棺姫のチャイカ(1)[榊一郎] 平和を望まない主人公。 - こいさんの漫画・ライトノベルの感想

棺姫のチャイカ(1)[榊一郎] 平和を望まない主人公。

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棺姫のチャイカI (富士見ファンタジア文庫)


書かないっつったけど書きます。
以前「アニメから入ったので比較だけしてレビューはしない」と言いましたが、書くことにしました。
理由はアニメ2期のラストに不満があるからです。

▼記事▼:『棺姫のチャイカ』原作第一巻を読んでみた、アニメで語られていない部分など。

なんで10話なの。
昔1クールと言えば全13話でした、現在は全12話の方が多いですね。
更に最近出てきたのが全10話というもの。
しかし「棺姫のチャイカ」第2期が全10話になるとは思わなかった。
なんで?第1期全12話だったじゃん!!
お陰で最後はあからさまな圧縮展開。
それまで凄く面白かったのに終盤一気に尻つぼみとなってしまった感がある。

原作は面白い、原作を読め!!
面白くない、と言われるアニメを養護する原作ファンの常套句です。
そしてこれほど意欲をそそらない言葉も無い。
原作とアニメ、確かに違いはありますが、大して違わないと思っちゃうもの。
でもチャイカは途中まで無茶苦茶面白かった。
徹頭徹尾つまらなかったアニメとは違う。
原作は面白いかも、というか面白いからアニメも終盤まで面白かったんだろう。
という訳で読んでみることにしました。

舞台は戦後。
戦乱渦巻く…ではなく戦争が終わったファンタジー世界が舞台です。
長い戦国時代の末に元凶とされたガズ帝国とガズ皇帝が六カ国連合によって滅ぼされた。
そして世の中平和に…なってません。
まだまだ戦後の混乱から脱しきっていないという状況です。 

ファンタジーでニートって大丈夫?
良くも悪くも現代社会って恵まれている。
中世あたりの世界観で働かずに何もしなかったらホントに死んじゃいそう。
でもトールは働かない、妹の稼ぎでなんとか食ってるダメ人間。
忍耐の極みに達した妹・アカリに殺されそうになったので山へ山菜採りに。
そこで出会ったのが山道を行くには全く似つかわしくない娘・チャイカ。
銀髪に紫の目に品の良さそうな顔立ち。
ただでさえ目立つのにそれ以上に彼女を目立たせるのは背負った大きな棺だったと。

必殺関羽?
棺を背負った人物といえばゲーム「ドラゴンクエスト」のII以降でパーティーが死亡した時の他のキャラ。
あと思いつくのが漫画「横山光輝 三国志」の登場人物・龐徳。
元は西涼の馬超配下でしたが魏に降伏。
その後蜀の関羽との戦いに駆り出されるのですが問題がありました。

蜀には嘗ての主君・馬超がおり内通や裏切りを疑われてしまう。
これに対し龐徳は棺桶を持参し「必殺関羽」ののぼりを立てて打倒関羽を誓う。
そんな訳でこのチャイカも誰かを倒すとか復讐する目的があるのかと思いました。

魔砲で魔法。
お約束通りこの世界には魔法が存在し魔法師(ウィザード)という職業の人物が使用します。
でもギミックが独特。
機杖(ガンド)と呼ばれる銃のような形状の杖を使い、魔法の燃料として弾丸状の「念料」を使用。
要するに銃と弾丸で発動する魔法みたくなってますね。

乱波…忍者の別称。
怠け者なのに体術に優れるトール。
その正体は嘗て隠れ里の様な所で訓練に明け暮れた乱波師(サバター)のなりそこない。
何故なりそこなったかというと、仕事する前に戦争が終わったから。
平和な世の中に忍者なんて無用の長物どころか汚れ仕事を請け負った関係上、貴族や王族にとって都合の悪い存在。
結局里は滅ぼされ、仲間は散り散り。
子供の時から乱波師になるためだけに生きて来たので、目的を失っていたという訳ですね。

チャイカの目的と正体。
彼女はあるものを集めるために旅をしていた。
それは魔法念料とされたある人物のバラバラになった体。
その人物こそガズ皇帝。
チャイカの本名はチャイカ・ガズ、ガズ皇帝の娘。
彼女の目的は父の遺体を集め、弔うという一見まっとうなもの。

しかし周囲がそれを許しません。
まずガズ皇帝の娘が生きていただけで大問題。
旧臣が亡国の姫を旗頭にいつガズ皇帝を再興するか分かったもんじゃない。
更にガズ皇帝の遺体は帝国を滅ぼした「英雄」が戦利品として分割保持している。
はいそうですかと渡してくれるはずもなく奪い取る事になる。
せっかく訪れた平和な世界で、新たな火種になりかねない。
そうはさせまいとクリーマン機関がチャイカを追います。

戦乱上等だ!
チャイカの存在も目的も危険極まりないもの。
そんな人物に雇われるなんてリスク高すぎる。
しかしトールはチャイカに付き従う。
チャイカが可愛いから…というのは冗談で、戦国時代に戻りたいから。
こっちは冗談じゃなく本気です。

戦場以外に活躍の場がない。
乱波師以外の生き方なんて知らない。
まるで「ランボー」の様な悲しき存在。
そんなトールに取ってチャイカの存在は渡りに船。
結構なことだ、戦国時代に戻してもらおうじゃないか!
およそ主人公らしからぬ物騒な物言い。
どう考えても正しいのはクリーマン機関の方です。
しかしチャイカ、トール、アカリのキャラクター故かあまり悪党には見えませんね。
果たしてこの珍道中どうなるか…という所で続きます。

アニメは端折っているので見応えがある。
端折っていると言ってもちゃんと再構成してたので面白かったですが。
お陰で原作見ると目新しい部分も多い。
冒頭山の中から始まるアニメに対し、ベッドでアカリ馬乗り状態から始まる原作とか。
アニメから入って原作読む価値は十分あると感じました。

あと榊一郎と言えばグロ描写が容赦無い。
イコノクラスト!は面白かったけど胸焼けしました。
あれアニメ化無理でしょうね。 
ここらへんは抑えてくれると助かるんですが、どうなるやら。

アニメ版「棺姫のチャイカ」レビュー一覧

公式サイト公式サイト(原作) / ウィキペディアニコニコ大百科 / 公式Twitter(#棺姫のチャイカ #棺姫のチャイカAB #chaika_anime) / Gyao!


新しい記事: 棺姫のチャイカ(2)[榊一郎] ドラグーンのスペックがチート過ぎる。

古い記事: おとめ妖怪 ざくろ(6)[星野リリィ] アニメと結構違う。

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