いきなりやられた。
開始早々アリクイさんチームが敗北。
ただでさえ数が少ない大洗女子が更に不利になりましたね。
そうでなくとも相手は戦車のメッカドイツ軍の逸品ばかりを揃えた最強チーム。
正直どうやれば勝てるのか全く目算が立ちませんでした。
まほの戦術。
敵は大火力・極厚装甲の重戦車軍団。
とすればこちらの戦術は機動力による撹乱となるのは道理ですね。
先日の記事で紹介した動画、
・【ガールズ&パンツァー】大洗女子と対戦校の戦力を比較してみた
こちらを見る限り黒森峰の戦力は最高レベル。
しかしこのグラフ、火力・防御力・走力のみのデータとなっています。
それ以外の弱点を付いて行くことが攻略の鍵。
あれ、結構やれてる。
基本的にドイツの戦車は重いので、足回りが弱いです。
加えてドイツ技術者の悪癖というか「変態的な凝り性」のお陰で兵器とは思えないほど精密に作られており、故障が多い。 スピード勝負に乗ってしまった黒森峰副隊長・逸見エリカの車両が故障したのは将にその為。
今のところはみほの作戦は図にあたっていることになります。
正直これ意外でした。
何をやっても「お前の手の内などお見通し」とばかりに全部読まれちゃうんじゃないかと思ってたので。何せアチラには姉のまほがおり、嘗てチームメイトだったこともあって手の内は知られている筈。
意外と知られてなかったのかな。
トラウマ再び。
渡河するにあたり、ウサギさん(一年生)チームのM3中戦車がエンスト&水没の危機に瀕してしまう。
これ去年と同じ状況ですね。
勝つためには置いていったほうが良いわけで、M3のクルーもそう申し出ている。
勿論怖いのを押し殺して見捨てるように言ってるんですが。
しかし彼女は今回も飛び出していく。
まあそうしないと昨年やったことが間違いだったと認めることになりますからね。
そして今回の仲間はこの決断を支持してくれる。
このメンバーで勝ちたい!
そんな思いが強まったんじゃないでしょうか。
待て、あわてるな、これは孔明の罠だ!
市街戦に持ち込めば勝機も見えてくる。
とそこへ顔を出したのは敵のIII号戦車。
あからさまに罠くさいんですが、全員で追っていってしまう。
みほが気づかないのがちょっと意外ですね。
その先には… 超重量戦車・マウスが鎮座していました。
重量何と188トン。
重いと言われ北海道でしか運用できない日本の90式でさえ50トン。
つまりほぼ4倍。
当時のエンジンではせいぜい時速20kmしか出ない、つまり走っている人に追いつけない鈍重戦車。
しかしその火力と装甲はまさに化け物です。
同じ戦車なのに。
こちらの主砲はまったく通じず、アチラの主砲でカモさん(風紀委員)チームのルノーbisがひっくり返ってしまった。
もう子供と大人ぐらいレベルが違う。
おまけに返す刀でIII号突撃砲まで撃破されてしまった。
これは拙い。
基本的に火力の弱い大洗女子学園の戦車軍団の中でIII号突撃砲の存在は貴重。
それがここで失われてしまった。
大洗女子学園の残存車両は既に5輌。
当初2.5倍だった戦力比は3倍になってしまった。
これで本当に勝てるのか?というところで次回です。
マニュアル戦車道。
もう一つ意外だったのはまほ以外の黒森峰メンバーが意外としょぼいこと。
みほを異常に敵視する副隊長・逸見からして物凄い小物臭発してますね。
何というか、黒森峰の桃ちゃん。
そして他のメンバーですが、突発的なアクシデントに弱いという欠点が露呈。
生徒会チームにかき回されるとボロボロと隊列を崩してしまいました。
強力な戦車の力に頼りがちなうえ、隊長のまほに全部おまかせであまり豊富な戦術を持っていないのかもしれません。
秋山優花里「(マウスが)動いているとこ、初めて見た」。
これ当然です。
超重量戦車・マウスは2両しか作られていません。
そのどちらもが当時のソ連に鹵獲されました。
一号車は完全に無傷ながら砲塔がダミーでした。
二号車は実戦投入されたのですが故障して爆破処理。
そこでソ連は二号車の砲塔を一号車の車体にくっつけるというニコイチにして持ち帰った。
つまり現存するのは一両、それも作ったドイツじゃなくて現ロシア・クビンカ軍事博物館にあります。
普通に考えたら見る機会さえありませんね。
黒森峰はこれをどこで手に入れたのやら。
次回はガールズ&パンツァー 第12話(終) 『あとには退けない戦いです!』です。
・秋山殿もこれは驚いた……マウス
何しろ、動かした事があるのはドイツと終戦時に接収したソ連(当時)……爆破処理したけど混乱の為か爆薬が足りなかった。でソ連は後々の戦車開発の為に持ち帰って試験したのちに博物館へと送られました。まあプロバカンダ的な要素もあったんですが今でもポルシェ博士狂気の凝り性と化身は見られる訳です。
でも計画じゃ更にデカイ戦車も……しかもアメリカはT-28、イギリスはトータス突撃戦車と開発していたけど戦争終わって没になった奴も。マウスに対抗するのはこの二両しかないですね……。
・みほは知っていた
黒森峰の弱点は多分在籍した頃から気が付いていたでしょうね……ただ、戦車道の試合では大抵数や車種を揃えているとするとイレギュラーに弱くなるのでは……大洗と対戦したアンツィオやサンダースも同じことが言えるかも知れませんね。煙幕を張った時も多分姉は打たないと踏んだのでポルシェティーガーを牽引出来た訳です。
・ヘッツアーの正しい使い方。
クローラーを狙ったのは実に正解、これ修理するのに大の男すら大変ですからねぇ……更に正面突破しても平気だったのは戦車のペリスコーブが非常に狭い。宮崎駿氏が霜が降りた自動車のフロントガラスに戦車のヘリスコーブとほぼ同じ大きさだけ溶かして自動車の運転、警察に呼び止められました。ちなみに生徒会長が持っていた書籍は実際にあります。
・煙幕
陸自にはそれを起こす装置を積んだ車輛が配備されてます。
・ルルーシュ先生はおっしゃった。戦局を左右するのは、戦術ではなく、戦略であると!。今のみほはまさにそれに乗っ取った作戦をたてているように思える。みほの楽しく戦車道を世間に広めるため、必ず優勝はする。
・粋がった黒森峰の副長=逸見 エリカがみほのフラッグ車を狙い撃とうとしたら、避けられまほの車両に命中。という展開が見える。
スモークを当たり前の様に使いこなしていたのには驚きました。
あと自動車部が万能過ぎですね。
確かに逸見はポカしそうですね。
あとは優勝したらホントに廃校が撤回されるのか。
そこが気になります。
こいさん
返信どうもです。
ポルシェティーガーの扱いの難しさは並半端じゃない、普通のドイツ戦車でさえも足回りがダメになるのにポルシェティーガーになるとエンジン&モーターの兼ね合いもあるからなぁ……自動車部は陸自が青田刈りしちゃう程優秀かもしれませんね。
戦車にとって橋を落とされる事は非常に厄介……特に山間になると迂回ルートを取るか仮設橋を設置するしかない。スイスは主要国道の橋には爆薬が仕掛けられるように孔があって有事で侵略された時は橋を爆発して落とすと言う事も。
ただでさえ大きく重い戦車を走らせるのは大変ですね。
日本の戦車が他国に比べると小型・軽量なのはやはり道路事情を考えてのことですし。