スタッフに「めぞん一刻」好きが居る模様。
使者・二又一成、光の精霊・島本須美。
この声優の使い方には反応せざるを得ない。
それにしても非道い役だ…と思う人も居るでしょうが、二又一成はこういう小物役をやらせたらピカ一の役者です。
・「銀河英雄伝説」のフレーゲル男爵。
・「プライベート・ライアン」のアパム伍長(吹き替え)。
むしろ主人公・五代くん役のほうがそれこそ「異端」だった訳で。
因みに光の精霊がどこに出てたのかというと、エンディングの後のCパート。
このアニメでCパートあったの初めてじゃないだろうか。
いつものように「後はタイトルだけの予告か」と見るの止めないように注意しましょう。
その場で拷問・処刑て。
異端者を捕らえて中央に護送するのが役目かと思った使者ですが、その場でムチを打ち始めました。
現地で公開拷問はじめちゃうなんてとビックリ。
使者にそんな権限あるの?
それにしても身代わりでこれはキツい。
女騎士が「何も怖がる必要はない」と言ってましたが十分怖いです。
挙句民衆が反旗を翻し…ってそりゃこんな光景みせられりゃ反発もするよ。
それを防ぐためにも好き放題やるなら連れて行った後にやれと。
更に焦った使者はその場で紅の学士を処刑しようとする。
形だけの裁判すら放棄。
何かもうどうしようもない感が漂ってきますね。
えと、つまり虫=クズって事?
教会の仕打ちに対して反論する紅の学士…に化けたメイド姉。
鞭打たれて身も心もボロボロなのに気丈ですね。
しかし言ってることが分かりづらい。
何というか精霊を絡めた抽象的な物言いに終始しています。
いちおう要約すると、
農奴は虫、自分の意思を持たぬものも虫。
自分が虫と思うなら私に石を投げなさい。
一寸の虫にも五分の魂。
ミミズだって、オケラだって、アメンボだ~って~という「僕らはみんな生きている」を全否定。
まあ虫けらのように殺すとか言う表現もありますからね。
とにかくメイド姉は虫が嫌いなのは分かりました。
勇者出番なかった。
処刑を止めたのは冬寂王。
そりゃ連れて行かれる前に殺されそうになったら勇者の出る幕はありませんね。
どうやら中央との関係を絶って自主独立の道を歩むみたいです。
教会の件は湖畔修道会の主でもある女騎士が逆に「紅の学士=聖人」の認定を与えて後押し。
何かカトリックと英国国教会みたいな騒動に見えなくもない。
しかし生者に聖人認定ってありなのか。
こうしてスゴスゴ帰るしかなくなった使者一行、というところで次回です。
ガミラス星人みたいなのがラスボス?
そして最後に出てきた聖人ならぬガミラス星人みたいな青い肌の魔族。
どうやら魔王と関係が深い人物みたいです。
でもアンタが見てるのは魔王に化けたメイド姉ですけどね。
世界を手に入れるとか野望を口にしてますし、コイツがラスボスになる&勇者の真の恋敵って事でしょうか。
次回はまおゆう魔王勇者 特別章(総集編) 『この物語は、駄肉だけではないのじゃ!』です。
拷問は民衆への見せしめのつもりだったのでしょう。その場で処刑はやりすぎですが。
メイド姉の演説は個人的には良かったです。人としての自由は尊いものであり、自分の意思を捨てた者は人間以下だということだと思います。
中世の時代に民主的な発言。
紅の学士の薫陶か、時代を先取りしてますね。