▼記事▼:青野武さんの思い出。

| コメント(0) | トラックバック(0)

訃報。
先日2012/4/9に俳優・声優の青野武さんが亡くなられました。
2年前に解離性大動脈瘤の手術を受けた際に脳梗塞を併発していることが発覚。
以後全ての持ち役を降板して治療に専念していたのですが、帰らぬ人となってしまいました。

この人の印象はと言うと、
とにかく仕事が無くならない人。
というイメージが強かったですね。
だからこそ入院した際にも持ち役がいっぱいあって引き継ぎが大変だったと思います。

普通声優は年齢を減ると仕事が減っていきがちです。
ギャラが年齢で決められていたり、特に最近のアニメでは年配の役が少ないことが多いからです。
年配の声優の出番といえば、往年の持ち役を再び演じる時というのが多いです。
しかし青野さんは違いました。

声帯を維持するのは大変。
新しいアニメでも敵か味方のボス、博士、おじいさんがあれば必ず出ていた。
年をとっても新しいアニメにどんどん出ていた印象があります。
似たようなタイプとしては緒方賢一さんが挙げられます。

普通年を取ると体力が落ちるのと同様、声帯も衰えます。
声を使った仕事をする人は、訓練で良い声を出せるようにしているわけです。
しかし年齢を重ねるにつれ、これを維持するのが難しくなっていく。
特に仕事で声を使っていないとどんどん衰えていきがちです。

声を出し続けること。
青野さんは降板する前まで殆んど声が衰えなかった。
それはやはりアニメや吹き替えに出続けていた事が大きかったのではないでしょうか。
同じことが「ルパン三世」でも言えると思います。

故人となった山田康雄さん始め当初のキャストの殆どが入れ替わっています。
しかし次元役の小林清志さんだけは現役です。
小林さんも往年のキャラに留まらず、常に新しいアニメやナレーションの仕事をやっていた。
現場にいる時間が長かったことで、声を維持できているんじゃないかと思います。 

印象的だった役。
青野さんといえば、
往年のファンには宇宙戦艦ヤマトの真田志郎、
また近年ではちびまる子ちゃんのおじいさん(二代目、初代は故・富山敬)、
ウルトラセブンのザラブ星人に至っては声だけだと感覚がつかめないと、頼み込んで着ぐるみに入ったことでも知られています。

しかし個人的に青野さんと言って思いだすのは、
・ドラゴンボールのピッコロ大魔王(初代)
・天地無用!魎皇鬼の柾木勝仁&信幸
・刑事ナッシュ・ブリッジス(海外ドラマ)のジョー・ドミンゲス

この三役です。

特に初代ピッコロ大魔王のインパクトは凄かった。
ドラゴンボールは元々ギャグ色が強かった訳です。
レッドリボン軍や桃白白など死者は出ていますが、どこかコミカルなうえ「悪人だから仕方ない」という感じがありました。しかしピッコロ大魔王の出現でそれまでの雰囲気が一変。

まず味方にして一番の親友であるクリリンがあっけなく殺されてしまう。
しかもピッコロ本人じゃなくてその部下に。
そして悟空すら瀕死の状態に追い込まれてしまう。
圧倒的な強さでドラゴンボールを集めると、永遠の若さを手に入れて更にパワーアップ。
そのまま本当にに世界を征服してしまいました。

ピラフ一味やレッドリボン軍が成し得なかったことをいとも容易くやってしまった。
更にくじ引きをして出た数字のエリアを壊滅させると宣言。
人類を絶望的な状況に追い込む。

誰がピッコロ大魔王を倒してくれ!!
これに対し武天老師が魔封波を仕掛けるものの失敗して死亡。
更に願い事を邪魔しようとした餃子まで殺されてしまう。
仲間が次々に倒されていくという今までにない状況に戦慄させられました。

ドラゴンボールでピッコロといえば古川登志夫さん演じる二代目のほうが人気が高いかもしれない。
しかし自分にとってピッコロといえば圧倒的に初代です。
あの強さと徹底した悪役振り、それを演じた青野さんの演技力は素晴らしかった。
誰かこいつを何とかしてくれ!
本気でそう思いましたから。 

ともかくも長い間お疲れ様でした。
ゆっくりとお休みください。 

新しい記事: LUPIN the Third 峰不二子という女 第2話 『.357マグナム』

古い記事: ▼記事▼:BDジャケット更新情報 2012/04/11

カテゴリ:

トラックバック(0)

トラックバックURL:
http://koisananime.com/public_html/mt5/mt-tb.cgi/1943

コメントする

2019年1期のアニメ
(まだレビュー中)

相互リンク

Blogランキング

PVアクセスランキング にほんブログ村

人気ブログランキングへ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.02

アクセスランキング ブログパーツ

ピックアップ

Powered by amaprop.net