エンリ達に誘拐されてしまったクレインとネッサ。
彼らの目的が良く分かりませんでしたが、今回かなり明らかになってきました。
●フラクタルを拒絶した村
鼻息が荒いだけの兄ちゃんとそのバカな妹だと思っていましたが、違った。
彼らは独自のコミュニティを作っており、かなりの人数が生活していました。
更に彼らは全員「ターミナル除去手術」を受け、バイザーを装着しないとドッペルであるネッサが見えない。
少女はネッサを無視したのでは無く、見えなかったのです。
そしてフラクタルの治療システムも無いので病気になったら病院に行く。
この時点だと不便が好きな変わり者の集団にしか見えませんでした。
「昔は良かった」というありがちな年寄りの愚痴を実際にやっっちゃった人たちです。
●ネッサを嫌いな人はネッサに触れない
以前クレインもネッサに触れなくなった時期がありましたね。そして今回スンダがネッサに触れなかった。
クレインはネッサを鬱陶しく感じたのが原因ですが、スンダはドッペルそのものを嫌っているみたいです。
そしてネッサは自分を嫌っている人と居るのを好まない様です。
前にクレインが触れなくなった時も急によそよそしくなりましたしね。
代わりにエンリに付きまとい、電子機器に介入してイタズラ三昧です。
そろそろ善悪の区別を付けさせないとウザキャラになりそうです。
●ロスト・ミレニアム(失われた千年)
アンティーク大好きなクレインは最初グラニッツの村を楽しんでいました。
ところがスンダが「ロスト・ミレニアム」の一派と聞かされて渋い顔。
どうやらテロ集団としてそこそこ知られている存在みたいです。
フラクタルシステムの所為で人間は堕落してしまった。
おまけにフラクタルはもうすぐ崩壊する。
フラクタルが稼動してからの千年は失われた千年だったんだ!!
自分に酔ったアジ演説っぽいですね。
確かにシステムにおんぶにだっこの現状じゃフラクタルが崩壊したらほぼ人類はおしまいでしょうが、バルーンが落ちただけで終末が近い、というのは先走り過ぎな気もします。
●何コレ・・・旨い!!
誘拐されて歓迎の宴とか言われても・・・とあまり乗り気じゃないクレイン。
食事が渡されて目を丸くする。
フラクタルではあまり食事のシーンが描かれていませんが、全てチューブで摂取している模様です。
一話でジュース飲んでると思っていたのが実はご飯だったんでしょうか。
そんな彼だけに、素材がゴロンゴロン見える食事はまさに初体験。
凄い、いろんな味がする!!
最初「食えるのかこれ」という目で見ていたクレインですが、その味に感動。
そしてクレイン以上に興味津々なネッサ。
ドッペルである彼女は食事が出来ない。
どんな味か踊りで表現して!!
もう知りたくて知りたくて堪らないという様子でした。
生まれつき目が見えない人に、空の青さをどうやって表現したらいいんだ。
ここで思い出したのが江頭2:50の発言。
知らない人に口で感覚を伝えるのは、難しいですよね。
●いよいよ本題
翌日クレインはスンダに連れられて「星祭(ほしまつり)」阻止に同行します。
星祭自体はちょくちょく開催され、参加必須のイベントなのでクレインも行った事がある。
しかし何故そんな儀式を阻止する必要があるのか分からない。
そして留守番をいいつけられたネッサは不満たらたら。
当然付いてきます。データである彼女を留めて置くことは事実上不可能。
●星祭の真実
人は放って置くと現状に不満を抱いたり、フラクタルに疑問を抱いたりする。
そこで定期的に集めてそういった疑問や不平不満を除去。
つまり効率的に支配するための定期的な洗脳。
これはアップデートというよりディスククリーンアップですね。
一般的に通りの良い言葉として「アップデート」を使ったのかもしれません。
さすがにここまで来ると気持ち悪いシステムに見えてきました。
●銃撃戦
阻止するってどうやるのかと思いましたが、武力介入ですか。
そして敵味方が容赦なく死んでいく。
エンリお付のブッチャーがいきなり撃たれてびっくりしました。
更に相手も反撃を繰り返し、敵味方どころか儀式に来ていた市民まで巻き添えで撃たれる。
あまりのショックに嘔吐するクレイン。
自然死以外の人の死を見る機会なんてまず無いですからショック大きいでしょうね。
●ネッサが二人?そして・・・
そして儀式を行った巫女がネッサにうり二つ。
さらに途中から現れたいま一人の巫女は・・・フリュネでした。
更にネッサに似た子はフリュネを見て言います。
「お帰りなさい、姉様」
というところで次回です。
●ジブリかと思ったらマトリックスが混ざっていた。
現状だとコンピュータに支配されたというよりは、コンピュータに支配させたという感じですね。
かなり世界観の核心に踏み込んだ回だったと思います。
ちょっと牧歌的な日々でダレそうな気がしてたので来週が楽しみになりました。
尚、
フラクタルには次回の予告がありません。
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