前に書いた気もしますが。
ネットを見ると、
初代メイジンって出てないけどどんな人?
初代はセイの父親イオリ・タケシ。
初代は京田四郎=プラモ狂四郎。
なんて話を目にしたりする。
ストリームベースの川口さんでしょ?
という話が意外と知られていないみたいですね。
そもそも「プラモ狂四郎を知らない」ガンダムビルドファイターズ視聴者も居るようで。
ゲームの高橋名人(こっちも古いか?)の様に実在することを知らない人も居るかもしれない。
そこでメイジン関係の情報を纏めることにしました。
三代目と二代目はこの人たち。
まず三代目。
三代目メイジン・カワグチ=ユウキ・タツヤ。
最近襲名した新名人、ガンプラバトル選手権は彼のお披露目&実力を示す場という感じがします。
そして二代目。
二代目メイジン・カワグチ=???
実は私にとってこの二代目こそが最大の謎。
まず名前が分からず何処の誰だか分かりません。
どんな人物かは三代目メイジン・カワグチの語る所から推測すると、
ガンプラ最高峰の「ガンプラ塾」の講師。
ガンプラバトルの勝利にのみ固執。
あまり人望は無さそうだが、何でこんな人が選ばれたのか不明。
このぐらいしか分からない。
鬼のように厳しい人物で、何故か現在はベッドで植物状態みたくなっている。
でも詳細は謎という感じです。
そしていよいよ初代…の前にストリームベースの紹介。
川口名人は左のメガネ&長髪&ヒゲ無しの人物です。
どうやら長髪は止めたようです。
この「だれだおまえらは」と言っているのが漫画の主人公であるプラモ狂四郎こと京田四郎です。
上記はコミックボンボン連載の漫画「プラモ狂四郎」の抜粋です。
こちらに「模型集団ストリームベース」なる三人組が登場。
狂四郎にモデラーの奥義を伝授する役割を担っていました。
未来では子孫による「三代目ストリームベース」まで登場しています。
三代目メイジン・カワグチと被っている感じがしますね。
ストリームベースとは当時大学生だった川口克己、小田雅弘、高橋昌也によって結成された模型製作集団です。
彼らはガンプラが発売される前に「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツを自作。
つまりフルスクラッチしてホビー誌に投稿していました。
現在のように専用の道具も少なくフルスクラッチと言ってもベースになりそうなプラモすら無い時代です。
何せバンダイがガンプラを発売する前。
彼らの技術力が如何に優れていたかは想像に難くありません。
マニアや業界など一部で有名だった彼らの知名度を一気に上げたのが上記の漫画「プラモ狂四郎」という訳です。
「プラモ狂四郎」とは。
話が前後しましたが出演した漫画の紹介です。
作ったプラモを自分で動かせて実際に戦えたら…。
そんな子供の夢を叶えた漫画です。
劇中では「プラモシミュレーション」というコンピュータ制御のマシンでプラモを仮想空間に投影。
モデラーは実際に操縦して戦うというものです。
ガンプラのみならずダグラムやダンバインといったロボットのプラモ全般が対象でした。
というかロボットじゃないプラモすら登場しました。
プラモの出来栄えが反映されるのはガンプラバトルと一緒です。
初期のガンプラの特徴である「脚が曲がらない」といった弱点を突いたりしていました。
ダメージを受けるとプラモが壊れるのもこれまたガンプラバトルと一緒。
そして現在では全く意味の違う「魔改造」という言葉を生み出したのもこの漫画。
元はゼロ戦がロボットに変形するという「ありえないほどの改造」を指す言葉でした。
実際はゼロ戦とロボットの二体を持ち込み、タイマーで切り替えしていたペテンだったのですが。
模型好きの青年は現在こうなりました。
メイジン・カワグチと言えばグラサン!
上二枚よりも若い頃かな?
そしていよいよ初代。
初代メイジン・カワグチ=川口克己。
何とバンダイの社員です。
実は「ガンダムビルドファイターズ」が始まるまでこの話は知らなかった。
ストリームベースの三人のうち川口氏のみバンダイに入社。
模型製作の腕を見込まれて…という訳ではありません。
普通に入社試験を受けて入ったそうです。
「バンダイはマニアを採用しない」という噂を聞いてストリームベース時代の事は何も話さず試験を受けたとか。当たり前ですが当時は「オタク」という言葉はありません。
その後実際にガンプラの企画制作に係るようになり、ストリームベース時代の経験も生かして「名人」を名乗るようになったと。趣味をそのまま仕事にしてしまった様で羨ましい限りです。
因みに初代メイジン・カワグチ=イオリ・タケシ説ですが、彼は第二回ガンプラバトル選手権準優勝。
そこはやはり第一回大会で優勝しているだろう。
何よりメイジン・カワグチが準優勝じゃ格好が付かない。
という理由で違うと思います。
もしセイ&レイジが優勝しちゃったら三代目メイジン・カワグチも準優勝になっちゃうんですが。
・ガンプラ出身のMS
この作品で武者ガンダム(後にSD武者願駄無としてシリーズの一角を担う事になる)、パーフェクトガンダム三機が初出。敵としてはやはりパーフェクトジオングが印象に残ってます。Gジェネではパーフェクトガンダムの開発者がイチロー.イタノとなってますが実は連邦軍がジオンの諜報部隊を混乱させる為にでっち上げた架空機と言う説もあります。
狂四朗もMSパイロットして参加したGジェネもあり、確かSEEDの放送終了後だったかなぁ……アスランのイージスを見て“シャア専用のガンダム”と言うセリフに皆さんはどう思ったでしょうか?レットウォーリアの産みの親のこのセリフ……。
でもイチロー.イタノの元ネタになった方は実在してます。『超時空要塞マクロス』にてミサイルそのものを画かずに噴煙で描写する手法を編み出した板野 一郎氏が遊びで画いたイラストが元に、パーフェクトジオングも彼のアイデアからです。
このパーフェクトガンダムはその後の宇宙世紀の各ガンダムでも見られるようになり、SEEDリマスター版ではAAに搭載されていたストライカーパックを装備したパーフェクトストライクガンダムが登場しました。
二番目はガンダムフルアーマータイプとして登場、そして三番目はガンダムとしては初の非トリコロールで当時のファンの間に物議を醸したレットウォーリア……今でこそ非トリコロールのガンダムが普通に出てますがこれが元祖なんですね。
(今回出たデスサイズはレットウォーリアのパロかもしれませんね)
ただコミックボンボンにはもう一つガンプラバトルをテーマにした作品があるのでそちらのイメージが強いかもしれませんな。
・カワグチの謎
二代目がこんな事になった事情を知っているとしたら他にもラルさんかタケシさんかな?暴走した三代目を止める為に乱入するかもしれません(マテ)。もしかしたら初代が狂四朗やサッキー竹田と共に出て来るとか(オイマテ)
狂四郎が出たら祭りは必至でしょうね。
こいさん
返信どうもです。
そーですね、ガンプラがテーマの作品ですから何れは出ると思います。ただ数年前になんかの雑誌で四十代になった狂四朗とサッキー竹田が出てましてねぇ……捻ってそちらが出るかも。
後パーフェクトジオングが登場したのが『機動戦士ガンダム G.D.A 若き彗星の肖像』にてアムブロシア駐留軍の依頼でヴァールシカ吉にある機密情報の確保と消去の際にア.バオア.クーにてシャアにジオングの説明をした士官と再会。なんと完全版ジオング三号機を借りる事になり所謂パーフェクトジオング、遭遇した連邦軍士官が気の毒です。
(この作品はシャアがア.バオア.クーの撤退後からグリプス2に潜入するまでの間を描いた作品。若い頃のハマーン様やガトーやら、ジオン士官服姿のリカルトとアンディが見れます)
この頃のハマーン様は可愛かったのに……。