まずタイトルが珍妙で気になりました。
何か演歌とポップスのタイトルをごっちゃにした様なタイトルですね。
緒花が帰って来た。
物理的に湯之鷺に帰って来たのもあります。
それよりも先週までの変な緒花、特に「ぼんぼる」成分が抜けたという意味で良かった。
鼻息を荒くすればするほど間違ったベクトルに突っ走っていた感のある緒花。
ようやく初期の戸惑いながら頑張る娘に回帰です。
そして松前皐月(緒花ママ)と言うのはどれほど恐ろしい存在なんでしょうか。
女将を始め全員が浮き足立っています。
誰が来ようと通常営業。
そういった女将自身が接客を拒否しているのはズルくないですか。
本当に厄介な存在だった。
弟の縁にとって昔からのトラウマというのは薄々分かってました。
・姉の宿題をやらされる
・お年玉をカツアゲされる
酷い姉です。特に後者は立派な犯罪です。
女将止めさせられなかったのか、縁はよくグレなかったと感心してしまった。
ドMだからお姉さんに似てるコンサル女に惹かれるのね。
巴にまでそう指摘され、同情すらしてもらえないのは可哀想過ぎる。
でも縁と巴の方が似合っていると思う、巴も気は強いですしね。
実家を飛び出して何年も帰っていないにも関わらず、喜翆荘の不満点と改善案を的確に指摘してしまう。
従業員にとっては面白くない存在です。
ただその言葉には筋が通っており、説得力がある。
だから余計に厄介です。
美人は得。
というのを皐月は最大限利用しているんだと思います。
傍若無人に振舞ってもどこか共感される。
ボロクソ言って逆にやる気を出させて最高を接待を引き出す。
子持ちのいい年したおばさんであり、緒花の母親なので巨乳でもありませんが、何やら色気を感じさせたりします。
散歩に同行させるわ、夜は母と娘に酌を要求するわと金額以上にコキ使いまくりです。
それでいて妙に人懐っこくて決定的には嫌われない。
コンサル以上に人の心を掴んでくるこの性格は本当の意味で恐ろしいですね。
緒花も修行次第では前回までのKYぼんぼる娘からこんな「イイ性格してる女」へと変貌するのでしょうか。
部外者にも関わらず一人で喜翆荘の従業員全員を使いまくり、そして彼女は帰っていきました。
最後に緒花に託した手紙には、最高の賛辞が書かれていました。
一同大喜び。
あれほど嫌がっていた皐月の評価に嬉しくなってしまう。
これこそ彼女がいかに恐ろしいかを物語っている気がします。
祖母と母の影響で恋愛経験値アップ。
孝ちゃんに振られた振られた言ってますが、思い込みという気がします。
孝一は振ったと思ってないでしょうし、あっさりメガネ女になびくとも思えません。
しかも三世代で飲んだ(緒花はジュースです)夜に、
四十万の女は一度や二度振られたって諦めない。
女将から恋愛成就の奥義を伝授されています。
これでお終いとも思えませんね。というところで次回です。
1クールの締めの話としては綺麗に纏まっていたと思います。
何より緒花にイライライライラさせられた先週までの不満が一切ありませんでした。
一皮向けた緒花が見ていて気持ちの良くなる活躍をこれからも期待します。
次回は花咲くいろは 第14話 『これが私の生きる道』です。
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