ちていった人々はどうしたんだろう。
全員墜落死してるんじゃなかろうか。
お約束のデートは三人一緒で。
最後の決戦の前に大事な約束をすると死ぬ=死亡フラグ。
まあ主人公なんで大丈夫とは思っていました。
でもマコとのデートかと思ったら皐月まで付いてきた。
まさかのショートカット化、しかも似合いすぎてヤバイ。
ボロアパートの管理人とかやりませんか、一刻館って言うんですが。
写真を撮る時照れる皐月がまた可愛い。
そして全てが終わった流子は何を思うのか、という所でおしまい。
でもまだ終わりじゃない様で。
9月発売のBD最終巻に第二十五話が追加されるそうです。
エピローグの様なので話自体は今回で完結しているのでしょう。
でもここまで見た人なら当然見たい。
しかし半年先とは…。
たまにある商法ですが、単体でもっと早く出して欲しいところ。
でもそれだとTV見てない人がネタバレ見ちゃうのでダメなんでしょうね。
とはいえ、まだ25話が残っています。完全新作でDVD、ブルーレイ第九巻に収録。本能字学園からのそれぞれの卒業の物語。もう少し「キルラキル」におつきあい下さい。
— 中島かずき (@k_z_ki) 2014, 3月 29
ここで鮮血が復活するとかあるんでしょうか。
更に敵ながら生き残ってしまった?鳳凰丸はどうしているのか。
気になる事はまだありますね。
公式サイト / ウィキペディア / 公式Twitter(#kill_la_kill)
>>私は死にかけるほど強くなる
普通に伏線あったというか、ラ行母さんが言っておりました。
が、御存じのとおり物語はハイスピードで進んでいましたので、一度きりの言及です。
流し見しているか、ガン見しているかがそれとなく分かってしまうポイント。
>>良いシーンの筈なのに必死過ぎる皐月の顔が笑える。
何故あそこまで必死になるのかを考えると、これっぽっちも笑えませんが
笑えたって感想が結構あって、そっちには笑いました。皆結構下衆いよねw
>皆結構下衆いよねw
制作が狙ったシリアスな笑いだからだと思います。
これまでの皐月のキャラクターとのギャップが余りにも凄かったんで。