崇子がデカい話を持って来た。
大言壮語の割に空振りが目立っていた コンサルの川尻崇子。
何とプロデューサーを連れて映画の話を持って来た。
但し制作費の1/10は喜翆荘の出資。
凄く詐欺臭い。
お金払ったらドロン、のパターンじゃないのか。
ものすごく不安ですが、これこそ起死回生の策だと縁さんは大乗り気です。
意外ですが、女将もお前に任せると了承してくれた。
若旦那のテンションがどんどん上がっていきます。
旅館内では映画の話で持ちきり。
当然緒花は浮ついてるのですが・・・菜子のほうが凄かった。
女スパイで女優デビューとか妄想が膨らんでます。
大人しい人がふとした切っ掛けで爆発することがありますが、今がそうなのか。
バッカみたいと斜めに構えている民子も例によって嬉しいのは一緒。
まあ徹のカッコ良い姿が見たいだけなんですが。
俳優がホントに来た。
組合の共同出資を断ってまで喜翆荘の独占契約を交わした縁。
こりゃいよいよドロンで涙目と思いきや、監督も俳優も来て本当に撮影がスタート。
すみませんヒゲのプロデューサー、絶対嘘だと思ってました。
しかも主演女優に喜翆荘は好評で、女将の顔もほころんでいる。
自らもエキストラ出演を快諾するなど表情は崩しませんが上機嫌。
順調過ぎる撮影に感慨深い縁は、崇子に昔話を持ちかけます。
嘗て縁は大学で映画研究部に属していた。
撮った映画はたった一本だけ。
本人は大真面目でしたが、傍からみるとちょっと問題ありの内容だった。
それでも夢を持っていた。
形は変わってこそ居ますが、それが実現しつつある。
更に言えば夢は叶わず旅館を継いだものの、自分より姉が適任であることは分かっていた。
夢破れて家業を継いでその仕事でも喘いでる自分。
姉は美しく・聡明で・輝いてた。
一歩間違えばシスコンの謗りを受けそうですが、本当の意味でのコンプレックス(引け目)だったんでしょうね。
普段とは違う雰囲気に崇子もクルものがある様です。
そして電話が鳴る。
撮影に遣うため、プール掃除に勤しむ緒花たち。
今回のサービスシーンはこれですか。
可愛らしく瑞々しい少女たちの戯れ。
これこそ縁の原風景。
三人娘は水撒きでズブ濡れになって楽しんでいます。
そんな折に電話が鳴る、というところで次回です。
前半ハラハラ、後半ホロリ。
当初はとにかくいつ騙されるのかと気が気じゃなかった。
要領は悪いけど縁は努力家の善人です。
際立つ才能が無くても何とか喜翆荘を盛り上げようとあの手この手を駆使しています。
そんな人が金も信用も失ってボロボロになっていく所とか目も当てられない。
一方でBパートは縁と崇子の昔話。
調子にのって口説きモード入った感じしましたが、崇子のリアクションは薄かった。
むしろ姉に対するコンプレックス話の方が彼女の心に響くものがあった気がします。
夢叶わずに、家業を継いで、それも上手くいかなくて四苦八苦。
崇子相手ならちょっと弱い部分見せた方が仲が深まりそうです。
でも縁には巴のほうが似合ってる気がしますがね。
次回は花咲くいろは 第17話 『プール・オン・ザ・ヒル』です。
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