ウェイバーいたたまれない。
滞在先の老夫婦と昔話に興じるウェイバー。
でも暗示で刷り込んでるだけなので、思い出なんか存在しない。
物凄く居心地が悪いのですが、実はバレていた。
どうやら暗示が切れかかっているみたいです。
或いは未熟だから強力な暗示が掛けられなかったのかもしれない。
しかし騙して居着いたウェイバーに対して怒るどころか、この先も一緒に居ないかと言って来る。
何とも泣ける展開です。
しかし彼が参加しているのは聖杯戦争。
命の保証が無い訳で約束は出来ないと正直に返してしまう。
命をかけられる事なんて、実はひとつも無い。
おじいさんの言葉は今後のウェイバーにとって重要なキーワードになりそうですね。
そしてこの老夫婦が逆に死なないかと心配です。
舞弥が死に、アイリが攫われた。
大変な状況ですが別の問題もあります。
セイバーと切嗣だけになっちゃって、どうやってコミュニケーション取るんだろう。
・・・勝手にセイバーが話し、切嗣は聞いてるんだか聞いてないんだか分からない状況です。
この二人は、というか切嗣は頑なにセイバーを嫌っています。
前に言ってましたが切嗣の目には戦争美化の象徴に見えるんでしょうね。
ウェイバー令呪を全部使った!!
言峰綺礼の誘いに乗り、予定通りアーチャーとの決戦に赴くライダー。
しかしウェイバーがここで令呪を全部使いきってしまう。
・聖杯戦争を勝ち抜け。
・聖杯を手に入れろ。
・世界を手に入れろ。
全部ひとまとめにすりゃ令呪1個で足りたんじゃないの?
多分命令は建前、令呪を無くしてライダーをサーヴァントから解放するのが目的だったんでしょうね。
ウェイバーは自分がライダーの足手まといでしかない事を充分分かっている。
彼のために無駄な足かせは付けないと。
でも魔力供給どうするんだろう。
マスターとサーヴァント関係解消したらもう残った分で戦うしか無いのかな。
その上で全力で戦って欲しいという事でしょうか。
ブケファロス来た。
と言う事は戦車はやっぱり無いのか。
こうしてライダーと袂を分かったウェイバーですが、そうは問屋が卸さない。
もうマスターでもなんでもないウェイバーを愛馬に乗せるライダー。
マスターとサーヴァントではないが、友である。
この二人は主従を超えて友人となった訳です。
でも戦場にウェイバーを連れて行くと全力で戦えないんじゃないだろうか。
それとも友情パワーがライダーを何倍にも強くするのか。
しかし相手はアーチャーと言峰綺礼の極悪コンビ。
厳しいけれど負けないで欲しい、と思った所で次回です。
ライダーVSアーチャーそしてセイバーVSバーサーカーか。
殆ど出なかったこともあり忘れがちですが雁夜とバーサーカーも健在です。
雁夜はもう気が狂ってるかもしれませんが。
いよいよ大詰めになって来ました。
来週はゲート・オブ・バビロンとアイオニオン・ヘタイロイの激突が見れるでしょうか。
最大の山場だと思うので、期待しています。
あと今回は人が死なないと思ったらまさかのアイリ殺害にビックリ。
器って死んでも関係ないんだ。
それにしても1話で1人殺さないと気が済まないのか。
終盤とはいえ死亡皆勤賞はかなり精神に来るものがありますね。
次回は
Fate/Zero 第23話 『最果ての海』
です。
暗示が切れたのはひとえにウェイバーの魔術がしょぼかったからです。
これによりウェイバーは自分の魔術の腕がどうしようもないほど低いことを自覚し、至高の対決であるライダー対アーチャーに参加するには相応しくないと判断しました。
なんだかんだと成長したことにより自分の実力を客観視するだけの心の強さと、その上で自分に何ができるかを考えた結果が令呪無駄打ちになります。
前回の突撃前に「令呪で止めるなら今のうちだぞ」と言われたことの延長線上で、もう何も邪魔しないから思うがままに戦ってくれという意思表示です。
本来なら決戦に同行してここぞというところでライダーの行動をブーストするのに使うべきなんですが、自分にははそれを果たすだけの実力がないからせめて自分という荷物をおろせるようにしようと考えたとのこと。
ちなみに、令呪を使い切っただけなら契約そのものは継続してます。見た目で言うなら令呪が薄い字になってる状態なら契約残存。マスターが死んだり何らかの方法で契約解除をしたりで字そのものが消えたら契約がなくなってサーヴァントピンチ、になります。
>令呪が薄い字になってる状態なら契約残存
繋がりは完全に消えたわけじゃないんですね。
最初から相性最高だったキャスター陣営。
相性のいいマスターに鞍替えしたアーチャー陣営。
それに対し段々と相性が良くなって行ったライダー陣営という感じがします。
>ウェイバーを連れて行くと全力で戦えないんじゃないだろうか
全力で戦うために連れて行くんだと思います。
イスカンダルはずっと待っていた。
ウェイバーに準備が出来るのを。
英雄同士の戦い
それを見ていいのはそれを受け取る準備の出来ているものだけ。
そうでないものは、その圧倒的な力を前に、その力に嫉妬し、自分との差に絶望し、…
眩しすぎるその戦いから生まれる闇に飲まれてしまう
殺人鬼やドSじいさんの様に自分自身の確固たる世界がある者は飲まれることは無いでしょう
でもウェイバーにはそれが無かった
もっといえば既に闇に絡みつかれ飲み込まれる寸前だった
ここでの闇はホリックでの無形のアヤカシ、迷いとかそういうものな感じです
本人に見える場合もあるし見えない場合もある、迷い、嫉妬、怨念、夢、祈り、理想、他
ウェイバーには見えていないけれどイスカンダルには見えていた存在
アルトリアには見えないけれどディルムッド達には見えたもの
綺礼には分からないけれどギルガメッシュや聖杯(虚淵玄)には分かるもの。
そして、イスカンダルにも絡み付いていたはずです。
聖杯があるのか。
ウェイバーを聖杯の元へ連れて行っていいのか。
そして、もう少しで最期の出番ですよ、と肩を叩く闇に焦っていた。
もう少し時間が欲しい、と。
そして、この世界を描くものに懇願していた。
あの幼き友人にその準備が出来るまで待ってくれないか、と。
それに対し聖杯はウェイバーの姿で答えた。
ウェイバーが自分に絡みつく闇を払う姿を見せることで答えた。
もうこの少年の準備は終わっている。お前はちゃんと仕事をした。最期の仕事だよ、イスカンダル。と
だから、ウェイバーを連れて行くんだと思います。
最期の仕事をするために。
今のウェイバーならば大抵の闇は近づくことすら出来ないでしょう。
でも全てに対してというわけではない。
ウェイバーを飲み込んでしまうような闇だって勿論いる。
そういう奴らの対処法を教えるために連れて行くんだと思います。
ライダーの真髄、つき進むことで示すのかなと思います。
そして、ギルガメッシュはアーチャーの真髄、どれほど高いところからでも得物を見つける鷹の目、どれほどの絶望の中からでも救いを見出す目をもって示すのかなと思います。
かつて多くの仲間を死なせた、それでも求めた最果ての海、ありもしない夢の海を追い求め続けて終えた人生。
その人生にも救いはあったのだと示すのかなと思います。
その夢があったからこそ、今の貴様があり、小娘や小僧を心配し、今その小僧のために生き様を示そうとする貴様がここにいる。それで十分ではないか、と。
でも、そんなことは絶対口にしないで見守るだけなのがギルガメッシュなのでしょうが
やはりライダーは戦場の人で信頼出来る友人は置いて行かないで連れて行く人と言ったところでしょうか。