サブタイトルでもうビクビク。
どう考えてもシャロン関連、それも悪い知らせとしか思えなかった。
ところが前半は思いっきりギャグ展開。
バトラー室長が空戦技術「バーティカル・クライムロール」に思い入れがあると呼んだムッタはこれを見せつける。
度肝を抜かれるバトラー室長、狙いは頭に当たりましたね。
これで目的達成かと思いきや、まだやるムッタ。
実はバトラー室長だけでなく、せりかにもメールを送っていた。
次に披露したのはスモークでハートマークを描くこと。
そうです、ヤング爺さんが女性の心を掴むためにと教えた技。
これでせりかさんのハートをゲットだぜ!と意気込む。
まさにここからが本番。
これは調子に乗って失敗するパターン。
そう思ったらちゃんと成功するんですね。
まずこれにビックリした。
ヤング爺さんのスパルタ教育は伊達じゃなかった。
ただしこれを魅せつけられたのはバトラー室長。
せりかは約束の時間に送れてしまい、遠くから見ていた。
ここで二度ビックリ。
ムッタが私に見せたかったのって…これ!?
まさかの愛の告白?に衝撃を受けるバトラー室長。
以後六太が近寄ってくると恐怖に打ち震えます。
絶対六太がホモだと勘違いしてる。
そんな事は露とも知らない六太、自分のアピールが大成功したと確信。
このやり取りは笑いが止まらなかった。
せりかさんマジ残念な人。
本来ハートマークを見せる相手だったせりか。
遅れてきたけど遠巻きに見ることは出来たんですね。
ところが横からなんでよく分からない。
せりか視点ではスモークで線書いている様にしか見えなかった。
…と思ったら一応図も見てくれていた。
紆余曲折あったけどこれで気持ちは伝わったかな。
あれバルタン星人ですよね!?
バルタン?ひょっとしてアレがバルタン星人の手に見えたの?
これを聞いたムッタはハートが潰れてしまった、失敗したと反省。
いやムッタ成功してるから。
一緒に居た北村にはちゃんと意図が伝わっています。
せりかの感性がおかしくて変な受け取り方しちゃっただけ。
ヤング爺さんの奥の手にしてムッタ渾身のラブコールは見事かわされてしまった。
雰囲気変わりすぎだろ!
そして場面はシャロンへと転換。
いやもうここからが辛かった。
まずシャロン、車椅子に乗ってるじゃないですか。
既に自力歩行もできなくなったのかと。
更に遠巻きにムッタと日々人が勝ってくれたキーボードを見つめる。
まさか弱い力でも弾けるキーボードすら駄目なのか。
やがてシャロンの元を訪れたモリソン博士(アインシュタイン似)との会話で現在の状況が分かってくる。
既にまともな字は書けなくなっている事。
タッチパネルやキーボードは何とか操作出来るが、いつダメになってもおかしくない事。
ピアノを奏で、ムッタや日々人の髪を切って、美味しいクッキーを焼いてくれたシャロンの手。
もう…出来ないんだ。
涙ぐむシャロンにこっちまで泣けてくる。
急げムッタ!
既に手紙が書けないので、ボイスレコーダーに月面望遠鏡設置の手順を吹き込むシャロン。
今やっておかないといずれ口も動かせなくなるから。
将に悲壮な決意です。
ムッタはプレゼンした月面車の試作第一号を作り上げてご満悦。
凄いよ、凄いけどお前のやるべきことはソレじゃない。
そう思っていたらビンス教官がやって来た。
来てください、これから君は月を目指します。
遂に月への扉を開いたムッタ、あとは一分一秒でも早く月へ行ってくれ!
というところで次回です。
明らかに。
シャロンの病状の進行が早いですね。
人によって進行は千差万別らしいですが、あまり時間は無さそうです。
あとバトラー室長が遂に折れましたね。
月面車改良の成果や吾妻のプッシュ、そしてバーティカル・クライムロールのお陰でしょうか。
まさか愛の告白に困って月へ追いやる事にした。
なんて事じゃないですよね。
次回は宇宙兄弟 第76話 『オリガ』です。