●単発でこそ受けたけど、シリーズ化して人気が保てるのか。
新人作家のターニングポイントとなる第2巻です。
おまけに題材が「恋愛アンチ同士による恋愛」だけに、盛り上げていけるのか?
そんな心配が脳裏をかすめます。
●真涼は鋭太ほど恋愛アンチじゃないっぽいです。
エプロン姿で料理するヒロインを演じてみたり、キスに嫉妬したり。
フェイクと言いながら、恋人関係を楽しんでいるように見えますね。
いちおう千和を近づけないという意図はあるものの、むしろそっちを言い訳にして鋭太に接近している感じがします。
もしかしたら鋭太には最初から本気だったんじゃないでしょうか。
そんなフシが見られます。
●自称「元カノ(妄想)」
といいますか、今回は新キャラが登場。しかも二人。
一人は例によって鋭太に惚れちゃう女の子。
今一人は敵となる女の子です。
鋭太争奪戦に参戦するのは和風美少女っぽい秋篠姫香。
基本無口ですが、口を開くと電波な事を言い出すという現役の「厨二」女子です。
セリフ回しがかなり「涼宮ハルヒの憂鬱」の長門に似ています。
あっちは本物の宇宙人ですが、こちらはキャラ作ってるだけなのでかなり痛々しいですね。
但し興奮すると子どもっぽい性格が出てくる所は可愛いかった。
●真涼とは別の意味で性悪。
今一人は夏川真那。苗字で分かる通り夏川真涼の妹。
姉の銀髪に対し、金髪ツインテールの美少女です。
しかし性格は極悪。
すました口調してますが、真涼との仲は悪そうです。
多分後妻の子とかなんだろうなあ。
屈強なボディーガードを連れて尊大に振舞うなど、徹頭徹尾嫌な奴として描かれています。
父親の意を受けて、真涼を実家(スウェーデン)に連れ戻しに来たらしいのですが、鋭太はどうするか。
色々心配だったのですが、かなり楽しめました。
あの厨二ノートには他にどんな痛い記録が載っているのかも気になります。
★は4つ(★★★★☆)と致します。
●千和に勝ち目はあるのか・・・?
一つだけ気になるのが千和の存在。
付き合いの長い幼馴染。
それ以外の魅力が皆無じゃこの先辛そうです。
何か一つでも真涼に勝てる女の魅力があれば良いのですが、今のところ一つも勝てません。
真涼の泣き所である料理も千和だって下手ですし。
現在まで露骨なアテ馬「負ける幼馴染」にしか見えません。
姫香や真那の出番が増えると相対的に出番減りそうなキャラで心配です。
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