毎度おなじみ。
ヤル気が空回りする湯音と、言葉足らずのクロードが衝突。
でも居なくなった湯音にオロオロ。
最後は無事で良かったとひと安心。
三歩進んで二歩下がるような二人の関係も一旦見納めです。
家事は無難にこなすようになった湯音ですが、物足りなさを感じている。
彼女はアンセーニュ・ド・ロアの仕事をしたいんです。
しかしこの店は基本殿様商売なので看板娘に出番はなし。
ワーカホリックだなあ。
思い切って制作現場に飛び込んでみますが見てるほうが不安になる有様。
湯音は別に職人になるためにパリに来たわけじゃありません。
小柄で体力もない女の子に鉄細工は厳しいでしょう。
クロードは何もしなくていいと言ってますが、それを額面通り受け取れない。
なんという仕事の虫。
休めって言われたら普通は喜んでグータラしそうなものですが、湯音にはそれが出来ないんですね。
結果工房の道具を勝手に触ってクロードに一喝されてしまう。
でも湯音も拙いと思うんです。
職人の仕事場で子供がうろちょろしたら流石に気が散る。
弟子入り志願していたクロードでさえ、父ジャンには邪険にされていた。
残念ながら湯音のやる気はクロードに取って逆効果です。
何か大事になっている。
そんな彼女が店を留守にした途端、不安にかられるクロード。
自分がどなった所為で出て行ったかもしれないからです。
ギャルリ中の友人はおろか、アリスにまで声をかけて街をあげての大捜索。
ただ散歩に行っただけかもしれないのに。
こんな事やられたら逆に出て来づらいのでは。
そして湯音がやっていたのは猫探しだった。
湯音って猫を見つけると頭のネジが飛んでしまう。
フラフラと追いかけて、気が付けば屋根の上。
実はこれ、彼女なりに見つけた自分の仕事のつもりなんです。
ヤニックさんの元を逃げた猫らしいから捕まえる。
見ている方はいつ湯音が屋根から落ちるかとハラハラしますね。
クロードのトラウマ。
グラン・マガザンを嫌っているというよりは、恐れているのかもしれません。
クロードの父ジャンはグラン・マガザン建設中に墜落死した。
幼いジャンも現場におり、父が落ちて行くのを目の当たりにしていた。
それだけに湯音を助けようとするクロードは必死ですね。
幸いすぐ下に建物があって助かりましたが、そこはガラス張り。
必死に掴まれと言うクロードをボケーっと見てるだけの湯音には参った。
早く捕まらないと死ぬかもしれないのに何やってんの。
彼女も猫同様、驚くと体が硬直しちゃうのかな。
ともかくも無事でよかったと街中の人に迎えられるクロードと湯音。
何だかんだ言ってパリっ子に愛されているんだなあ、というところでおしまいです。
パリ見物が楽しめるアニメ。
キャラクターも魅力的ですが、街の風景が素晴らしかったですね。
美術担当がフランス人というのは伊達じゃなかった。
湯音を通して日本にいながらフランスで暮らしている様な気分にさせられるアニメでした。
ネット上でもわりと評判が良かったので、二期の可能性もありそうです。
そうなると原作が漫画で第二巻までしか出ていないのがネックです。
実際今シリーズもオリジナル話が多かったと思いますが、それでこのクオリティ。
オリジナル中心でもいいから続きが早く見たいと思いました。
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