これまでの回想で想像出来ましたが。
どうやら八軒がエゾノーに来たのは逃げ、勉強に挫折して流れてきた様ですね。
北海道の受験戦争は比較的おだやかだと思っていただけに驚きです。
八軒の実家は内地からの転入組で、受験に対する意識が違うのかもしれない。
そしてこの事を知った駒場は「下らねー」とバッサリ。
勉強出来なくても家業継げば良い奴は楽だよな!
八軒も黙ってはおらず両者は一触即発。
ここへ来て自営業とサラリーマン家庭の摩擦が表面化しましたね。
どっちも大変です。
家業が無い家であれば、子供は就職のために学歴を重ねる必要が有ると。
大変ですが職業を選択することが出来る。
他方で農家であれば実家を継ぐ事で受験戦争からは逃げられる。
一方で継ぎたくなくても止むに止まれず継がされる事もあるでしょう。
要するにどちらにも一長一短が有るわけで、立場の違いという奴です。
実は駒場の家は母子家庭であり、母が必死で家業を切り盛りしている。
その為少しでも早く駒場が家業を継がなければ、という事情があった。
順境であれば良いのですが、もし傾いていたら新人後継者によるマイナスからのスタート。
その前途は多難でしょうね。
これを知った八軒は言い過ぎを謝罪、駒場も失言を詫びて和解に至ると。
背後に有るのは家畜の境遇。
・卵を生めない鶏は処分されローストチキンに。
・勝てないばん馬は食肉に。
・豚には生後まもなくの生存競争があり、負けると母親のお乳も満足に貰えない。
家畜には結果が全て、努力したかは評価されない。
更に言えば食用の家畜は遅いか早いかの違いでどちらにしても解体される運命。
殺される生き物にも競争がある。
生きるための競争に四苦八苦した八軒は絶句すると。
残り3年?
必死で努力したのに結果を出せず、努力は評価して貰えない。
そんな自分と競争に負けて成長が遅い子豚がシンクロしてしまった八軒。
家畜に情が移るのはマズイ、そう言われて敢えて「豚丼」と命名。
食べられるのは分かっているが、家畜としての人生もとい豚生は全うさせてやりたい。
在学中の3年間この子豚をきっちり育てようと決意します。
豚って成長するのに3年もかからないだろう。
そう思っていたらこの「豚丼」、3ヶ月後にベーコンになることが判明。
3年は長いと思ったけど、3ヶ月は早すぎる。
しかも豚丼にすらならないし。
多少グラっと来たみたいですが、それでも育てる決意をした八軒、というところで次回です。
女子の意識も違う。
子豚を可愛いと言っているのは八軒だけではありません、女子生徒も同じです。
でも彼女たちはこの子豚が将来食肉にされるのも知った上で言っている。
それとこれとは別、という住み分けがきっちり出来ている様ですね。
冷徹な目をして、
「かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先にならぶ運命なのね」
て思うのはまだ情があるんだな、と思いました。
デートじゃなかったけど御影のふとももは良かった。
行った先に駒場が居て「男女三人」だった事で八軒ガッカリ。
でも彼女の私服はデートっぽかった。
ショートパンツからのぞく生足が眩しい。
乗馬やってるだけあって太ももはむっちり、足首はキュッと締まってまさに理想の脚線美。
これ見れただけでも儲けものだったんじゃないでしょうか。
他方で二人っきりで馬の世話するシーンは殆んど描写無かったですね。
ここで何らかのイベントが起きるのかと思ったのですが。
豚丼といえば。
JR帯広駅前の「ぱんちょう」に昔食べに行ったことがあリます。
豚丼が全国区になる前で、まだローカル名物だった時の話です。
まず豚肉が分厚くてビックリしましたね。
それから何故かグリーンピースが乗ってるのに「?」となったり。
食べてみると甘さの中に苦味が。
表面を少し焦がしているところがポイントです。
更に今では豚丼の素がありますが、無い頃に自作したことがあります。
友達で作った人が居て、レシピを聞いて真似ました。
豚バラ肉を醤油ベースにみりんや砂糖で甘めにしたタレに漬けて焼く。
ネギと細切りピーマンを添えました。
予想以上に美味かった、こんな豚の食べ方があるんだと感心したものです。
その後上記のぱんちょうに食べに行きました。
自分が作ったのとかなり違うとビックリしましたね。
公式サイト / ウィキペディア / 公式Twitter(#ginsaji)
・ばんえい競馬
普通の競馬が“陸上トラック競技”ならこちらは力と持久力を要する競技、アイドルマスターの関連イベントで知っている人も多いかな。因みにソリをスタート地点まで運ぶのにナロゲージ鉄道(鉱山や大規模工事現場なんかで使用される鉄道システム)を使っていた所もあります。
・広さの目安
農場の広さがマクロス一隻分ね……これってかなりデカイよ。SDF-1 マクロスは全長約1.2㎞、全幅約600m。一番分かりやすいのは『超時空要塞 マクロス』の第一話の俯瞰かな……。