ランサー、哀れ。
本人の騎士道を全うしたい気持ちに嘘はありません。
しかし周りがそれを許さない。
ソラウには言い寄られケイネスには疎まれ気がつけば伝説の再現。
所詮主の女を掻っ攫うだけの男。
まったくチャームが恨めしいですね。
ランサーの弱体化とセイバーの解呪が成ったわけです。
この二人は奇妙な連帯感が生じているのであまり戦いそうにありません。
そしてそれをぶち壊す男がやってくる。
他ならぬセイバーのマスター、切嗣です。
しょっぱなからえげつない事が起きまくり。
自分の令呪にうっとりのソラウ。
まるで婚約指輪のごとく大事にしていたのですが、いきなり腕ぶった切られました。
令呪を持った腕は処分され、ソラウあっさりと誘拐。
一方で聖堂教会にはケイネスが登場。
キャスター退治の功績として令呪をくれくれ言ってます。
一番役に立った人はどう見てもセイバー。
しかし粘り強い交渉が実って令呪を1個獲得。
直後に神父を撃ち殺してしまった。
爽やか過ぎる闘いが一転。
ケイネスにいびられソラウに色目を使われて困り果てていたランサー。
そんな彼の心のオアシスがセイバーと戦う事。
打ち合っては互いを讃え合うというスポーツのような闘いが繰り返される。
殺し合いでちょっと爽やか過ぎるんじゃなかろうか。
そう思ったら突然んランサーが自分を串刺し。
この闘いに水を差したのは勿論切嗣。
ソラウの命を盾にランサーに自害を命じたのでした。
対価として切嗣は死ぬまでどころか死んでもケイネスたちを殺せない魔術契約。
ランサーを失ったけど、ケイネスとソラウは何とか生き残る。
何て事はなく、サクっと舞弥に撃ち殺されました。
これは読めた、本人がダメなら手下にやらせりゃ良いって思いました。
更に死に切れず介錯を求めるケイネスを、
いや俺アンタ殺せないんで。
と放置して苦しみを長引かせるという極悪さ、見かねたセイバーが止めを刺してランサー組は全員脱落。
勝ったけどめでたくない。
セイバーは怒り心頭。
せっかくの勝負を台無しにされた挙句、卑怯三昧の戦法でケイネス組を皆殺し。
まさに外道。
これまで何とか切嗣との関係を築こうとしていたセイバー。
そんなの無理だと気づかされてしまった、というところで次回です。
英雄を憎む男。
切嗣にとって戦場には地獄しかなく、そこには外道しか居ない。
特に人殺しを美化する英雄などという存在が大嫌い。
更にその英雄を目指し、あたら若い命が戦場に散っていく。
百害あって一利無しな存在と見做している様ですね。
二人の相性は最悪で、歩み寄る余地など無かったことがはっきりしました。
今後セイバーはどう振る舞うのかが気になりますね。
次回は
Fate/Zero 第17話 『第八の契約』
です。
コメントする