へうげもの 第04話 『カインド・オブ・ブラック』

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帝の前で馬揃え。
こちら武士としてどれだけ「粋」かを京の大衆にまで見せ付ける機会みたいです。

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戦国ファッションショー
ゼブラ袴にマント、そして王冠に花の枝(梅?)。相変わらず信長はトバしています。
名のある武将は華やかだったのですが、可哀想なのが権六こと柴田勝家。
小汚いだの下品だのと評価は最低。
確かに泥を被ったマタギみたいな服でしたがそこまで言わなくても。
センスが良い=珍しい服を沢山買ってくれる。
そのため商人の評価が辛くなるのは仕方ないですが。

因みに派手好きの秀吉は毛利攻めで不在。
キンキラキンに着飾った秀吉の晴れ姿も見てみたかった。

光秀の怪しい目
信長に佐久間信盛(さくま・のぶもり)の赦免を申し出た光秀ですが、にべもなく断られます。
曰く「やつはもう古い」と一顧だにしません。
断られた光秀の表情が怖いですね。
着々と「裏切りポイント」が蓄積されている気がします。

しかし光秀が佐久間赦免を申し出ると言うのは意外です。
一説には佐久間の失脚には光秀が讒言したのが原因と言われているからです。

佐久間が追放されてのち、彼に代わって織田の中心となる軍団を率いることになったのは光秀です。
つまり佐久間が消えて一番得をした。
それだけに庇い立てするのにちょっと違和感ありますね。

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しょんぼり佐介
馬揃えでは織田長益(おだ・ながます)に数寄者として敗北。
茶道楽としては山上宗二(やまのうえ・そうじ)に知識で及ばない。
今回の佐介は凹まされてばかりです。

齢37歳にして今だ200石。
居並ぶ将は大名ですから1万石以上。
例え信長の直参で覚えがめでたくとも武功が無いと安月給。
せめて馬揃えで一番の数寄者を気取ろうとするのも分かります。

義兄の中川清秀ともどもルソン(フィリピン)の反物で度肝を抜こうとする。
そんな野望はピンク色の裃を着てクロスの付いたターバンを巻いた長益に撃沈。 

更に千宗易の高弟である山上宗二。
彼はあの松永久秀が冥土の土産に持っていった茶釜「平蜘蛛」 をよくないと酷評した人物です。
これに反論を試みるも、見た名物の数比べ&それに基づいた批評で遠く及ばない。

その上この山上という人物、知識を鼻に掛ける嫌味な性格をしています。 
知ってか知らずか佐介が疎い茶袋の話を持ちかけてくる。 
分からないので教えてほしい。
ここで見栄を張らずに教えを乞うた佐介は偉い。
今は山上に及ばずとも、まだ伸びしろが有りそうです。 

デンジャラス宗易
自身の最も好きな色「黒」をあしらった日本製の茶碗が遂に完成。
カッと眼を見開いた宗易が怖いです。
更に秀吉から「何故黒が好きなのか」と聞かれて答えた内容が凄い。
一切の無駄を省いた究極の色。
ここまでは単に人の好き好きですね。

いずれは「黒が最高=日本製の茶碗が最高」であると世に広めたい。
その為には信長ではダメ。
まあ彼は舶来品大好きですからね。
だから秀吉に天下を取って欲しい。
この男、秀吉に謀反を促しています。
政府転覆を望むと言う、超危険な発言。
信長の耳に入ったら打ち首もんです。
黒サイコー。
この考えを広める為だけにそこまでやるとか常軌を逸しています。
そして秀吉の強張った顔が物凄く怖い、というところで次回です。

光秀の不満が溜まっていく所と、腹の探りあいをしながら謀反へと結実していく秀吉と宗易の描写が最高でした。
芸術の為なら、自身の価値観を広める為なら手段を選ばない宗易が凄すぎますね。

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新ヒロイン?
宗易の娘「お吟」が登場。
おせんに続く2人目の女性メインキャラでしょうか。
あの大入道からよくこんな美人が生まれたものです。
こちらは現代でも通用しそうな美貌ですね。 

次回はへうげもの 第05話 『決意のかけひき』です。 

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コメント(2)

佐久間信盛の追放が明智の讒言によるものという説はあんまり信憑性は高くないみたいですよ。

讒言説の出典は佐久間軍記でしょうが、これは江戸時代の初期に書かれたものですし、通常誰かの進言によって処分を行う際には、その言が事実であるかどうか調べさせるものです。
佐久間の追放後に明智が近畿地方の軍団を任されたのは事実ですけど、これは当時の明智の実力と信長からの信任を考えたら、まぁ当然の人事じゃないでしょうか。
また、信長は軍団は明智に任せましたが、佐久間の所領の大部分は自分と息子の信忠のものにしています。「一番得をした」のはだから織田家ですね。

どちらかと言うと、この佐久間追放が明智の謀反を促すきっかけになったと言う方が近いような気がします。その辺りは作中でも暗示されてましたが。

コメントありがとうございます!
「へうげもの」のコメントは特に嬉しいです。


佐久間軍記の信憑性についてはおっしゃるとおりだと思います。
こちらとしても一つの可能性として書いてみた次第です。


劇中ではかなり仲が良かったという感じでした。
だからこそ妥協案の「追討はせず」でも光秀は納得できなかったんでしょうね。

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