先生、マスターサムライ化が見たいです・・・
三井寿ばりにお願いします。
宗朗のキスで久々に覚醒の十兵衛。
これで大逆転、と思ったら宗朗は慶彦に共闘を提案。
十兵衛からサムライゲノム取り出したから要らない。
慶彦にべもありません。
実践で試しても居ないのに、人工マスターサムライに自信持ちすぎじゃないでしょうか。
そりゃ行き詰っていたイザナミ計画が一気に進み、マスターサムライ量産が叶った余裕はあるでしょう。
でも手と駒はより多くそろえるのが将だと思います。
日本全国どこへでも、一時間以内にお届け可能なマスターサムライ。
ピザの宅配か。
そして量産が叶った為に試作品であるニアも用無しとして切り捨てます。
これに不快感を感じた十兵衛が慶彦に攻撃を開始。宗朗や千姫の制止も聞きません。
将の命令を受け付けないマスターサムライってどうなんでしょう。
切り捨てられた筈なのに、慶彦を庇って十兵衛と戦うニアが泣けてきます。
そしてそんなニアに対し慶彦は死んでも食い止めろと死守命令。
切り捨てたのにまた命令したりと慶彦も調子のいい男です。
何故ニアがここまでされても慶彦に入れ込むかというと、昔好きだったから。
ここから二人の馴れ初めが走馬灯のように流れ出しました。
三年前に留学してきたものの、ぼっちだったニア。
戯れに慶彦が相手をしたら懐かれた。
結局人工マスターサムライの実験台第一号にされるのですが、
どんなに邪険にされても慶彦を嫌いになれない理由がそれ。
ドMとか都合のいい女なんじゃないのか。
あと回想シーンが速すぎてよく分かりません。
そんなニアと十兵衛の戦いを何とか止めたい宗朗、遂に十兵衛覚醒時の拘束を引きちぎります。
宗朗が将として完全に覚醒。
そして手からブラックホール?を発生させ、十兵衛とニアの攻撃を吸収。
今度こそ慶彦も年貢の納め時と思いきや、
あなたはそんな人じゃないはずだ!!
宗朗土下座。慶彦を無理矢理『いいひと』にしようと下手に出て懇願します。
流石にこれは無理。そんな人って慶彦の本質とか何も知らないのに言われても。
当然慶彦は取り合わないですね。いちおう、
「国を背負わされた者の気持ちが分かるか!」
と、支配者の家系に生まれた苦悩とか暴露してましたが。
その時義仙の術が完成し、施設は謎の触手に覆われてしまいました。建物は崩壊し戦いは水入り。
千姫と幸村は脱出できたものの、宗朗と十兵衛、慶彦とニアが取り残されました。
この期に及んで慶彦を庇うニアが健気過ぎます。本当に慶彦には勿体無いイイ女です。
しかも義彦が最初にくれた折り紙を後生大事に持っていた。これは慶彦も感じ入るものがあった模様。
一方の十兵衛は夢うつつ。覚醒十兵衛が語りかけてきました。
なんでも完全な将として覚醒した宗朗と次にキスすることで、柳生十兵衛は完全に覚醒するとか。
完全に覚醒、ということは今の十兵衛の人格は消え去ってしまう。
外では義仙の攻撃に対し人工マスターサムライ部隊が展開。
しかし将たる慶彦を欠く現状では力が発揮できていないとか。
いっそ生徒に強力を仰げば、と兼続が提案するものの、
人工マスターサムライすら叶わない相手に意味が無いと千姫から相変わらず役立たず認定されてます。
目を覚ました十兵衛に、宗朗は力を貸してほしいと提案。
十兵衛、キスしよう。
キスをすれば消えてしまう今の十兵衛の心境や如何に、というところで次回です。
タイトルからニアがマスターサムライ化するかと思ったら、慶彦への拘りを見せ付けられただけでガッカリ。
慶彦とニアの馴れ初めとか誰が得するんでしょう。
そしてとにかく宗朗が煮え切らない。
説得不可能な慶彦に無駄な泣き落としばかりで話が進みません。
当初の決断力に富み、一本筋が通ったキャラクターは何処へ行ったのか。
適当に気絶させて、千姫が指揮を代行でもすりゃいいじゃありませんか。
でも一番の犠牲者は慶彦。
構成の都合で、登場時とは打って変わった小物化ぶりに涙が止まりません。
宗朗達が義仙にやられそうになったとき、颯爽と出てきた格好良いライバルキャラの面影は最早ありません。
どうしてこうなった。
無理やりラストバトル展開に持っていったからです。
1クールだろうが2クールだろうが、最後はそれなりの敵と戦って締めたい。
製作側にそんな思惑があるのかもしれませんが、視聴者はついていけません。
最後にバトル無くてもいいじゃないですか。
山場を持ってくるため、無駄に原作を駆け足で省略しないで欲しいです。
普段どおりのドタバタで終わっても一行に構いませんよ。
飛ばした話はやり直すことも出来ませんし、原作の無駄遣いだと思います。
『いちばんうしろ大魔王』の悪夢。
序盤は面白いと評判だったものの、中盤からシリアスに移行。
説明台詞オンパレードの詰め込み超展開で尻つぼみ。そして視聴者は置いてきぼり。
この展開が凄く似ています。
ともかくも来週で最終回。
百花繚乱は大魔王の轍を踏むのか否か、最後まで見守っていこうと思います。
次回は
百花繚乱サムライガールズ 第12話(最終話)『さよならの忠』
です。
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