え、妹と恋人?
流石にこれは無いと思ったので、偽装彼氏って展開は読めてしまった。
近親ネタなんてエロ漫画じゃないと無理じゃないですか。
そしてここから京介の苦難の旅が始まります。
モデル事務所から海外進出しないかというかなり強引な誘いを受けた桐乃。
断る口実として架空の彼氏をでっち上げたわけです。
カワイイ妹が困ってる、しかも海外に連れてかれちゃう!
普通の兄妹ならそりゃ二つ返事で引き受けるでしょう。
しかし相手は桐乃です。
自分から恋人役頼んでおいてまったく演技する気がありません。
頼まれてやっているのになんでこうも非協力的なの?
それでも兄だから付き合ってやるのが涙ぐましいと言うか。
間が悪いと言うかお約束と言いましょうか。
恋人としてデート(のふり)をする二人は色んな知人と遭遇。
特に麻奈実と黒猫のビックリした顔、そして京介は困るわけです。
すると逆に桐乃は物凄く嬉しそうな表情をする。
むしろこの時だけ恋人演技に力を入れたりする。
本当の彼氏。
引き抜き騒動は一段落するものの、これが切っ掛けでギスギスした京介と桐乃。
次は本当の彼氏に頼むから。
この一言で更に関係がおかしくなってしまう。
本当に彼氏がいるのなら、京介に相談する必要も偽装彼氏やる必要もないと思う。
しかし京介は妹に彼氏が居るかも知れない事に激しく動揺。
あれほど喧嘩しても心配しちゃうのはやはり京介が「兄」だからでしょうね。
親は子供を、兄は妹を見捨てられない(逆はわりとある)。
肉親というのはそういうものです。
自分は嫌っても自分を嫌うのはダメ。
桐乃が連れてきた「彼氏」は非の打ち所のない人物だった。
投げやり感+レベルの高い彼氏にもうどうにでもなれと半ば思っていた京介。
しかし父から絶対に認められないという話を聞かされて大奮起。
京介大暴れで凌ぐと言うのはもうパターン化されていますね。
結局彼氏というのは大嘘。
でも誰に対して嘘を付く必要があるのかと言ったら京介しか居ないんですよね。
これを可愛いと取るか、面倒臭いと取るか。
要するに桐乃は兄をボロクソ言いつつも、自分から離れていくのは絶対に嫌という困ったちゃん。
特に自分が落ち込んだ時、困っている時は頼らせてくれないとダメ。
でもどんなに尽くしても感謝は(表向きは)しないんですがね。
さんざっぱら言いたい放題、やりたい放題の桐乃をこのラストで許せるか。
それでこの巻の評価が決まると思います。
私自身はまあOK、下の弟や妹ってこんなもんなんです。
それにしてもゲームの妹キャラ宜しく素直に「兄ちゃん大好き」て言ってれば済む話なんですがね。
何でも出来る桐乃ですが、コミュニケーションに難有りなのは最初から(オフ会でぼっち)したね。
またラストで意味深な引き。
ラノベの売り方として、以前は一つの物語が収束、切りの良い所でラストを迎えるパターンが多かったです。
最近は山場、特に意味深な台詞で切るのが多いですね。
前回に引き続き今回も似たような引きですが、落ちも同じような話になるのか。
だとしたら流石にワンパターンの域を出ないと思います。
今回は★3つ。
桐乃の彼氏ネタは大体落ちが読めてしまったので。
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