▼記事▼:『Fate/Zero』第11話でカットされていた内容など。

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うわっ、私の人望・・・低すぎ?
ライダーの宝具「王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)」を見た時のセイバーの表情は何とも複雑そうでした。
それもその筈、この宝具の存在自体がセイバーに対する強烈な皮肉だったからです。

セイバーつまりアーサー王の終焉は何とも物悲しいもの。
妻グィネヴィアと最高の部下ランスロットが不倫の末逃亡。
討伐しようとしたら円卓の騎士の何人かがランスロット側に付き分裂抗争。
そしてブリテンは滅びてしまい、自身も致命傷を負ってしまうというもの。
つまりセイバーは友達が少ない。
不倫のくだりはランサーことディルムッドの逸話に通じるものがありますね。
有名な「円卓の騎士」も最後はバラバラになってしまったのです。

そんな彼女にとって死んだ後もイスカンダルに付き従う部下の存在は目の毒。
仮にセイバーが円卓の騎士を召喚したとして、一体誰が来てくれるのか。
将に喉から手が出るほど欲しかった存在と言えます。

義務と権利。
王という立場をセイバーは義務、ライダーは権利と思っているみたいです。
だから両者の考えに差が出るんだと思います。
考え方としてどっちが正しいかというのはありません。
精神的なプレッシャーはセイバーの方がきついでしょうが。 

但し専制国家の王に合っているのはライダーの考え方。
一方で民主国家の首相や大統領に合っているのはセイバーの考え方だと思います。
だから王としての資質を問答するとセイバーが不利になるのは自明です。

『Fate/Zero』 Blu-ray Disc Box Ⅰ

アーチャーは寝てるのか。
意見も出尽くしたようだし・・・とライダーは言いますが、
大半はライダーが喋っていて、セイバーが少し、アーチャーは途中から殆ど口開いてない。
完全に空気キャラみたくなってる。
調べるとあの場面のアーチャーの台詞がかなりカットされているみたいです。

聖杯クレクレ。
あれは元々俺のものだ!と言って譲らないアーチャーに対し、ライダーが聖杯を熱望します。
アーチャーは別段聖杯が惜しいという訳ではないのだろう?しかし余は聖杯がどうしても欲しいのだ 。
まるでオモチャ買ってくれと駄々をこねる子供のように欲しがる。

これに対しアーチャーは部下になればやっても良いと以前のライダーと同じ事を言ってくる。
俺の恩恵に預かれるのは俺の臣民だけ。
他国の連中にはやらん!という話です。当然王であるライダーが呑める筈もありません。

全部奪ってやるVS手づから殺す。
是非に及ばずと交渉は決裂。
アーチャーの至高の美酒に味をしめたライダーは宝物を全部略奪してやる宣言。
一方でアーチャーはライダーに「お前は俺が手づから殺す」と自らの手で葬ってやる宣言。
この自らというところが重要で、ライダーを自身の敵として認めたことを意味します。

だからこそ「雑種→征服王」と呼び方が変わった。
王は俺一人というアーチャーが他者を王と言った。
人間を雑種雑種言っていたアーチャーがライダーを認めたという事になる訳です。

アーチャーのエロエロ目線。
ライダーにやり込められているセイバーがアーチャーの視線に気づくシーン。
何故さっきから私を見るのだ。
セイバーをガン見していたアーチャーが答えます。

今のお前の表情は、褥(しとね)で処女を散らされる乙女のようであった。
初体験の時に不安がっている女の顔に似てる。
物凄いセクハラをかましてくれます。
理由はともかくアーチャーがセイバーを気に入っていく過程も幾分カットされている訳です。

アサシンはなんで来たの。
アサシンは暗殺や情報収集が特技であり、力自体はそんなに強く有りません。
サーヴァントが三人も居るのに戦いを挑むとか正気か。
この理由もカットされていましたが、以下の通りです。

1.大量のアサシンを投入し、全滅覚悟でマスター狙い。
2.ライダーの宝具がどうしても見たい。

つまり今回も捨て駒です。
女のアサシンはあっさりとウェイバーの後ろを取りました。
あの時点で即ブスリと殺っていれば良かった気もします。

王とは孤高なるや否や。
ライダー最後のクエスチョン。
この時セイバーしか答えていないのですが、実はアーチャーの回答がカットされています。
アーチャー「無論、孤高こそ王よ」
セイバー「王ならば、孤高であるしか無い」
どっちも孤高だけど意味が違う。
望んで孤高を選ぶアーチャー、仕方なく孤高たるを選ぶセイバー。
それに対しライダーは自身の宝具を持って回答を示すという流れです。

魔術師でもないのに!?
ライダーが固有結界を発動、王の軍勢を披露するシーン。
固有結界というのは空間を自分の心象風景(イメージ)で塗りつぶすという大技。
空間を丸ごと入れ替えるという奈須きのこ作品における究極奥義みたいなものです。

昔「宇宙刑事ギャバン」という特撮作品がありました。
敵であるマクーが「マクー空間」に怪人とギャバンを引きずり込む。
この中では怪人は通常の3倍強くなるという設定がありましたが、あれに似てるかもしれません。

ここでアイリがビックリしたのは固有結界が物凄い大技であるだけではありません。
ライダーは魔術師でもないのに。
つまり魔術師でも大変な究極奥義を何故ライダーが使えるのという二重の驚き。
こちらもカットされています。

fate-#11-1058.jpg

ウェイバーは大丈夫なのか。
サーヴァントは現界するにも力を発動するにもマスターの魔力が燃料として必要になります。
ウェイバーがライダーに現界ばっかしてないで消えろと言うのも魔力の節約の為。
ケイネスはサーヴァントの魔力供給をソラウに割り振ったほどです。

こんな大技出して三流魔術師の魔力が持つのか。 
心配ご無用!!
あの空間を維持しているのは王の軍勢そのものです。
そして軍勢自体は勝手に来ているのでウェイバーの魔力を与える必要は無し。
つまり強力な割にお得な宝具なんです。

でもウェイバーへたり込んでて、そんな事考える余裕も無さそう。
ライダーの力が予想以上に凄すぎて本人もビックリしたんでしょうね。 

Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)

分かってもこんなのどうしようもないじゃん。
サーヴァントによる大量のサーヴァントの召喚+固有結界付き。
図った通りライダーの宝具を見ることが出来た時臣と綺礼。
しかしそれは強力無比過ぎて対策の立てようもないレベルだった。
今頃お通夜みたいな雰囲気になってるんでしょうか。
見なきゃ良かったと後悔してるかもしれませんね。

公式サイトウィキペディア

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コメント(6)

セイバーが一番だめのところは、聖杯という奇跡に頼り、歴史をやり直そうとするところと思います。
こいさんも書いたように、王としては、この3人の在り方はとっちが正しいという問題ではありません。
王の器の大きさの方が問題と思います。歴史をやり直すということは、今まで自分、そして部下達が歩いた道を否定するよなもの。悲劇でも、みんな一生懸命歩いた道だし、それを否定するとは、王としてはだめだな。この在り方じゃ部下が裏切りも仕方ありませんね。

失敗を無かった事にしたいというのは拙かったですね。
死ぬ人を助けられる代わりに、生きていた人が死んだりする。
結果今のブリテンがどうなるのかという新しい問題が出てきます。
起きた後で次にどうするかを考えるのが為政者のあり方だと思います。

お前はもう黙っとけ
程度がしれるぞ

ライダーの台詞を引用したのは面白かった。


でも個人のブログにそんな因縁付けても無意味。
アニメの感想は程度で遠慮しなきゃいけないものではありません。

>この自らというところが重要で、ライダーを自身の敵として認めたことを意味します

オリジナルバージョンで見た結果から言えばギルガメッシュの言葉の意味は少し違うと思います。
ギルガメシュのいうところの自ら殺すというのは

「貴様の最期には俺(英雄王)こそがふさわしい。貴様の最期には必ず俺が相手をしてやる」

征服王を名乗る男の最期は寿命でも他の雑種に殺されるでもない、英雄王に殺され死んだ

そうすることで最期の時には花を添えてやるという意味では?
イスカンダルがどう死ぬかはしりませんが、誰かにやられ自分が手を下すまでもないほど弱ったとしてもギルガメッシュはイスカンダルのもとに来ると思います。殺してやるために、己の道を貫かせてやるために。そしてイスカンダルはギルガメッシュの宝を奪いに行く。自分の道を貫き通すために。
そういうレベルの約束だと思います。

>物凄いセクハラをかましてくれます。

そうとらえられかねないからあえて外したんだと思います。
このセリフはセイバーがウェイバーや言峰と同じ、未来ある存在だということだと思います。
まだ、変わりようのあるもの。
エアギアという作品がありますがその中でいろいろな王の道が出てきます。
その中で道を引き返すことはできず(引き返したら遅れる?)いつか全てが交わる場所までその道を突き進むしかないみたいな感じがあるのですがそれと同じだと思います。
ギルガメッシュがつまらないというサーバントもマスターもすでに道を定めて歩き始めている者たちです。
歩き始めている連中は自分が何かしたところで何も変わらない、ただの徒労。だからつまらない。
しかし、道に迷いまだ歩き始めていない者であれば自分の言葉でいくらでも変えられる。そいつのあるべき道に戻してやることもできるし、あえて多くを言わずそのものの成長を見ていることもできる。
苦悩を眺め楽しむのは罪ではありません。
苦悩の先には答えがあることを知る者にとっては。
それがどんな答えになるかはわからない、でもいつかは答えが出る。
ギルガメッシュはとらえ方によっては聖杯戦争を見守り導くもの。
だからこそ聖杯は彼を招いているのかなと思います。
ちゃんと聖杯の望みを聞き、悪役も王役もときに迷える子羊を導くこともできるキャラだから。

>つまりセイバーは友達が少ない。

本当にそうだったのでしょうか。
不倫のくだりをランサーは夢で悔やんでいた。
それがEDの明るい雰囲気と夢の暗い雰囲気の差だと思います。
そして、追っ手と戦うだけ騎士としての誇りも何もない戦い。
ランスロットも同じ思いだったのでは?
騎士としての誇りを捨てる理由があった。

ランスロットを殺すために向かった騎士達。
かつての仲間を殺すため追っ手、そこに騎士の誇りがあったのでしょうか。
ランサー同様心は曇っていたかもしれない。
それでもセイバーに従ったのはなぜか。
セイバーを裏切ったのはなぜか。

殺したこと=裏切りではないのでは。
ときとして殺されることも、誇りを捨てることも、そして殺すことも忠義になるんです。
セイバーと対立した騎士達は、円卓の騎士という剣を振るうたびに自分を傷つけている王を見ていられなかったのでは。かと言って自分たちの死をもって救おうとしてもきっと王は傷つく。ならばいっそ、反逆の汚名も…ということだったのでは。
誰もがその身命を王に捧げていた、しかしそれに気づくことのできなかった愚かな王がセイバーという小娘なのかなと思います。

もしもセイバーがそれに気づけていたなら全てが馳せ参じるのでは?
もしかしたら彼女の心象風景にはもうずっと昔から待ち続けているのかもしれませんが。
岩に刺さった永遠に失われた剣だけを見つめるセイバーの後ろで待ち続けているのかなと思います。彼らの武器の形で地面に突き刺さり使ってもらえる時を、気づいてもらえる時を待っているのかなと思います。


>本当にそうだったのでしょうか
死んだ時点で(セイバーはちょっと違うみたいですが)どういう関係だったのか。
ここが重要になると思います。

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