怪物王女(1)(2) アニメ化は不遇だった。 - こいさんの漫画・ライトノベルの感想

怪物王女(1)(2) アニメ化は不遇だった。

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原作漫画は全20巻で完結しています。
また2007年に2クールでTVアニメ化されています。
加えてコミックス限定版でのOADで新作アニメも作られている作品です。
因みにTV版とOAD版はスタッフ・キャストともに一新されており、内容にも若干の違いが見られるのですが詳細は後述します。

あらすじ。
両親を亡くして姉と二人暮らしの中学生・日和見日郎(ひよりみ・ひろ)は交通事故に巻き込まれてしまう。
奇跡的に無事だった彼は目覚めるものの、何かに導かれるように丘の上の屋敷を目指す。
そこでは事故に遭った時に見た美しい少女が化け物と戦いの真っ最中。
更に少女の危機に際し身を挺して庇った日郎は致命傷を負ってしまう。
…しかし彼は死ななかった。
実は日郎は交通事故で一度死んでおり、この少女「姫」によって「血の戦士」として蘇った存在だった。
そして姫は異形の怪物達を統べる怪物の王…怪物王女であった。

彼女は次期王位継承を巡って兄弟たちと骨肉の争いを繰り広げていた。
日郎は姫の血で不死身となったものの、定期的に血を貰わないと消滅してしまう。
文字通り姫無しでは生きられない体となった日郎は怪物同士の争い、怪物の王たちの王位継承争いに巻き込まれていく。

●怪物王女1

怪物ちゃん?
タイトルやメンツから藤子F不二雄の「怪物くん」を彷彿とさせます。
怪物くんとしもべを全員女性にしたような感じですね。
姫の第一の下僕は人造人間フランドル。
台詞が「ふが」しか無いのが「フンガー」としか喋れなかった怪物くんのしもべフランケンそのまんま。

そんでもって客分とはいいながら狼女が出ましたね。
フンガーフンガーフランケン。
ざますざますのドラキュラ。
ウォーでがんすの狼男。

こいつらが揃う日も近そう。

怪物王女なのにあまり怪物っぽくない。
見た目は金髪の白人少女。
特殊な能力は前述の「血の戦士」を生み出す能力ぐらい。
本家怪物くんみたく手足が伸びたり顔を変えられたり念力は使わない。
戦闘時は剣やチェンソーなど人間の作った道具で普通に戦っています。
姿形と戦闘スタイルはまるで怪物らしくありませんね。
まあヒロインが半魚人とかじゃ人気出ないでしょうけど。

日郎が加わったとはいえ彼は条件付き不死身なだけの中学生。
そんでもって姫も基本人間と大差ない。
戦闘はもっぱら第一のしもべフランドル頼み、これで王位争奪出来るのか不安です。
戦力の増強は必須ですね。

気になったこと。
姫や狼女(人間とのハーフ)のリザなどキャラクターの顔は大変かわいい。
一方で体の作画がちょっと変なところがあります。
何というか、子供の体に大人の顔が付いているようなチグハグな作画が見られます。
どうもこの作者、顔は上手ですが、体を描くのは苦手みたいですね。
姫の手足が短すぎるだろう。
と感じた事が何度もありました。

漫画を書き始めた頃、顔ばかり練習していて全身が上手に描けない。
何かそのままプロになった人という感じがします。
まあ慣れればあまり気にならないのですが。

TVアニメ版との違い。
もともとアニメを見てから原作漫画を見ています。
アニメの内容は…正直うろ覚えですが。
しかし血を飲むという設定が「命の炎」なる別物に改変されたのは当時でも知ってました。
TBSの厳しい表現規制に伴い、原作者が出した代替案だったそうです。
でもこれ変えちゃダメでしょ。
姫が自ら傷つけ、その血を与える事で成り立っている主従関係。
人間は「血」に特別な感情を持っています。
変な人魂じゃ絆を感じられない。

また怪物同士の戦いであり、姫はチェーンソーなどの武器を持ちだして戦います。
スプラッタでグロテスクなシーンが頻繁にあるのにこれもアニメではアウト。
結果として牙どころか背骨が抜けたようなアニメになってしまった感があります。

因みにこの点はOAD版では改善、原作通り血を与え、流血やグロ描写もほぼ再現されています。
一方でTVアニメとOADではキャスト、つまり声優が変わっている。
これは変えなくてよかった。
内容はともかくTVアニメ版の声優はキャラに結構合っていた。
OAD版は人気若手声優集めて適当に割り振ったかのようにキャラに声が合っていない気がした。
つまりTVアニメ版とOAD版にはどちらも一長一短のある仕上がりになっています。
それでもどっちが良いと言われれば、やはりOAD版を推しますね。

●怪物王女2

遂に王族が登場、そんでもってヴァンパイアも来て怪物トリオ結成か?
姫から見て妹に当たるシャーウッドが訪ねてきた。
ここで疑問を持つ日郎。
姫とは言わば地位、言うなればシャーウッドも姫です。
姫にも本名があるのかな…当然あるんでしょうね。

妹というだけあって実力も戦力も大したことは無いシャーウッド。
難なく撃退…と思いきやちょっとややこしい事になりましたね。
何度シャーウッド、自分を助けた日郎を気に入って血の戦士にしてしまった。
因みに姫が指から血を飲ませるのに対し、何故か脚の指から血を飲ませる。
幼女が脚を押し付ける、作者は萌えをよく分かってますね。
でもダブルブッキング。
一応元どおり姫の下僕で落ち着いたみたいですが、シャーウッド諦めて無さそう。
違う意味で姉妹争いが勃発しそうで楽しみですね。

そして遂に吸血鬼が登場。
相手は何と日郎の学校の高等部二年・嘉村令裡。
普通に学生やってました。
彼女が「何故か」日郎に目をつけるのですが…目的は勿論姫です。

彼女が出たことで怪物トリオが一応揃ったことも感慨深いのですが、
パンチラ要員。
という極めて重要な役割を担ってくれます。
ロングスカートにも関わらず頻繁にパンツが露見。
しかも決まって黒の大人下着、大変素晴らしいですね。

どこぞの王族の下僕なのかと思ったら。
単に姫の血が飲んでみたい、どうも単独行動の様です。
因みに令裡は処女にしか興味が無いそうです。
つまり姫が…って事ですか。

客分として居候しているリザとは犬猿の仲。
どうもこの漫画では狼男と吸血鬼は不倶戴天の敵同士。
令裡に血を吸われて操られてしまう日郎。
挙句姫を吸血してしまう。
いつもドSチックに血を与えている姫が血を吸われるのはちょっと興奮しますね。
王族の血VS吸血鬼の血。
この勝負はやはり姫に軍配が上がり、日郎は正気に戻りました。

逆襲して令裡を追い詰めるもののトドメは刺さない姫。
貸しにしておくみたいですが、結果として彼女もまた日郎にちょっかいを出す存在に。
人外の美女に好かれるのが日郎なのか。 

姫デレ。
日郎は血の戦士ですが、人間の心を持ったまま。
なので姫の犠牲を厭わぬやり方や、怪物視点の考えに疑問を持つことも多い。
敵に情けをかけちゃうのも人としての甘さが抜けないからなんですが、結果としてシャーウッドや令裡に気に入られています。

ラストで姫が言った、
お前は私の下僕だ、私だけを護っていれば良い。
はこれに釘を刺したものだったのか。
姫のツンデレっぷりがちょっと垣間見えた様で良かったです。
という所で続きます。 

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