刀語 第12話(最終話)『炎刀・銃』

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生きるという命令を守るつもりも無い。
自らを守れと言う命令を守る気も無い。
右衛門左衛門はとがめに致命傷を与えたものの即死はさせず、七花に「何と言って死ぬのか」聞くように促します。

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自身の死を理解したとがめは七花に遺言を託します。
「自分が死んだら『ちぇりお』を間違った意味で日本中に広めて欲しい」
今そんなギャグ言ってる場合か。

とがめが死ぬはずが無い。
七花を腹心にしてくれるんじゃなかったのか。
一緒に地図作りをするんじゃなかったのか。
必死に懇願する七花に対し、

全部ウソだ
とがめバッサリ切り捨てます。

この旅が終わったら七花を殺すつもりだった。
いつもそうやって来たと。
増して父の敵である虚刀流を許すわけが無いと。 

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それでも私は、そなたに惚れても良いか?
こうして一年共に旅をしたとがめは事切れました。 

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そして単身、尾張城へ殴りこむ七花。護衛を片っ端からなぎ倒して前進します。
その目的は、死ぬ為。
生きるという命令を守るつもりも無い。
自らを守れと言う命令を守る気も無い。
とがめを殺した右衛門左衛門なら自分を殺せるだろうという目算でした。

死にたいけど、弱い奴に殺されるのは嫌だ。
そんな戦闘マニアみたいな心境なんでしょうか。

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護衛では七花を止められない為、将軍の腹心11人+右衛門左衛門が変体刀を持って七花と相対する事になります。
多いので抜粋で紹介していきましょう。

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絶刀「鉋」の使い手。一番手という事で良く喋りましたが、 一撃でおしまい。

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千刀「鎩」の使い手。女でも手加減しない七花に何も出来ず壁掛けとなりました。

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賊刀「鎧」の使い手。北斗神拳の様に爆発。正直一番かわいそうな死に方。

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誠刀「銓」の使い手。
流石にこれ、どうしようもないんですけど。
リアクションが面白かったからか、殺されずに済みました。
ビームサーベルを期待したのですが本当にタダの柄だった。

まあ彼らは正直言って引き立て役です。
何せ元の持ち主より弱い上「刀を壊さない」と言う制約が無い七花は容赦する必要がありません。
増して今の七花は完了形変体刀・虚刀「鑢」として完成しているのですから言わずもがな。

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問題はやはり右衛門左衛門と炎刀「銃」です。
彼を倒せば全てが終わるものの、彼を倒さない限り何も終わりません。
否定姫が言います。
天守に来れたら、私を殺してもいいわよ。
七花は高速移動で右衛門左衛門を翻弄。
全部かわしたのか?

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いいえ、かわしてません。玉砕戦法でした。

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相打ち覚悟の打ち合いの中、わずかなスキを見つけて、

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七花八裂・改。
まさに肉を斬らせて骨を絶つ勝利でした。

右衛門左衛門の遺言を伝える七花。
姫様、貴方の為に死ぬことをお許しください。
最後まで辛気臭いやつ、とにっこり笑って言い放つ否定姫の心中やいかに。

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意外と、直ぐに自分も殺される→また会えるのに、とか思っているのかもしれません。
淡々と死を受け入れようとする否定姫でしたが、これを七花が否定。
残念ながら、あと一人しか殺せそうに無い。

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こうして七花は将軍を殺害、一連の騒動の大元を断ち切ったのでした。
その後七花がどうなったかと言うと、自らの意思で地図作成の旅に出ていました。そして、

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否定姫が同行(ショートカットバージョン&右衛門左衛門のお面付き)。
屋敷から出た事の無い彼女が、パートナーとして七花にくっついて来ました。
結局幕府は息子が後を継ぎ、将軍家も無くならなかった。
四季崎の目論見は外れてしまいました。

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こうなると七花は前の将軍暗殺の犯人ですから追われる身。
ついでに否定姫も七花を利用して幕府転覆を図ったんですから同罪でしょう。

最初は嫌がっていた七花も付いてくるなら金の算段でもしろと役割を押し付ける始末。
代わりに追っ手と戦うのが七花の役目。否定姫は納得しますが、

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ただしその頃には、あんたは八つ裂きになってるかもしれないけどな。
この台詞をここで言うんですか。

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プンスカ→ニッコリした否定姫、というところで刀語はおしまいです。

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まさかの否定姫エンドです。
奇策でとがめは生きているんじゃないの?
或いは日和号の技術でサイボーグとして復活とか・・・。
とがめが好きな人には大ショックな展開でしょう。しかしながら、

この作品の主要人物の特徴は、ほぼ全員が自己中心的な人物と言うことです。
とがめはあくまで自分の為に生き、自分の目的を果たす為に七花を利用し、志半ばで死んだのです。
七花は自分の為に尾張城を襲撃し、自分の為に地図作りの旅に出る。
否定姫は自分の為に七花を利用し将軍を殺させ、自分の為に七花に着いて行く。

1年前は互いの都合でとがめと旅をし、1年後は否定姫と旅をする。
更に1年後は違う人物と旅をしているかもしれませんね。
加えて原作者の西尾維新の傾向として、セオリー、お約束、単純ハッピーエンドを避けるのが好きな様です。それを考えると、とがめと花がくっついて「めでたしめでたし」とはなりにくい。 

それにこのまま二人がくっつくとは限りません。
七花はとがめの髪を、否定姫は右衛門左衛門のお面を形見に身につけています。
簡単には行かないでしょう。

エピローグと他の者たちのその後も入ってエンディングの構成としては申し分ありませんでした。
そして何より、池田昌子さん(ナレーション)の声を一年聞けて嬉しかったですね。
池田さんはじめ、スタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。

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コメント(4)

こいさん、こんばんは!いつもTBでお世話になっております。風庫管理人AOBAと申します。
この度は相互リンクのお誘いまでいただき、ありがとうございました!
こちらこそ是非よろしくお願いいたします。

>流石にこれ、どうしようもないんですけど。
誠刀「銓」の使い手ちゃんの途方に暮れっぷりに、そんなシーンじゃないと分かってても和んでしまいました。
人によってはバッドエンド?とションボリされちゃうかもしれない終わり方でしたけど
個人的には納得のいく好みの〆方だったように思いますw

ではでは、お邪魔いたしました。

>AOBAさん
相互リンクのご承諾ありがとうございます!
早速追加させて頂きました。

>流石にこれ、どうしようもないんですけど。
完成形変体刀で最も優秀なのは誠刀「銓」かもしれません。

何せ使い手の皿場ちゃんが生き残りました。
「強いものが生き残るのではない、生き残った者が強いのだ」

のちほどサイトにご報告に伺います。

先程はTBありがとうございました。

ブログの記事も色々見させて頂きましたが、レビュー内容が細かく とても参考になります^^

刀語は賛否両論分かれそうなエンディングでしたが、僕も個人的には満足しています。
あのあと、否定姫と七花がどう旅をしたのかも気になってしまいますが(笑

また、宜しければ相互リンクをお願いできないでしょうか?><
未熟なブログですがご迷惑で無ければ宜しくお願いします

>ざっきーさん
相互リンクを申し込まれたのは初めてです!
もちろんOKです。早速リンクいたしました。

>ブログの記事も色々見させて頂きました
まだ駆け出しなので、試行錯誤の連続です。
最初など絵をベタベタ貼ってるだけでした。
感想じゃなくてタダのダイジェスト紹介、と思う事も多数。

ともあれ、今後とも宜しくお願いします。
のちほどそちらにご報告に伺います。

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