ママン襲来。
前回がヤマで今回はエピローグ。
まあこれまで山あり谷ありだった琴浦さんだけにこれもアリかな。
尺足りなくて駆け足になってしまうよりマシだし。
そう思ったらそんな事は無かった。
家に帰ると当たり前のように母が居る。
いや普通の親子なら良いですよ。
お前娘を捨てて出て行ったダメ親じゃないの。
どの面下げてやってきたのかと思いました。
琴浦さんだって成長してる。
しかも女子高生に気が利かないだの酒買ってこいだのと相変わらずの傍若無人。
そりゃ昔は親の酒や煙草かって小遣い稼ぎする子供も居たけど今は無理。
未成年にそんなの売ってくれないでしょ。
いちおう一人歩きは危険、と結局一緒に行く辺りはまだ親の心が残っている様でほっとする。
でも実母に遠慮がちに話かける琴浦さんにママンまたイライラ。
そうやっていつも人の顔色ばかり伺って!
…だから、こうなっちゃったのはお前のせいだろうと。
挙句「真鍋たちは本当の友達なのか」と攻撃してくる。
その言葉にこれまでビクついていた琴浦さん大激怒。
親子喧嘩勃発。
一方的に言われるだけの関係はたしかにまともじゃない。
文句があるならやっぱり言わないとダメ。
母さまこそ友達居ないんじゃないの?
(男の趣味が悪いと言われて)津山って人だって… 。
いや、やっぱ言わないほうが良い事もあるか。
にしてもママンのビンタをかわしてベッドに突き飛ばした琴浦さんにはビックリした。
正直「琴浦さん=ドン臭い」というママンの意見には同意だったので。
そして枕で殴り合い。
お前、結構やるじゃねーか。
何か昔の不良漫画みたいなノリでちょっと仲直り。
以後は母に遠慮することもなく楽しい時間を過ごせましたね。
津山wwwお前www。
地味な外見にひとこと挨拶を交わしただけ。
印象が薄かったママンの男・津山の心も当然琴浦さんは読んでます。
うぇへへへへ、女子高生だぁ♪
うん、ダメだね。
これはママンも趣味が悪かったと認めざるをえない。
でも人のふり見て我が振り直せ。
オタクがアニメキャラに「萌え~」とか言ってる様はこんなふうに見えるんでしょうね。
私も自重しないと。
二人の本音と母が来たわけ。
アンタなんか生むんじゃなかった。
子供に最も言っちゃいけない台詞を吐いて出て行った琴浦ママン。
これで琴浦さんは心に物凄い傷を追ったわけですが…ママン泣いていた。
それで許される訳もありませんが、琴浦さんは嬉しかった。
酒のんで寝ちゃった母に寄り添い、しばし親子の交流。
この親子から想像できなかったシーンだけにぐっとくる。
それにしてもあの母が何故突然来たのか。
どうやら住職が通り魔事件の話を母にしたらしいですね。
実は心配になって娘の様子を見に来たと。
基本ろくでなしですがやはり親の心は残っている。
そして琴浦さんがビクビクしなければ修復も十分ありそう。
知ってるけど言葉にして欲しい。
母との交流を通して「超能力は万能ではない」「読んでるだけじゃなく言葉にしなきゃいけない事もある」と考えるようになった琴浦さん。
自分は真鍋に好きって言ってない、真鍋からも好きって言われていない。
(琴浦が)好きだからだ、文句あっか!
嘗て真鍋は森谷にこう言ったことがありますが、本人に対してじゃないのでノーカウント。
そんな訳で森谷に相談…ってライバルに聞いちゃまずくないか。
琴浦さんも分かっているみたいですが、友達というとまだ森谷しか居ないですしね。
森谷も一応?吹っ切れているので快く相談を受けてます。
私を真鍋だと思って告白してみて!
そしてお約束通りこの場に遭遇してしまう真鍋。
女に寝取られるなんて!
…でもなんだろうこの背徳感とトキメキは。
色んな意味で真鍋強者すぎる。
まあスグ冗談だと分かった様で。
仕切りなおしでデート中に無事琴浦さんが告白。
「いつも好き好き思ってたけど実は言ってない」 真鍋からも告白返し。
うん、やっぱり心が読めても口にするのだ大事だね。
という訳で晴れて二人は正式に恋人同士になったところでおしまい。
最後まで充実していた。
今回日常話かと思ったので母が出てきた時には本当にビックリ。
そして琴浦さん同様見ている方も緊張が高まりました。
結果的に二人の仲は上々だった様で良かったです。
そして琴浦さんと真鍋が晴れて告白と見事なまでの大団円。
これ以上ないぐらい綺麗にまとまりましたね。
アニメ放送前は全くのノーマーク。
萌えを全面に押し出した日常アニメだと思ってた。
蓋を開けてみればシリアスとコメディのバランスが絶妙、時々ウルっと来る良アニメでした。
特に第一話と最終話の完成度が異常。
スルーしなくて本当に良かったです。
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