母を誘拐します。
先週の襲撃の件といい、発想がゲリラやテロリストみたく感じるけど大丈夫なのか。
孝ちゃんという奴も連れて行くなら手を貸してやる。
意外にも徹が条件付きで賛成してくれた。
こうして緒花はまず孝ちゃんを引っ張り出す義務を負うわけです。
空いた時間で徹は民子と二人、しっかり東京の美味いものをリサーチです。
惚れた弱みか緒花に甘い徹ですが、やるべきことはきちっとやるプロ根性は見事です。
デートみたい・・・。
浮かれる民子はその後地獄を見ます。
親子丼、天ぷら、うな重と間髪入れずに食いまくっていく。
流石に吐いてでも次を食えというのは厳しいですね。下手すりゃ過食を経て拒食症になりそう。
VSメガネ女。
電話が通じず、再び店に飛び込む根性も無い。
そんな緒花の前に波子が現れ、言い放ちます。
彼を解放して欲しい。
告白をほったらかし、それに気付いても今だに逃げ回っている緒花は最低です。
現状孝一は良い返事を貰う為、何を言われても逆らえないじゃないですか。
緒花の言いなりになるしか無い状態です。
しかし一方で緒花が不誠実なのはあくまで孝一に対してです。
波子に言われる筋合いはありません。
そもそも緒花が居なくなれば、波子の出番が来るという発想自体がおかしい。
早く私の番に回してよ!!
そんな決まりはありません。
でも負い目がある所為で言われるがままの緒花。
勝手に自己完結。
私孝ちゃんに甘えていた。
孝ちゃんがせっかく湯乃鷺に着た時も自分の困った話ばかり。
だから今回は甘えない、呼ばない。
そう行って孝ちゃんを連れてくるのを断念。
結局告白を受けるでもなし、振るでもなし、これまで通り宙ぶらりんのまま戻ってしまった。
最後まで孝ちゃんには何のフォローもしない緒花。
違うでしょう。恋人なら頼っても良いんですよ。
告白を保留した相手を、あれこれ利用しているからダメなんです。
告白を受け入れて、一緒に来て欲しいという話なら全然頼ってOK。
しかし緒花は自分の中だけで勝手に孝一と縁切り気分。
反省しても後悔しても、それで出す答えがまた間違っているのは何とかならないのか。
でも母ちゃんは来た。
ともかくも孝一を連れ出すのは断念して、皐月を引っ張り出そうと意気込む一行ですが、
意外にも自分から乗り込んできました。
お目当ては湯乃鷺の隣りにある温泉街ですが、とにかく来る気になってくれた。
理由はともかく母の里帰り、というところで次回です。
松前緒花は成長しないのか。
正直前回と今回の緒花の行動には殆ど共感できない、それほど酷いものでした。
私とは根本的に感性が合わないキャラクターなのかもしれません。しかし、
ひたすら自己中心的でしかも被害妄想の激しい性格に付いていけなかった。
皐月も同様ですが、彼女は自覚しているからまだ納得出来るんです。
緒花は主人公というよりむしろトラブルメーカーとして君臨するのか。
興味の対象がちょっとシフトしてきました。
次回は花咲くいろは 第13話 『四十万の女~傷心MIX~』です。
緒花…もどかし過ぎますよね。
でも、考ちゃんはもう緒花のために寝る間も惜しむことはしなくなったし、
緒花も自分だけじゃなく徹の考えも知って母親へのアタックするかしないか決めるようになった。
お互い心境が変わってきて、今まで自分の都合だけで頼っていた緒花と、
それを受け入れていた孝一の関係性が崩れたのが、あの「じゃあな」。
だから、緒花は最後に「戻れないんだ」と言った。
あれは縁が切れたというより、すれ違っていたなりに上手くいってた関係には戻れないってことなんじゃないかなと…
ある意味ここからがスタートな気もします。
確かに皐月と比べたら、自覚もないし不器用だし「ぼんぼる」ってなんだ!って感じですが、
皐月も同じ年の時は同じ葛藤経て今の姿があるから、成長しないってことは無いんじゃないかな…と思いたい!
寧ろ、悪い母親と正しい祖母の二人に育てられる緒花にそこそこの期待があります。
(前者の方が強くなるとトラブルメーカー一直線ですが…!)
突然の長文失礼しました。
ホビロンはまだしもシリアスなシーンで
「ぼんぼる」「ぼんぼる」
連発されると苦笑してしまいました。
なんか流行らせようと必死に連呼している様な気がして。
今の緒花って、皐月と大して変わらない。
皐月訪問で客観的に自分を見る機会が得られればと期待する次第です。