X話なのかアフターストーリーなのか。
劇場版の話が出た時まず思ったのがこれ。
どうやらTV放送中の語られなかった話、いわゆるX話みたいですね。
流石に喜翆荘がああなっただけにその後の話は難しいのかも。
この「花咲くいろは」はTV版が2011年4~9月に渡って放送されました。
石川県の旅館を舞台に突如放り込まれることになった松前緒花の奮闘を描いた作品です。
岸田メルの美麗なキャラクターデザインと作画に定評のあるP.A.ワークスの組み合わせで放送前からかなり話題になっていました。
かいつまんだあらすじ紹介。
東京に母と二人で暮らす女子高生・松前緒花。
忙しい母に代わって家事をこなし、幼馴染の男の子・孝一とは友達以上恋人未満。
それなりに充実していた彼女の生活はある日一変してしまう。
何と母の恋人(父親にあらず)が多額の借金を抱えて夜逃げ。
母も男と一緒に行ってしまい、自分は祖母の実家へ行くように申し渡されてしまう。
折しも孝一からの告白を受けラブコメ真っ盛りだったのにお先真っ暗。
緒花が行くように言われた実家は温泉宿で、母が飛び出して以来絶縁状態。
これだけでも肩身が相当狭そうです。
祖母は緒花を引き受けはするものの、いち従業員として働くように言い渡す。
孫扱いはしないというスタンスです。
なんて可哀想な緒花。
まるで小公女みたいじゃないか。
知らない場所に慣れない仕事、それでも緒花はめげずに頑張ると。
でも健気ってわけじゃない。
序盤はキャラクターの可愛さと、激変する緒花の環境から目が離せなかった。
孫が来たのに歓迎されない状況も気になってしかたがないと。
でも緒花もただの可哀想な少女って訳じゃないのが現代的。
まずこの娘、かなり無神経です。
人の事情を根掘り葉掘り聞きたがり、何事にも首を突っ込むなどかなりずけずけとした性格。
更に早とちりと暴走ぶりが激しく思い込みで行動しては周囲に大迷惑をかける始末。
お前、友だち居ないだろ。
なんて言われた時には「そりゃそう思うよな」って共感してしまいます。
でも緒花が仕事を覚えていき、更に破天荒な行動も良い方向に働くようになっていく。
彼女は成長していくんです。
どうやらここで上手くやっていけそう、と思った時にもう一波乱が起きると。
序盤のつかみとラストの締めが特に素晴らしかったアニメでしたね。
期間限定でBD-BOXが発売中。
BDは全9巻ですが、その後BD-BOXが発売されています。
値段的にもお得なのでオススメです。
しかしこちら2013年5月31日までの期間限定リリース。
既に販売は終了しており、残っているのは店頭在庫のみとなります。
無くなったらおしまい、欲しい人はお早めに。
コミカライズ版も全5巻で完結!
TV放送と同時期にコミカライズが行われ、こちら5巻で完結しています。
作画担当の千田衛人による可愛らしいキャラクターに、アニメを見た人も違和感なく入り込めるかと。
こちらガンガンONLINEの特集コーナーにて第1話が無料で試し読み出来ます。
TV版全26話のレビューを再公開しました。
Google対策で一時公開を差し止めていたレビューを再公開しました。
・レビュー:花咲くいろは
今見るとトラックバック数がかなりく多いですね。
当時かなりの注目作だったのが伺えます。
公式サイト / ウィキペディア / 公式Twitter(#hanairo)
コメントする