愛を知らない。
人間なら誰でも思いつくことが出来ない。
当たり前だ
幼少の頃から幽閉されて、外界との接触を断たれた娘ですよ。
しかも実の父親に。
こうなったのは灰色狼とか関係ないですし、
「あいにく親にも兄にも愛され事が無いんでね」
ぐらい言い返しても良かった気がします。
ジャンタン事件で知り合ったジャクリーヌと再開する久城。
相変わらず人とちょっとずれた天然娘みたいです。
しかし彼女結婚してたんですね。
てっきりグレヴィールと友達以上・恋人未満な関係と思ってました。
人見知りヴィクトリカ
平穏をかき乱すと言いながら、久城が来るのが楽しみなのがバレバレです。
しかし人を連れている事でちょっとビビってますね。
人形の振りして余裕を見せてやろうと試みます。
こ~わくな~い~バカ久~城~も居るし~
歌ってる時点で弱気丸出しですが、そんなヴィクトリカも可愛いですね。
天然ジャクリーヌには通用しないんですが。
知らぬは本人ばかりなり
そんな彼女ですが、実は殺人事件の容疑者にされたことがある。
当時彼女はグレヴィールの上司シニョレーとの縁談が進んでいた。
グレヴィールは真相解明をヴィクトリカに依頼し、代償としてドリル頭になった。
ドリル以前のグレヴィールはまさに貴族の優男、格好良いですね。
真犯人の動機については全く明かされていませんが、重要では無いと言う事でしょうか。
ヴィクトリカの推理で冤罪を晴らしたグレヴィール。
しかし自身が関わったことはジャクリーヌには告げませんでした。
晴れて無罪となった彼女は無事シニョレー夫人となりました。
好きな幼馴染が上司と結婚しちゃうなんて虚しい。
当時の価値観で言えば、貴族や王族に恋愛結婚なんてまず在りえません。
でもジャクリーヌは貴族(=シニョレー)の妻になれるほどの身分はあるんですよね。
頑張ればグレヴィール結婚できたんじゃないの。
父親と違って押しが弱いのか
彼女を愛しているからだ!!
ヴィクトリカにはハッキリ言えるのに、本人には言えませんか。
ブロワ伯爵はコルデリアを力づくでモノにするほどの肉食系です。
それに比べるとグレヴィールは随分と大人しいですね。
そもそもヴィクトリカをボロクソ言うのも「灰色狼」を必要以上に恐れる被害妄想という気がします。
「二度とジャクリーヌを愛するな、そう言えば良かったんだ」
代償の爪が甘いなとヴィクトリカを責め立てる。
そんな事してヴィクトリカに何の得があるのか分からないんですが。
・ヴィクトリカは自分と父親を恨んでいるに違いない。
・だから俺を陥れることに心血を注いでいるんだろう。
・そもそも灰色狼の血族は邪悪。
勝手な思い込みで一方的に邪険にしてるだけじゃないのか。
いつも悪いことばかり考えている人が、他人も同じ事考えていると思い込んでるだけ。
小物の思考にしか見えませんね。
でもショックを受けるヴィクトリカ
・・・そんな事考えていたんでしょうか。
痛がりで精神的に脆そうなヴィクトリカとは思えません。
でも久城のお陰で変化していると思っているなら、これは良い傾向なのかな。
とりあえずヴィクトリカを泣かせたグレヴィールは許せん。
久城早く来てフォローしてやって欲しい、というところで次回です。
あとコルデリアがどういう人物なのか未だに見えてきませんね。
ブロワ侯爵に無理やり妻にされるようなタマにも見えない気がする。
或いは後天的に強くなったのでしょうか。
だとしたらますます灰色狼は関係無い気がします。
次回はGOSICK─ゴシック─ 第12話 『夏の午後に蝉の声を聞く』です。
ども、お久しぶりの通りすがりです。
あ~違うんです。確かに閉じ込められて育った事も、「今」のヴィクトリカを形作った要素ではありますが・・・彼女は閉じ込められたから異常になったのではなく、異常だったから閉じ込められたのです。
何せ、学園に移送するために閉じ込めていた塔から出したら、屋敷中の人間が恐怖におののいたほどですからね。「悪魔」「怪物」と呼ばれる、その本当の所以は、むしろそちらと言っていいでしょう。彼女が愛情を注ぐ相手が母親以外に現れた事は、奇跡とでも呼ぶのが相応しいでしょうね。むしろその感情を、「愛情」だと認知しているかどうかすら怪しい。
グレヴィールがヴィクトリカのことを(100%ではなくとも)嫌っているのも、その異常さに気付いてしまったからです。昔の彼は、毎日妹の様子を見に行っていましたから。ヴィクトリカはそんな彼を、あの手この手で追い出していましたが。
でもその頃はまだ、妹が自分を邪険にするのは、ここに閉じ込められた事を怨んでいるからだ、と思っていたのでしょうね。
・・・むしろそうだったらどれだけ良かったか、きっとあの二人の関係だって、今よりよっぽど良好だったろうに。
そういう事でしたか。
アニメしか見ていないとちょっと分かりませんね。
そうなると久城の存在感が物凄く重要になってきそうです。
或いは後々やるネタかもしれないので、書くのはちょっと控えます。