夏目は強くならないとダメなんじゃなかろうか。
既に妖怪に目を付けられている以上、最低限身を守れないと拙いわけです。
増して周囲の人を巻き添えにする事だけは避けなきゃならない。
しかし夏目は体を鍛えたり霊力修行をする事が一切ありません。
お人好しと言えば聞こえは良いですが、油断したり騙されたりも多いわけです。
結果今回みたく捕らわれてしまったりする。
友達を関わらせたくないなら面倒が起こる前に手を打っておかないとダメでしょう。
人並み以上の妖力を遊ばせておく暇はないと思います。
これからも度々ピンチに陥って、心配した友達を巻き込んで、
どうしよう、巻き込みたくなかったのに。
いつまでも同じ事を言ってるだけなのでしょうか。
夏目の進歩の無さだけは疑問です。
田沼は出来る男です。
夏目を救出するため、妖怪のフリをして館に侵入。
その夏目は偽物だ!
難癖つけて確認を装い夏目を救出。
この作戦は田沼が考えたんだそうです。
化け方を教えたのは多分ニャンコ先生でしょうね。
それにしても田沼は頑張りました。
彼自身多少の霊感はあるわけですが、気配を感じるのがせいぜいです。
妖怪をまともに見るのも初めて、しかも数が多い。
そんな中に飛び込んで行ける。
いくら夏目が心配でも躊躇してしまいそうな状況でこの努力は素晴らしい。
名取さんに女子高生ニャンコ先生。
どちらもお久しぶりです、しかも式である柊と瓜姫も登場とは嬉しい限り。
でも名取の式は三体です。
笹後がハブられていてちょっと可哀想。
柊が加入してから出番が減っている気がする。
不満を抱いていないか心配です。
そして名取と田沼が初めて接触したことに夏目は複雑そう。
田沼をどんどん妖怪サイドに引き込んでいると気にしているんでしょうね。
ともかく後は脱出するだけなのですが、結界が張られており出られない。
最初夏目対策かと思っていたのですが、どうやら違うみたいです。
本当の理由。
鬼猿面が大々的にお御柱様(おみばしらさま)の宣伝をしたのは貢物目当てじゃなかった。
完全復活を遂げるため、下級妖怪を食らう為でした。
妖怪の間でも手の込んだ詐欺があるんですね。
まんまと騙された下級妖怪が次から次へと食われていく様に田沼は戦慄。
こんなの塔子さんに話せる訳がない。
それなりに覚悟はしてきた筈ですが、認識が甘かったと思い知らされた様です。
夏目と名取がお御柱様を封印。
ニャンコ先生と田沼が出口捜しを請け負いますが、あべこべに田沼が襲われてしまう。
幸い名取さんのお守りで食われるのは阻止したものの田沼昏倒。
相変わらず護衛の下手なニャンコ先生。
夏目はやはり自分で身を守る方法を考えないと今後危ないですね。
鬼猿面は逃がしちゃダメだろう。
それでも夏目が囮となってお御柱様を誘い込み、名取が封印。
封印の解けた館から下級妖怪が逃げ出しました。
そして鬼猿面どもも逃走。
いや、こいつらは捕まえないとダメだろう。
何故ほっとくのかが不思議です。
目を覚ました田沼は激しい自己嫌悪。
自分がでしゃばった事が逆に夏目の負担になってるんじゃないか。
でも田沼のお陰で夏目は救出できたわけです。
巻き込んだのに自分を気遣ってくれる田沼の優しさにウルっと来る夏目、というところで次回です。
俺は友達付き合いも下手だし・・・。
これにはビックリしました。
田沼に友達居ない描写なんて今まで無かった。
多軌や笹田、北本や西村と居る時もギクシャクした感じはありません。
意外とクラスでは一人ぼっちな男なんでしょうか。
口下手だけど友達はいる男って事でしょうか。
だとしたらあまり気にする必要は無いと思います。
どちらかと言うと夏目の方が人付き合い下手そう。
そして今回の件で二人の友情は更に強まったと言えるでしょうね。
次回は
夏目友人帳 肆 第08話 『惑いし頃に』
です。
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